働き方のアップデートに「Windows 11×モダンPC」をどう活用すべき? 日本マイクロソフトの中の人に直接聞いてみたIT担当者必見!(3/3 ページ)

» 2021年12月09日 10時00分 公開
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Windows 11 PCの管理をしやすくする機能は?

―― 特に中小企業の場合、専門のIT管理者を設ける余裕がないという場合もあると思います。Windows 11 PCの一斉導入や管理における負担を軽減する機能はないのでしょうか。

春日井氏 “伝統的”な中小企業の方の中には拒否反応を示す方もいらっしゃるかもしれませんが、あえてクラウドで管理することを積極的にご提案したいです。言い換えると、クラウドでの管理は面倒なことをマイクロソフトに任せられるということでもあるからです。

 まず、導入段階では「Windows Autopilot」を使えば省力化できます。設定やポリシーやインストールするアプリを1回指定してしまえば、従業員に配布したPCがインターネットにつながれた瞬間に、企業/団体や部署固有の各種設定が自動適用されます。テレワーク中にPCの交換が必要となった場合も、いちいち設定しなおす手間が省けます。もちろん、一気に複数台のPCを渡す場合も同様です。

 導入後のデバイスの管理は、MDM(モバイルデバイス管理)ツールの「Microsoft Intune」で行えます。こちらは、Windows 10と11を混在して管理することはもちろん、 PC以外のスマホやタブレットの管理にも対応しています。従業員が全国にちらばっている場合でも、いろいろなデバイスが混在している場合でも、管理しやすいことが強みです。

Windows Autopilot Windows Autopilotの概念図。管理者は一度設定を作ってしまえば、後はクラウド経由で自動的に展開できる

サポート期間は分かりやすく

―― 他に、情報システム担当者として知っておいた方がいい「Windows 11の豆知識」はありますか。

春日井氏 Windows 10からサポートのライフサイクルが変わったことは、ぜひ知っておいてほしいです。

 Windows 10では「機能アップデート(Feature Update)」と呼ばれている大規模なアップデートを1年に2回実施していましたが、これがWindows 11では1年に1回となります。アプリやシステムの検証に関する手間を削減できます。

 OSのエディションに応じたライフサイクルも変わります。具体的には以下の通りとなり、特にEnterpriseエディションは管理しやすくなると思います。

  • Home/Proエディション:18カ月(1年半)→24カ月(2年)
  • Enterpriseエディション:春バージョン18カ月/秋バージョン30カ月(2年半)→一律36カ月(3年)

―― 最後に、日本企業のIT担当者/情報システム担当者に対して、メッセージがあればお願いします。

春日井氏 Windows 10から11への移行は慌てて行う必要はありません。しかし、“いずれ”は移行していただきたいと考えています。移行の準備は早く始めるに越したことはありません

 中小企業の担当者であれば、まず私用のPCをWindows 11にして、あれこれ試してWindows 11に慣れた時点で自分の会社における導入を検討してもいいと考えています。

 立場的に「あなたが言っても……」と思われるかもしれませんが、私個人は半年ほどWindows 11で業務をこなしていて、全く不便を感じませんし、動作が重たくなったとも思いません。見た目はもちろん、操作性も洗練されたと感じることも多く、自信をもってお勧めできます

半年使っている 春日井氏は半年ほど業務でWindows 11を使っているが、業務上の不満を覚えたことはないという。

春日井氏 私自身はグローバル企業で働いています。その視点から日本企業を見ていると、経営層のITへの理解や興味が薄い傾向にあると感じています。最近は「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉がしきりに出てくるようになったので、さすがに経営層の意識も高まってきたと思いますが、企業規模に関わらず業務のデジタル化は、社運をかける勢いで取り組まなければならない課題であるはずです。

 先ほど「組織で使われているPCを見て就職や転職を決める」という話をしました。この傾向は特に米国で強いと感じますが、日本でも今後、同じ動きが出てくる可能性があります。

 少し私事を含めて例えますが、私はここ数年、お金の支払いといえば「交通系電子マネー」「コード決済」「クレジットカード」のいずれかがほとんどです。現金しか使えない店に出会うと「なんだかなぁ……」という気持ちになることがあります。それと同じで、モダンPCを使わせてもらえない従業員は「なんだかなぁ……」という気持ちになっている可能性があるのです。

悲しむ図 快適なPCを使わせてもらえない従業員は、心の中で泣いている可能性も否定できない

春日井氏 多くの情シスは、社内でトラブルを起こさないようにする観点から、とにかく安定したシステムを使い続けることを重視してしまう傾向にあると思います。でも、情シスの本来の仕事は未来を見据えたIT環境整備にあるはずです。それができれば、従業員や組織の成長をどんどん促せます。

 よりアグレッシブに社内のIT環境改善に取り組んでいただくためにも、トラブルへの対処に関する負担は軽減しなくてはなりません。日本マイクロソフトとしては、ここは全力でお手伝いしたいと考えています。効率化のためには、クラウドサービスを怖がらずにうまく取り入れていくことが重要だと思います。


 春日井氏との対話でも出てきた通り、Windows 11を搭載するモダンPCは各PCメーカーから発売されている。いずれもスタイリッシュで、デザインの好みや機能に合わせて選べる。

  ITmedia PC USERの特集サイト「NEXT WORK 〜新しい働き方にシフトしよう〜」では、日本マイクロソフトがイチオシするビジネス向けのモダンPCが紹介されている。ノートPCの選定の際に参考にしてみてほしい。

Windows 11プリインストールモデル

モダンPC Windows 11をプリインストールするモダンPC。上段左からLatitude 5320、Latitude 7320 デタッチャブル、ThinkPad X1 Nano Gen 1、下段左からThinkPad T14s Gen 2、ThinkPad X13 Yoga Gen 2、レッツノート CF-QV1

Windows 11無償アップグレードモデル

モダンPC Windows 11へのアップグレードに対応するモダンPC。上段左からdynabook MJ54、LIFEBOOK U7311/F、LIFEBOOK U9311/F、LIFEBOOK U9311X/F、HP EliteBook 840 Aero G8、VersaPro UltraLite タイプVB
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月10日