モバイルPCながら、画面サイズは14型と大きい。従来、モバイルPCといえば13.3型が主流だったが、技術の進歩で液晶ディスプレイの周囲にあるベゼル幅を狭めることで、ボディーサイズを大きくせずに一回り大きな14型を搭載できるようになっている。
キーボードも、キーピッチが約19.1mmとゆったりとした間隔が確保されていて打ちやすい。キーストロークは約1.2mmとやや浅めながらもスイッチの感触はとても良好だ。底打ちするような硬さもないし、反発が強すぎないため疲れにくく、長文入力にも適している。しかも、キー入力時にほとんど音がしない静音仕様で、静かな環境でも周囲を気にすることなく業務に集中できる。
在宅ワークなどで、別途液晶ディスプレイやキーボードを外付けで使いたいというニーズにもスマートに対応可能だ。ディスプレイ出力端子としては、HDMIとUSB Type-C(Thunderbolt 4/DisplayPort Alternate Mode)を備えており、本体の液晶ディスプレイと同時に3画面表示が行える。在宅やオフィスでの生産性を向上させるために、デュアルディスプレイやトリプルディスプレイ環境にしたい場合もアダプターなどを利用せずに接続できる。
右側面には手前側から、電源ボタン、microSDメモリーカードスロット(SDXC/UHS-I対応)、ヘッドフォン/マイク兼用端子、USB 3.2 Gen 1(Type-A)端子、セキュリティロック・スロットが並ぶハイブリッドワークにおいて、高い生産性を維持するのに欠かせないのがパフォーマンスだ。社内/社外を問わず、写真や動画を扱う場面も増えてきているし、「リアルタイムで背景ボカシやノイズキャンセリングを行いつつ、Microsoft Office の画面を共有しながら Microsoft Teams でリモート会議を行う」といったことが日常的に行われており、快適に作業するにはCPUやGPUのパワー、メモリ容量が必要だ。
その点、本製品は文句のない内容だ。開発コード名「Tiger Lake-UP3」で知られる第11世代Coreプロセッサのモバイル向けCPUの中でも高性能なCore i7-1165G7を搭載し、メモリとストレージはBTOで柔軟なカスタマイズが可能だ。メモリは最大40GBまで、ストレージも高速なPCI Express SSDを最大2TBまで選べるので、業務に最適な条件でオーダーできる。
PCMark 10のスコア比較。Essentials(日常操作)、Productivity(オフィスアプリ)、Digital Content Creation(クリエイティブ)、いずれのテストでも4年前のPC(CPU:第8世代Core i5-8250U、SSD:SATA SSD)を圧倒している。特に写真編集や動画編集を含むクリエイティブ系テストでは差が大きい
Control Centerユーティリティーが導入されており、パフォーマンスモードやファンの調整ができる。動作音は標準のエンターテイメントモードでもほとんど気にならない。パフォーマンスモードにすると高負荷時に冷却ファンの大きな風切り音がするようになる一方、さらにパフォーマンスが上がるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月20日
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