VAIOストアで買うとメリット多し! 新型「VAIO SX14」「VAIO SX12」特別仕様モデルの実力をチェック(1/4 ページ)

VAIOが新型モバイルノートPC「VAIO SX14」「VAIO SX12」を発売した。同社が直営する「VAIOストア」で購入できる2つの特別仕様モデル「ALL BLACK EDITION」と「勝色特別仕様」の実力をベンチマークテストを通して確認してみよう。

» 2021年11月05日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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 VAIOシリーズのスタンダードである「VAIO SX12」「VAIO SX14」の新モデルが登場した。先代モデルのデザインテイストを継承しつつ、2021年3月に発売された「VAIO Z」の開発を通して得られた新しい技術を導入することで、より魅力的な製品となった。

 VAIOの直販サイト「VAIOストア」では、スペックをカスタマイズできるVAIO SX12/14の「CTOモデル」が販売されている。中でも「ALL BLACK EDITION」と「勝色特別仕様」は、CTO限定の“スペシャル”なモデルだ。

 この記事では、VAIO SX14のALL BLACK EDITIONとVAIO SX12の勝色特別仕様の魅力と実力をチェックしていく。

CTO CTO限定の特別仕様モデル「VAIO SX14 | ALL BLACK EDITION」(左)と「VAIO SX12 | 勝色特別仕様」(右)

さらに進化した「王道」と「コンパクト」の特別仕様

 VAIO SX14は、14型液晶ディスプレイを搭載する“王道”のビジネスモバイルPCである。一方で、VAIO SX12は12型液晶ディスプレイを搭載する“モビリティ”を重視したビジネスモバイルPCだ。まず、両者に共通の特徴をチェックしていこう。

 新しいVAIO SX14/SX12は、第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を採用するなど処理パフォーマンスを引き上げた一方で、VAIO Zから継承した技術を活用して薄型軽量かつ丈夫なボディーをキープしている。パフォーマンスが向上しながらも、長時間のバッテリー駆動を実現していることも魅力だ。

 天板には、VAIO Zのために東レと共同で開発した立体成型の複層カーボンファイバーを採用している。これにより、二律背反しがちな「剛性の向上」と「軽量化」を両立できた。他の部位の軽量化も進めた結果、バッテリーと放熱機構の重量増にも関わらず、最軽量構成では先代と同じ重量を実現できた(SX14は約999g、SX12が約887g)。

 今回取り上げるALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様では、天板を含むボディー各部に特別な加工が施されている。詳しくはそれぞれの紹介パートで解説する。

天板 新モデルの天板は、立体成型を取り入れることで剛性向上と軽量化を両立している

 先述の通り、ALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様はCTO限定の特別仕様モデルである。CTOモデルだけあって構成のカスタマイズにも対応するが、特別仕様に相応しく選べる構成は、1kgクラスのモバイルノートPCとしては最強クラスのハイスペックなものとなる。

 CPUは第11世代Coreプロセッサの中でも高性能な「Core i7-1195G7」(2.9GHz〜5GHz、4コア8スレッド)のみとなる。従来モデルと同様に、CPUのパフォーマンスを極限まで引き出せる「VAIO TruePerformance」も導入されている。

 メインメモリの容量は16GBか32GBから選べる。ストレージはPCI Express 4.0 x4接続の「第四世代ハイスピードSSD」で、容量は256GB、512GB、1TB、2TBの4種類から選択可能だ。

TurePerformance VAIO独自のチューニングVAIO TruePerformanceにより、ハイパフォーマンスの持続時間を維持する
冷却ファン パワフルなCPUを効率良く冷却するため、ヒートパイプや冷却ファンも改善されている(下が従来モデル、上が新モデルの冷却ユニット)

 VAIO SX14/SX12のキーボードは、VAIO Zのために新開発された新型ユニットを採用している。

 キーピッチは約19mmで、変則的な配置もない素直な配列だ。Enterキーやカーソルキーも十分な大きさを確保している。とりわけSX12では、コンパクトなボディーの横幅いっぱいにキーボードを備えるので、外観上のインパクトが大きい。

 新型ユニットでは約1.5mmのキーストロークを確保し、ディッシュ形状のキートップを採用することで打ちやすさを向上している。それでいて、タイピング音はより静かになっている。キートップに摩耗しにくい「フッ素含有UV硬化塗装」を採用していることも、同じノートPCを長く使う上でありがたい。

 ALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様では、以下の配列と仕様のキーボードを選択できる。いずれも、LEDバックライト付きだ。

  • 日本語配列/かな印字あり
  • 日本語配列/かな印字なし
  • 日本語配列/かな印字なし(隠し刻印)
  • US(米国英語)配列
  • US配列(隠し刻印)

 キートップの印字を黒色とした「隠し刻印キーボード」は、ALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様でのみ選択できる特別なキーボードだ。タッチタイピングの腕に覚えのある人はぜひ選びたい。特にALL BLACK EDITIONでは、その“黒さ”をより高める意味でも隠し刻印キーボードをお勧めする。

