VAIO SX14 | ALL BLACK EDITIONは、VAIO SX14の特別仕様モデルの1つで、その名の通り全てが“黒い”ことが特徴だ。VAIO SX12にも同様にALL BLACK EDITIONが用意されている。
ALL BLACK EDITIONは、遠目で見ると量販店モデルにもある「ブラック」ボディーの本体との違いがあまりないように思える。しかし、間近で見ると、いろいろな点が異なることに気が付く。主な違いを箇条書きすると以下の通りだ。
特に天板のカーボン繊維の網目は、光が当たるとよく映える。個体差もあるため、複数台並べて見比べると、1台1台の網目が微妙に異なることも分かる。「世界で1台、唯一無二」を求めるなら、これほどまでにピッタリなモデルはない。
ボディーのサイズは約320.4(幅)×222.9(奥行き)×15〜17.9(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1064gとなっている。サイズや重量は先代のSX14とほぼ同じだが、バッテリーは先代の33Whから53Whへと大幅に容量を増やしており、フルHD液晶(タッチ非対応)を搭載する構成では最大30時間の長時間駆動が可能だ(※1)。
(※1)JEITA(電子情報技術産業協会)が定める「JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)」に基づく自社測定値
液晶ディスプレイは、以下の3種類から選択できる。
注目は、今回の新モデルから追加されたタッチ操作/ペン入力対応のフルHD液晶だ。タッチ操作は最大10点のマルチタッチに、ペン入力は4096段階の筆圧検知に対応している。ただし、スタイラスペンはCTOオプションとなる。
「クラムシェルタイプのノートPCにタッチやペンは必要なの?」と疑問に思う人もいるかもしれないが、クラムシェルタイプでもタッチ操作は意外と便利である。ペン入力も、画面を180度に倒せば違和感なく行える。
キーボードのFnキーを押しながら「2」キーを押せば、サッと画面を180度反転できるので、対面している人に画面を見せたり、自分の手元に画面を持ってきてペンでいろいろと描いたり(書いたり)するのも容易だ。
ちなみに、タッチ対応液晶を選択した場合は、本体重量が若干増す。とはいっても、筆者が試用した個体でも、実測重量は約1136gと持ち運んでも苦にならない軽さだ。液晶パネル内にタッチセンサーを統合した「インセル型センサー」を採用しているため、本体の厚みがタッチ非対応モデルと同一であることもうれしい。
VAIO SX12 | 勝色特別仕様は、VAIO SX12の特別仕様モデルの1つである。勝色は「かちいろ」または「かついろ」と読み、少し濃い藍色を指す。かつて日本に存在した武士たちは、この色を「勝ち」につながる縁起色として好み、武具に多く用いたともされている。
日本のもの作りの誇りと意思を受け継ぐ象徴として、VAIOではこの勝色をコーポレートカラーとして採用している。今回の勝色特別仕様は同社の設立7周年を記念して用意されたもので、VAIO SX14にも用意されている。
通常のCTOモデルとの主な違いは以下の通りだ。
VAIO SX14/SX12で勝色特別仕様が登場するのは、2019年モデル以来2年ぶりとなる。その時の天板は、カーボン繊維の網目が分かるようにつや有りで染色されていたが、今回はつや消しで染色されている。染料には限界レベルのパールパウダーが配合されており、つや消し加工でありながらも、光の当たり方によって色合いが変わるのは面白い。
ボディーのサイズは約287.8(幅)×205(奥行き)×15〜17.9(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約925gとなっている。サイズや重量は先代のSX12とほぼ同じだが、バッテリーは先代の33Whから53Whへと大幅に容量を増やしており、構成によって最大28〜30時間の長時間駆動が可能だ(※1)。
ディスプレイは12.5型のフルHD液晶で、他のオプションは用意されていない。SX14では搭載する液晶によって重量の増減があったが、SX12の場合は最重量構成でも約936gと1kgを切っている。持ち運びやすさを最重要視するなら、これほどベストなモデルもないだろう。
新しいVAIO SX14/SX12には、VAIO Zで好評だった新型ACアダプターが付属している。
このACアダプターは65W出力ながらも、非常にコンパクトで持ち運びやすい形状となっている。USB PDにも準拠しているので、本体だけでなくスマートフォンやタブレットの充電にも利用できる。
USB Type-C端子で充電するタイプのスマホ/タブレットを使っているという前提にはなるが、ACアダプターを複数持ち運んでいるという人は、VAIO SX14/SX12のACアダプターにまとめてしまえば荷物を減らせる。
新しいVAIO SX14/12のCTOモデルには、LTE/3Gエリアでの通信に対応する「無線WAN(モバイルブロードバンド)機能」を搭載するオプションが用意されている。データ通信用のnano SIMカードを別途用意すれば、Wi-Fi(無線LAN)や有線LANのない場所でもインターネットに接続できる。
なお、VAIOストアで購入する場合は、CTOオプションとして有効期限が1〜3年のプリペイドSIMカードを付属できるようになっている。特に1年タイプのSIMカードは無料で追加できるので、付けない手はない。
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提供:VAIO株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年12月3日