自由なスタイルで生産性アップと創造力のひらめきを支援する16型2in1ノートPC「Summit E16 Flip」の魅力(1/3 ページ)

エムエスアイコンピュータージャパンの「Summit E16 Flip」は、2in1タイプのPCながら16型の大画面に、Intel最新CPUの第11世代Core i7-1195G7、さらにNVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPUを内蔵したハイパフォーマンモデルだ。ペン操作も可能なユニークな製品の狙いを聞いた。

» 2021年09月28日 10時00分 公開
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 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から登場した「Summit E16 Flip」は、アスペクト比16:10の16型液晶ディスプレイ(2560×1600ピクセル)を搭載したフリップタイプの2in1 PCだ。

 16型の大画面2in1というだけでも珍しいが、さらにNVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPUを内蔵し、薄さ約16.9mm、重量約2.1kgのスリムで軽量なフォームファクターに収めているという、これまでにない製品に仕上がっている。

 製品開発の経緯や日本市場投入の狙いなど、気になるところを秋葉原にある同社のオフィスで、同社ノートPC営業部 部長のFelix Hung氏と、ノートPC営業部 スペシャリストの渡邉貴也氏に聞いた。

Summit E16 Flip エムエスアイコンピュータージャパンの「Summit E16 Flip」。薄さ16.9mmの薄型のボディーに16型の大画面、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPUを内蔵した2in1ノートPCだ。画面をフリップ(回転)させてタブレットなどマルチなスタイルで使えるだけでなく、タッチやペンでの操作にも対応する

自社工場が強み! 開発速度/高品質の担保/多品種少量生産を実現

―― 簡単に会社紹介をお願いします。

Felix氏 MSIは台湾に本拠を置くPC/PCパーツのメーカーです。2020年の売り上げはグローバルで約6000億円、従業員数は約2万7000人です。グラフィックスカードの出荷台数では国内No.1の実績(※1)があります。

※1 出典:BCNランキング2019年、2020年のデータを元にMSI調べ。

―― 日本ではグラフィックスカードやマザーボードのイメージが強いですが、最近はノートPCも好調のようですね。

Felix氏 日本市場における自社ブランドでのノートPCの展開は比較的最近です。2015年にキヤノンマーケティングジャパン様と国内パートナー契約を締結して本格的な展開を始め、そこが大きな転機になっています。2019年に提携を強化し、公式オンラインストア「MSIストア」の運営もスタートしました。2019年、2020年と2年連続でGeForce RTXシリーズ搭載ノートPCのシェアNo.1(※2)という実績を獲得できました。

※2 出典:GeForce RTXを搭載したノートPCとして。2019年、2020年 BCNデータを元にMSI調べ。

―― ノートPCにおける御社の強みはどこにあるとお考えですか?

Felix氏 独立型GPU搭載の高性能なノートPCが当社の得意分野です。グラフィックスカードの開発で培ってきた高耐久実装技術、冷却機構設計を生かし、冷却効率を高めてCPUやGPUの性能をいかに引き出すか、静音性とのバランスを取るかといったところに長けています。

 加えて、生産体制について、自社で工場を持っていることが大きな強みになります。外部の工場にOEM生産を委託するのではなく、全て中国と台湾の工場で生産をまかなっています。ここは他の多くのメジャーブランドと異なるところだと思います。

―― 自社工場を持っていることは具体的にどのような部分で強みになりますか?

Felix氏 開発から製造、検査までを自社で一貫してできるため品質管理がしやすく、品質を高いレベルに保てます。また、製品企画から製品化、市場投入までのスピードの点でも有利で、最新のGPUを搭載した製品をいち早く日本市場にも投入できています。

―― 新製品をスピーディーに投入できるのはそういう理由があったのですね。

Felix氏 OEM生産と違い、MOQ(Minimum Order Quantity=最低発注数量)の制限なく製品企画、開発ができるのも強みです。小量から生産できますので、豊富なラインアップをそろえることができます。小ロットからのカスタマイズにも迅速に対応することができるため、法人向けのPCでも好評をいただいております。

Summit E16 Flip 「自社工場を持つことがMSIの最大の強み」と語るFelix氏。右はSummit E16 Flipを持つ渡邉氏

ゲーム/クリエイティブ/ビジネスのどこでも活用できる万能PC

―― 御社のラインアップの中で、Summitシリーズはどのような位置づけになりますか?