かな印字なし VAIO SX12では、横幅いっぱいにキーボードが広がる(写真は勝色特別仕様の日本語配列/かな印字なしキーボード)
US隠し刻印 ALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様でのみ選択できる「隠し刻印」はタッチタイプ派にお勧めだ。従来モデルの隠し刻印キーボードと比べると、バックライト利用時の視認性も改善している(写真はVAIO SX14 | ALL BLACK EDITIONのUS配列)

 VAIO SX14/SX12は、豊富なインタフェースも魅力だ。外付けのGPUボックスや超高速な外付けSSDの接続に使えるThunderbolt 4(USB4)端子は2基用意している。この端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

 さらに、1000BASE-T対応の有線LANポートやHDMI出力端子も備えている。モバイルノートPCでは、これらの端子が省かれることも珍しくない。変換アダプターを持ち歩く手間が省けるのはありがたい。

左側面 左側面にはUSB 3.0 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを備える(写真はVAIO SX14 | ALL BLACK EDITION)
右側面 右側面にはUSB 3.0 Type-A端子(常時給電対応)、Thunderbolt 4端子×2、HDMI出力端子と有線LANポートを備える(写真はVAIO SX14 | ALL BLACK EDITION)

 テレワークでは欠かせないWeb会議に向けた機能強化も注目ポイントである。

 Webカメラには、物理的にレンズを隠す「プライバシーシャッター」が搭載された。プライバシーへの意識が高まっていることもあってか、「使わないときはカメラをふさいでおきたい」という人も増えている。使わない時はシャッターでカメラを隠すことで、不用意に「写される」という心配から解放される。

 ALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様は、顔認証対応の約207万画素カメラを搭載している。フルHD(1920×1080ピクセル)での撮影にも対応するので、より明瞭な映像でWeb会議に参加できる。合わせて搭載されている人感センサーを活用すれば、「離席を検知したら自動でロック」「着席を検知したら自動でスリープ解除してログイン」といったスマートなセキュリティも実現できる。

 Webカメラの左右にあるステレオマイクは、機構の見直しを図ることで集音性能を高めた。特に本体各部から生じる“ノイズ”への対策は念入りに行われており、よほど強く打たない限り、本体のキーボードのタイピング音を拾ってしまう心配はしなくても良いだろう。

シャッター Webカメラには新たにプライバシーシャッターが付いた。左右にあるステレオマイクも、機構を見直すことで集音性能を高めている
人感センサー 顔認証対応カメラを備えるALL BLACK EDITIONと勝色特別仕様には、人感センサーも搭載されている。離席を検知してWindowsを自動ロックする設定はもちろんだが、着席時に自動的にスリープを解除する設定や、着席中にスリープ/ディスプレイオフ/スクリーンセーバーを無効化する設定も行える

 ただ、本体マイクをいくら改善しても、自分の周囲で生じる“騒音”や“環境音”はどうしても拾ってしまう。会議相手の音声に救急車やパトカーのサイレンの音、工事の騒音やペットの鳴き声が乗っかって「何だこりゃ」と思うことは少なからずある。逆に、自分が話す声に騒音や環境音が乗っかってしまうこともある。

 快適なWeb会議には、騒音や環境音への対策は欠かせない――そこで新しいVAIO SX14では、機械学習ベースのAI(人工知能)を活用して騒音や環境音をカットする「AIノイズキャンセリング機能」を搭載した。この機能を使うと、自分の周囲の騒音や環境音をカットして自分の声だけをクリアに伝えられるだけでなく、相手の声に混ざっている騒音や環境音をカットして明瞭に聞こえるようにしてくれる

 実際にAIノイズキャンセリング機能を試してみると、ビックリするくらい正確に騒音や環境音をカットする。Web会議にまつわる音で悩んでいる人にとっては、間違いなく重宝するだろう。

 なお、新しいVAIO SX14/SX12では、スピーカーユニットも大型化している。より大きな音を無理なく出せるようになったので、複数人が会議室などに集まってWeb会議に参加するシーンや、周囲が騒がしい環境でのWeb会議で役に立つはずだ。

AIノイズキャンセリング機能について

  • 本体内蔵のステレオマイク、ステレオスピーカーとイヤフォン/マイクコンボジャックで動作します。他の音声入出力デバイス(USB、Bluetooth、HDMI接続のオーディオデバイス)では動作しない場合があります
  • 外付けマイクデバイスでは、AIノイズキャンセリングの「プライベートモード」(正面方向以外の音をカットするモード)は動作しません

マイクのAIノイズキャンセリング マイクに対するAIノイズキャンセリング機能は、標準で「有効」となっている。本体の正面で1人で話す場合は「プライベートモード」に切り替えると効果が高まる
スピーカーのノイズキャンセリング スピーカーに対するAIノイズキャンセリング機能は、標準で「無効」となっている。説明にもあるが、音楽や動画の再生中は“逆効果”になってしまうので無効にしておくことをお勧めする
ミュートボタン ちなみに、新しいVAIO SX14/12ではFnキーを押しながらTabキーを押すとマイクミュートを設定できるようになった。ミュートの状態は、キー上のLEDインジケーターで確認できる
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提供:VAIO株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年12月3日