より高速で安全なネット環境を実現! NECのWi-Fi 6ルーター「Aterm」の新モデルは何が違う?(2/4 ページ)

» 2022年02月10日 10時00分 公開
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ほぼ全ての国内ISPに対応! 充実の「IPv6 IPoE」対応

 インターネットのボトルネックは、ルーター以外の部分にも存在しうる。ストレートにいうと、通信回線自体がボトルネックになることも意外と多い。せっかくWi-Fi 6ルーターを買ったとしても、通信回線が遅いとなると「宝の持ち腐れ」となりかねない。

 多くの人は、光回線やCATV回線といった固定インターネット回線を使っていると思うが、その接続認証方法には大きく「PPPoE(PPP over Ethernet)」と「IPoE(IP over Ethernet)」の2種類がある。これらのうち、PPPoEを使っているサービスでは、途中にある「ネットワーク終端装置」という設備がボトルネックになって通信速度が遅くなることがある

 インターネットプロバイダー(ISP)が対応しているなら、途中にネットワーク終端装置挟まないIPoEを使った接続に切り替えることを推奨したい。切り替えるだけで、実効通信速度が大きく改善することもある。IPoEは、より新しいインターネットプロトコルである「IPv6」と組み合わせて提供されるので、一般には「IPv6 IPoE」という名称で案内されることが多い。

IPv6 IPoEの利用について

 自宅の固定インターネット回線がIPv6 IPoEに対応しているかどうかは、契約しているISP、または回線事業者に問い合わせてください。ISPや回線事業者によっては、無料/有料のオプションサービスの契約が必要となることもあります。


 IPv6によるインターネットは、従来のプロトコルである「IPv4」とは分離して構築されている。先述の通り、IPoEはIPv6と組み合わせて提供されるので、そのままではIPv4のインターネットに接続できない。そのためISPは「IPv4 over IPv6」という仕組みを用意し、IPv4インターネットにもアクセスできるようにしている。

IPoE IPoEを使うと、ボトルネックとなる設備を介さずにISPに接続するため、実効通信速度の改善を期待できる。IPv4サイトへのアクセスは、ISPが用意した設備を介して提供される

 ……と、ここまでサラサラと説明してきたが、実はIPoE(とIPv4 over IPv6)には複数の方式がある。最近はIPoEに対応するWi-Fiルーターは増えているものの、一部の方式に対応していないルーターもある。「IPoEに対応しているルーターを買ったのに、自分の契約しているISPでは使えなかった」という話を耳にすることもある。

 今回のAtermの新製品は、国内のISPが提供するほぼ全てのIPoEサービスに対応している。具体的には、以下のサービスを利用するISPに対応可能だ。

  • v6プラス(日本ネットワークイネイブラー)
  • transix(インターネットマルチフィード)
  • IPv6プラス(ビッグローブ)
  • OCNバーチャルコネクト(NTTコミュニケーションズ)
  • クロスパス(アルテリアネットワークス)
  • v6コネクト(朝日ネット)

 これだけ対応サービスが多ければ、ルーターの買い換えに合わせた「IPoEデビュー」はもちろん、ISPを乗り換える場合に困ることもないだろう。

「リモートワークWi-Fi」でプライベートとオフィシャルの通信を分離!

 在宅勤務やリモート授業という選択肢が一般化した昨今、家庭内のネットワークのセキュリティも意識しておきたいテーマの1つだ。ノートPCなど、個別の機器で対策をする方法もあるが、Wi-Fiルーターにセキュリティ機能が備わっていれば、Wi-Fiや有線LANで接続した機器全体のセキュリティを向上できる。

 今回発売となったAtermの3機種では、共通するセキュリティ機能として「リモートワークWi-Fi」が搭載されている。この機能は一般に「Web分離」や「ネットワーク分離」と呼ばれているのもので、特定のWi-Fi機器を他の機器からネットワーク的に分離できるというものだ。加えて、リモートワークWi-Fiでは、同機能を使って接続された機器同士の接続も分離される

 仕事や学習で使う端末にあるデータは機密性の高いものもあるだろう。家庭で使う端末からアクセスできるのは、セキュリティの観点から問題である。家庭で使う端末にはプライベートな情報が山積みだろう。それを仕事や学習で使える端末からアクセスできるのも、プライバシーの観点から問題である。

 公私でネットワークを分けることで、互いのリスクを排除できることはよく覚えておきたい。

リモートワークWi-Fiについて

  • Aterm WX5400HPで利用する場合は、ルーターの設定を変更する必要があります
  • Aterm WX1500HPでは、後日行われるファームウェアの更新後に利用できるようになる予定です(発売当初は利用できません

リモートワークWi-Fi リモートワークWi-Fiでつながっている端末は、他の機器からネットワーク的に“分離”される。これにより、セキュリティリスクが軽減できる

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提供:NECプラットフォームズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年2月16日

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