ビジネスもゲームもクリエイティブ用途も快適に! 生まれ変わった「Prestige 14 A11」シリーズを試す(1/3 ページ)

エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)のビジネス/ライトクリエイター向けノートPC「Prestige 14」シリーズが、最新のIntel第11世代Core搭載モデルに生まれ変わった。GPUも強化された4Kモデルをチェックした。

» 2021年09月08日 10時00分 公開
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 テレワークやテレスクールが急速に普及し始めてから1年以上が経過した。それに合わせてPCを購入したものの、いろいろと不満点が出てきた人や、何とか買い換えずにしのいでいたものの、長引く自宅作業に我慢の限界が来た人も多いだろう。そして、2021年秋には新しいOSのWindows 11が登場することも明らかになった。

 このような中で、改めて本腰を入れてPCを購入したいという人に最適なのが、MSIの「Prestige 14 A11」シリーズだ。

 約1.29kgの薄型軽量ボディーに、先進のCPUとNVIDIAのGeForce GTX 1650 Max-QのGPU、さらに14型と大きめの画面を搭載して、ビジネスやエンターテイメント、ゲームやクリエイティブまで幅広い用途に活用できる。

 今回は、高色域/高解像度の液晶ディスプレイを搭載した4Kモデル(Prestige-14-A11SC-010JP)の評価機を入手した。実機を見ながらその魅力を紹介していこう。

Prestige 14 A11 Prestige 14 A11は、先進のTiger LakeシステムとNVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Qを、約1.29kgの薄型軽量ボディーに凝縮したモバイルPCだ。ビジネス、ゲーム、クリエイティブなどさまざま用途で快適に使える

クリエイティブが快適! ゲームもできるGeForce GTX 1650 Max-Q

 Prestige 14 A11シリーズの大きな魅力は、スリムで軽量なボディーと、高い性能の両立にある。特にGPUに4GBのグラフィックスメモリを備えたGeForce GTX 1650 Max-Qを搭載している点は、モバイルPCとして大きなストロングポイントだ。

 描画エンジン(CUDAコア)の数自体は896基とGeForce MX 450(グラフィックスメモリは2GB)と同じだが、グラフィックスメモリとROP(演算結果をメモリへ書き出すユニット)が2倍あることによって、幅広いタイトルを快適にプレイできる。

 クリエイティブ用途においては、GPUの演算能力をさまざまなアプリで生かすためのプラットフォームであるCUDAにより、静止画/動画のレンダリング高速化、特殊フィルター効果の高速化など、多彩なアクセラレーション機能を利用可能だ。

 さらに、GeForce MXが非搭載のハードウェアメディアエンジン「NVENC」を統合しており、動画編集の書き出し(エンコード)時間を大幅に短縮できるのも大きい。

Prestige 14 A11 4GBのグラフィックスメモリを備えたNVIDIA GeForce GTX 1650 Max-Qを搭載する。ノートPC向けのGeForce GTXシリーズの中ではベーシックなGPUだが、実際のゲームやクリエイティブ用途の運用では、Intel/AMDの内蔵GPUやエントリーモデルのGeForce MXとは決定的な差がある。グラフィックスメモリが2GBではなく4GBというのも重要だ
Prestige 14 A11 アドビ「Lightroom Classic CC」の環境設定画面。GPUを利用したプレビュー高速化やリアルタイムのブラシ拡大など、さまざまなアクセラレーションが利用できる
Prestige 14 A11 Adobe Premiere Proのプロジェクト設定画面。NVIDIAにCUDA対応のレンダラーが実装されており、プレビューなどを高速に行える
Prestige 14 A11 Adobe Premiere Proのプロジェクト書き出し画面。NVENCを統合したGPUを搭載していると「ハードウェアエンコーディング」が選べる

幅広い用途に対応できるメモリ、ストレージ

 本製品のCPUは、4コア8スレッドのCore i7-1185G7(3.0GHz〜4.8GHz)だ。Intel最新の第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)のモバイル向けとしては上位のモデルとなる。

 Tiger Lakeでは、CPUの内部構造(マイクロアーキテクチャ)、製造技術(プロセスルール)ともに前世代から大きく進化して性能の底上げが行われている他、電力管理機能に優れ、省電力と高いレスポンスを両立させていることで定評がある。

 メモリは、一般的なDDR4-3200よりも高速かつ省電力のLPDDR4-3733を搭載しており、CPUやGPUの性能をより引き出すことができる。

 ストレージはPCI Express 4.0 x4対応のSSDで、一般的なPCI Express 3.0 x4よりもワンランク上の性能を持ち、容量も1TBと十分にある。

 ストレージは、データの格納以外にも利用頻度の高いデータを展開した状態でキープしておくキャッシュとしても活用されるため、ストレージが高速であれば、ビジネスアプリの起動などのレスポンス、ブラウザの表示、ゲームのロード時間、写真やイラストなどのプレビュー、サムネイル表示などが快適に行える。

 クリエイティブ用途で活用するならば、メモリは32GB、SSDは1TBの容量が欲しいところだが、本製品はどちらもしっかりと条件を満たしている。

Prestige 14 A11 CPUはCore i7-1185G7を搭載する。同世代で採用例が多いCore i7-1165G7よりも周波数が高く、標準周波数で200MHz、最大周波数は100MHz高い
Prestige 14 A11 ストレージは容量が1TBで、PCI Express 4.0 x4対応の高速SSDを搭載する。評価機はPhison製だった
Prestige 14 A11 CrystalDiskMark(ひよひよ氏・作)のスコア。シーケンシャル読み出しでは、PCI Express 3.0 x4の理論値を超えており、PCI Express 4.0 x4対応SSDならではの爆速スコアを記録した

約1.29kgと薄型かつ軽量で頑丈なボディー

 薄型軽量のボディーは、カーボングレイをベースとして、ダイヤモンドカットされたエッジにブルーを入れた上品なデザインが印象的だ。

 左右のベゼル幅が狭いスリムベゼルの採用により、モバイルとしては大きめの14型の画面を装備する。このスリムベゼルはすっきりとした見た目で、洗練された印象にも貢献している。

 モバイルノートPCに求められる頑丈さも十分だ。開発段階で米軍の調達基準である「MIL-STD 810G」に準拠した耐久性テストをクリアしており、安心して持ち運べる。

 バッテリーの駆動時間は公称で約10時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)だ。付属のACアダプターは出力90Wの仕様で、USB Power Delivery(USB PD)に対応し、15分の充電で最大1.5時間使える高速充電にも対応する。

Prestige 14 A11 ボディーサイズは、約319(幅)×219(奥行き)×15.9(厚さ)mm、重量は約1.29kgだ。身軽に持ち運べるサイズ感にまとまっている
Prestige 14 A11 すっきりとした裏面。放熱口が多数開けられているのが分かる
Prestige 14 A11 シックなカーボングレイに、エッジ部分にあるブルーのダイヤモンドカットが映える
Prestige 14 A11 付属のACアダプターは、90W仕様でモバイルPCとしてはサイズがやや大きめだ。実測重量はケーブル込みで427gだった
Prestige 14 A11 USB Power Deliveryに対応する。15分で最大1.5時間使用できる高速充電に対応している
Prestige 14 A11 標準でソフトケースが付属する。ACアダプターなどを無理なく収められるポケットが付いている
Prestige 14 A11 本体とACアダプターをソフトケースに収納したところ。本体だけだと少し大きめだが、ACアダプターの厚みを考慮するとピッタリのサイズといえる

 次に、インタフェースや液晶ディスプレイ回りを見ていこう。

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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年9月21日

Prestige 14 A11の製品情報

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