Felix氏 Summitシリーズは、「ビジネス/ライトクリエイター」カテゴリーのフラッグシップの位置づけです。当社にはクリエイター向けとして「Creator」シリーズがありますが、そちらはかなり大規模な制作用途まで視野に入れたモデルです。もう少しライトなクリエイティブ用途やビジネスシーンを中心に、ゲームも動画編集も幅広く使いたいという方がターゲットになります。

 このカテゴリーには「Prestige」や「Modern」シリーズがありますが、Summitはその中でも最上位のプレミアムなシリーズで、高性能であるということだけでなく、デザインや質感、液晶ディスプレイの表示品質などにもこだわっています。

―― Summit E16 Flipは16型で画面が回転する2in1という、これまでにあまり例がないスタイルのPCです。開発コンセプトを教えてください。

Felix氏 開発コンセプトは「1台で何でもできる万能なPC」です。ゲーム、エンターテイメント、クリエイティブ、ビジネス、いずれの用途で活用できるのはもちろん、持ち運びもできて、マルチなスタイルでペンでも操作可能というところまで欲張りました。

―― 日本市場投入の狙いを教えてください。

Felix氏 新型コロナウイルスの影響で、生活様式が変わってきています。移動が少なくなり、在宅時間が増えたことで、PCの重要性が高まり、求められるスペックも向上しています。既存の13型モデル「Summit E13 Flip Evo」ではCPU内蔵GPUでしたので、選択肢として独立型GPUを備えたフリップモデルを提供したかったということがあります。

薄さ16.9mm! 美しさと使いやすさを兼ねた黄金比をフィーチャー

―― ボディーの薄さが約16.9mmという、このフォームファクターを採用した狙いについて教えてください。

Felix氏 持ち運びも含め、さまざまな場面で使っていただけることを意識しました。16型の大きな画面、GPUを搭載しながら、薄さを16.9mmに抑えています。米軍調達の基準である「MIL-STD-810G」に含まれる耐久性テストをクリアする頑丈さも兼ね備えていますので、安心して持ち運んでいただけます。

―― “黄金らせん”をフィーチャーされていますが、その意図は何でしょうか?

Felix氏 デザインについては、プレミアムな上質感を意識しました。落ち着いたブラックをベースにエッジはダイヤモンドカットしてゴールドのヘアライン加工で仕上げています。黄金らせんについては、古来より美しい比率とされている黄金比に近い、アスペクト比16:10の液晶ディスプレイを搭載していることをアピールする意図があります。黄金比やそれを活用した黄金長方形、黄金らせんは、古来より美しいデザインとして使われていますが、16:10のアスペクト比は、ビジネスでもクリエイティブ用途でも使いやすい比率です。

 ノートPCで一般的な16:9に比べ、作業領域が縦方向に広がるため、Webページもスクロールを少なく見られますし、オフィスで多用される縦長の文書、35mmフィルムカメラの時代から3:2のフォーマットが主流の写真も相対的に大きく表示できます。タイムラインをプレビュー画面の下に表示するビデオ編集ソフトとの相性も良好です。

Summit E16 Flip Summit E16 Flipのコンセプトに、古来より美しい比率とされている「黄金比」(Golden Ratio)の導入があるという
Summit E16 Flip 落ち着いたブラックにゴールドのアクセントを加えたプレミアムなデザインが印象的だ。ボディーの厚さは約16.9mmで、画面が大きいだけに薄さが際立つ

―― 液晶ディスプレイのお話がでましたが、クリエイティブ用途では、パネルの種類や色域も重要な要素と思います。そのあたりについてはいかがでしょうか。

渡邉氏 パネルはIPSレベルですね。IPS方式と同様の広い視野角、良好な発色が得られます。色域についても、映像業界最新の標準であるDCI-P3相当の広色域に対応しております。インターネットコンテンツの標準であるsRGBよりもはるかに広い色域をカバーしており、本格的なクリエイティブ用途にも使っていただけると思います。

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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年10月7日