―― 今回導入されたASUS ProArt PA32UCX-Pの評価は、ズバリ何点ですか。
鈴木氏 そうですね、80〜90点くらいでしょうか。
―― 満点ではない理由は?
鈴木氏 今後さらに良い製品を出していただける期待も込めて……というところです(笑)。こちらはマスターディスプレイの表示も知っていますし、ローカルディミングという仕組みを採用する以上、原理的にハローを完全になくすということはできません。
ASUS ProArt PA32UCX-Pは、PC用HDRディスプレイとしては突出した表示性能とHDR再現能力を備えた完成度の高い製品ですし、コストパフォーマンスでいえば抜群です。制作に現実的に使えるHDRディスプレイとして、現時点で唯一無二の選択肢であるということは疑いがありません。
―― どのような人にお勧めしたいですか?
山口氏 実際に、社内でコンテンツ制作に関わっているスタッフにお勧めしていますから同じような立場の人、HDRの正しい映像を確認しながら作業したいクリエイターにはぜひ使ってもらいたいですね。10万円くらいだと思っていると高いと感じるかと思いますが、投資に見合う価値はしっかりあると思います。
鈴木氏 安いHDRディスプレイで制作してしまうと、きちんとしたHDRディスプレイで見た時に全然見え方が違ってきてしまい、その後で明るさや色を調整し直すといった、余計な手間やコストがかかってしまいます。初期導入コストは多少かかりますが、最初から正しいHDRの表示で作業された方が、トータルコストはむしろ低く抑えられるのではないでしょうか。
―― 最後に読者へのメッセージをお願いします。
鈴木氏 きちんとしたHDRディスプレイは、これくらいの価格はするものだと思った方がよいと思います。現状、ASUS ProArt PA32UCX-Pは、作業用のディスプレイとしては、ベストの選択肢です。HDRの普及のためにも、HDRコンテンツのクリエイターはぜひご検討いただきたいですね。
山口氏 当社は、今後もHDR含めて新技術を積極的に取り入れて、よりよいコンテンツを制作すべく取り組んでいきます。制作環境をしっかりとそろえて、今後出来上がってくるコンテンツを楽しみにしていただけたら幸いです。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年2月8日