Windows 11時代はサステナビリティーでリーダーシップをとる――デル・テクノロジーズ(1/2 ページ)

新OSの「 Windows 11 」が登場し、PC選びの基準が変わりつつある。その最新事情をPCベンダー各社に聞いた。まずはデル・テクノロジーズからだ。

» 2022年01月11日 10時00分 公開
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 緊急事態宣言の解除を境にして、在宅ワークからローテーション勤務、さらには出張や出先での業務と、働く場所が日々変わる機会が増えた。

 このようなハイブリッドワークの環境では、どこでも高い生産性を維持しつつ、情報漏えいを防ぐ高いセキュリティも必要とされる。その要求に応えるべく、日本マイクロソフトからは新OS「 Windows 11 」がリリースされた。今、PCに求められるポイントとは――?

 最新事情をデル・テクノロジーズ クライアント・ソリューションズ統括本部 ビジネス・ディベロップメント事業部 ビジネス・ディベロップメント・マネージャーの飯塚祐一氏に伺った。

ハイブリッドワーク下での最大の事例は「デル・テクノロジーズ」

―― 2020年以降、PCに求められる要素が大きく変化し、日々刻々と変わりつつあります。そのような流れを受けて、御社のPC製品にはどのような変化がありましたか。

飯塚氏 当社はかなり早い時点、2020年の3月から全社的にリモート勤務へと移行しました。以前から働き方改革の一環としてのリモート勤務には慣れていたはずなのですが、実際に全社規模でやってみなければ分からないことはたくさんありました。

 リモートワーク、ハイブリッドワークを続けなければならない中で、生産性向上だけでなく、柔軟な働き方をどのように進めていくのか、直面していた課題はさまざまでした。リモートワークによる生産性の向上といった観点では、セルフサービス型のシームレスなエクスペリエンスや社内コミュニケ―ションとコラボレーションの強化、新しい顧客エンゲージメントの仕組み確立など、リモートワークの生産性をあげるべくいろいろな取り組みにチャレンジして来ました。

 そうした中で、我々がリモート勤務で運用していく上で、生産性向上のために欲しいと感じたものがいくつかありました。例えば、AIベースのソフトウェア「Dell Optimizer」などがそうです。これは、PCの操作と挙動をAIが学習し、システムを自動で最適化するソフトウェアが、デルの多くのクライアント法人PCにプリインストールされ出荷されています。

 アプリケーションのパフォーマンス、バッテリー駆動時間、オーディオの最適化、そしてPCへのサインインの自動化、高速化などを実現し、ユーザーの思い通りに仕事やコラボレーションを、最適かつ快適に実現できるようにデザインされているのが特徴です。

―― 御社のPCに求められる要素は変わりましたか。特に要望が多かったポイントがあれば教えてください。

飯塚氏 PCのハードウェア的な部分について言えば、持ち運べるという要素、Webカメラやマイクの品質、そして、ディスプレイ出力手段としてのUSB Type-CあるいはHDMIに対する要望は確実に増えていると感じますね。もっとも、当社に関しては、これら以上に劇的に変わった要素があります。

―― といいますと?

飯塚氏 当社が以前から訴えている地球環境への配慮、サステナビリティー(持続可能性)についてですね。

 1990年代からリサイクルサービスをスタートし、製品の再生や再利用可能な部材の選別、再利用できる材料は再び市場に戻す(販売する)という取り組みに長年取り組んで来ました。2008年には、市場に廃棄されたCDケースやウォーターボトルを、法人向けデスクトップPC「OptiPlex」のボディーに再利用するという、再生プラスチックの利用の取り組みをスタートさせました。

 この他にもたくさんの取り組みを長年続けてきましたが、世の中が急激にその方向へシフトしてきており、そういった取り組みについてのお問い合わせや、直接話を聞きたいと言っていただけるお客さまが増えているのはうれしい限りです。

社外コラボの円滑化 機材導入/デバイス管理のクラウド化に期待

―― 日本マイクロソフトから新OSの Windows 11 がリリースされました。Windows 11 に対する期待や思いがあれば教えてください。

飯塚氏 Windows 11 は、ハイブリッドワークにおける課題解決のためのさまざまな機能を備えています。中でも Teams の統合は大きいですね。これまでにこうしたツールに縁がなかった方でもOSに標準で用意されているので抵抗がなく入っていけますし、誰でもインストールなしで使えるという、とっかかりになるという面でとても大きいと思います。

 これまでPCでは標準となるツールがなかったため、我々も社外の方とコミュニケーションをとる方法としてどれを利用すべきかという点は悩みどころでしたので、Teams の統合された点はメリットです。その他、スナップレイアウトなど使い勝手の面でも進化していますし、作業を自動化するRPA機能( Power Automate Desktop )の統合による生産性向上、「 Autopilot 」「 Microsoft Intune 」によるクラウドベースのキッティング/デプロイメント、デバイス管理についても、さらに活用が進んでいくことを期待しています。

デル Dell ハイブリッドワーク Windows 11 は、クラウドベースの導入、デバイス管理ができる環境が整っており、企業でのさらなる活用が期待される。

―― オフィスの縮小やフリーアドレス化が進んでいます。そのような環境下で御社のPCのお勧めポイントを教えてください。

飯塚氏 ハイブリッドワークではPCの移動や持ち運びといったことが前提になりますので、頑丈さは強調できるポイントです。米軍調達基準のMIL-STD-810Hに準拠したテストに加えて、厳しい独自テストも実施しており、その点は自信のあるところです。

 さらに多くの製品で、HDMI端子とUSB Type-C端子の両方がディスプレイ出力として付いていることも挙げられます。フリーアドレスでの生産性を向上させるため、外付けディスプレイを利用される方にとって、アダプターなしでどちらでも対応できることが強みです。HDMIはまだまだ標準ですし、充電と画面出力、周辺機器をUSB Type-Cケーブル1本のみで行うという先進のスマートな運用にも対応できます。当社の場合はそうした運用をしたい企業のために、ディスプレイも一緒にご用意することができるのも強みですね。

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