最新のCPUとGPUを搭載したノートPCを、いち早く市場に投入するエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)。その最新モデルとなる「Stealth GS77 12U シリーズ」は、17.3型の大画面を採用しながら、ボディーの厚さが約20.8mmとスリムなハイパフォーマンスモデルに仕上がっている。実機を細かくチェックした。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Stealth GS」シリーズは、ゲーミングPCとは思えないシンプルで洗練されたデザインと、妥協のないハイスペックを両立させた薄型ゲーミングノートPCだ。
最新シリーズの「Stealth GS77 12U」では、Intel最新のCore i9-12900HとNVIDIAのGeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUを搭載している点にも注目したい。フラッグシップ級の性能に薄型ゲーミングノートPCのエッセンスを取り入れ、17.3型ながらスリムなボディーにまとまっている。実機を入手したので、その魅力をじっくり見ていこう。
大きな画面を採用しているのでボディーサイズは大きめだが、スリムなフォルムが印象的だ。オールブラックのカラーリングにより、質感も高く仕上げられている。
ボディーはアルミニウム合金のCNC削り出しで成形されており、手に持つと金属ならではのズッシリとした手応えと剛性感、そして中身が詰まった凝縮感があり、高級な石板のような存在感がある。
公称のバッテリー駆動時間は非公開だが、バッテリー容量は公称値で約99.9Whと大容量を内蔵しており、オフィス作業などのライトユースならばバッテリー駆動でもある程度長く使え、いざという時はスマートフォンのバッテリーとしても活用できそうだ。
本製品で大いに注目したいのが、最新の基本スペックだ。CPUはCore i9-12900Hを採用する。開発コード名「Alder Lake(Alder Lake-H)」で知られる高性能ノートPC向けの中でも、上位に位置する高性能CPUだ。
このAlder Lakeでは、CPUの内部構造が従来と大きく変わっており、パフォーマンス優先のPコアと電力効率優先のEコア、2種類のコアを最適に使い分ける仕組みを導入しており、ノートPCの限られた熱設計の範囲内でも前世代から大きな性能向上を果たしている。
グラフィックス機能も、NVIDIA最新のGeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を備える。フルHD(1920×1080ピクセル)よりもワンランク上のWQHD(2560×1440ピクセル)での快適なゲームプレイを楽しめるだけの性能を持つ。
高性能なGPUはクリエイティブ系アプリでも有効で、超解像処理、エンコード/プレビュー、レイトレーシングレンダリングなど、さまざまな処理で高速化の恩恵が受けられる。
CPUに合わせてメモリは最新のDDR5を32GB(16GB×2)、ストレージもPCI Express 4.0 x4対応SSDを1TBとスキのない構成だ。
いくらスペックの良いCPUやGPUを装備していても、それに見合う放熱能力を備えていなければ、CPUやGPUのブースト機能(必要な際に動作クロックを引き上げ、パフォーマンスを高める機能)がうまく機能せず、高い性能を持続することができない。
本製品には、6本のヒートパイプとデュアルファンで構成された大規模な冷却システム「Cooler Boost 5」を導入しており、CPUとGPUの性能を効果的に引き出せるようになっている。
また、ユーティリティーの「MSI Center」で「User Scenario」を選ぶことにより、性能優先(究極のパフォーマンス)や静音性優先(サイレント)など自分好みの設定に切り替えることができる。
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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年4月12日