ベンチマークテストの結果を見ていこう。一部のテストでは参考として2015年に発売された旧型のノートPC(2コア4スレッドの第5世代Core i5-5300U、メモリ8GB、SSD 240GB)のスコアも掲載した。本製品はユーティリティーでパワーモードが選べるので、デフォルトの「エンターテイメント」と「パフォーマンス」の両方で計測した。
今回の評価機はメモリが8GB(8GB×1)のベーシックなスペックだった。シングルチャンネルのためCPU内蔵グラフィックス機能(Intel UHD Graphics)の性能をフルには出せていないが、それでも旧世代PCを圧倒している。
静音性や発熱の低さも見逃せない。デフォルトのパワーモード「エンターテイメント」ならば、アイドル時はもちろん、Webブラウズなどから高い負荷をかけてもファンが動作していると分かる程度の音しかしない。「パフォーマンス」でも全体に少し大きくなる程度にとどまる。
ボディーの発熱に関しても、アイドル時はもちろん、高負荷時でも不快な熱を感じるようなことはなかった。最軽量クラスのPCにも搭載可能な省電力のCPU(TDP 15W)を17.3型のボディーに内蔵しているだけに、放熱設計には余裕があるのだろう。
mouse F7-i5は、ビジネスシーンで快適に使える性能を持つだけでなく、豊富な接続端子や安定した高速通信が可能なWi-Fi 6のサポート、Webカメラとノイズキャンセリング対応マイクの標準装備など、テレワークやオンライン学習向けの条件をしっかりと満たす。
さらに、17.3型の大画面や打ちやすいテンキー付きキーボード、放熱設計にも静音性にも優れたボディーなど、使い勝手の部分も非常に優れており、使っていてストレスのないPCに仕上がっている。おうち時間での動画鑑賞も迫力の画面で楽しめる。
標準構成での販売価格は、税別8万9800円(送料と税込みで10万2080円)だ。Microsoft Office Personal 2019付属モデルも税別10万9800円(同12万4080円)から用意されている。予算に余裕があるならば、メモリを16GBに、SSD容量を512GBに増量すれば、より快適に、より長期間使うことができるだろう。
15型よりも一回り大きな17.3型の大画面は、長時間作業の疲労軽減に大きく貢献してくれる。大画面のノートPCを探していた人はもちろん、何となく15型で考えていた人も含め、テレワークやオンライン学習用に新しくPCを導入しようと考えているならば、ぜひ検討してもらいたい1台だ。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia マーケティング編集部/掲載内容有効期限:2021年9月18日