春からの新学期や新生活に伴い、スマホやデジタルカメラで撮った写真や動画の保存場所に困っている人もいるだろう。そんな人にお勧めしたいのが、QNAPが発売した新型NASキット「TS-233」だ。SeagateのNAS用HDD「IronWolf」と組み合わせて使うことで、大事な思い出をバッチリ保存できる。
4月を迎え、入学や進学など、子どもたちの環境が大きく変わった家庭も多いことだろう。そういったイベントがなくても子どもの成長は早く、日々の日常の様子ですら今しか見られない貴重なシーンの連続だ。
そういった貴重な記録に一役買っているのが、スマートフォンである。常に持ち歩いているスマホなら、シャッターチャンスを逃すこともなく、イベントでも日常風景でもさっと撮影することができる。だが、その手軽さゆえに、撮影データはどんどん増えていく。それに伴い、水没や落下事故などでのデータ消失、容量不足で大事なシーンが撮影できないときのダメージも大きくなる。
そこで用意しておくと安心なのが、家庭用のNAS(ネットワーク接続のデータストレージ)だ。最近はNASのソフトウェアを活用することで、よりセキュアに写真や動画を保存できる上、データの管理も非常に容易に行える。
この記事では、QNAP(キューナップ)の最新の家庭向けNASキット「TS-233」と、Seagate(シーゲイト)のNAS用HDD「IronWolf(アイアンウルフ)」を使って写真や動画を安全、簡単かつ便利に保存する方法を紹介する。
子どもや家族の写真は、全てが“今しか撮れない”貴重なものだ。スマホのカメラの性能が高まり、内蔵ストレージが大容量化したことによって、シャッターチャンスを逃さずに残しやすくなった。
その一方で、常に持ち歩いている物であるだけに、スマホのデータは常に消失のリスクと隣り合わせである。置き忘れや紛失、盗難、水没や落下事故といった「不慮の事故」に遭遇し、結果としてデータの一部や全部が消えてしまうこともよくある。スマホ本体の故障は修理できるかもしれないが、中のデータまでは保証されない。万が一に備えたデータのバックアップは必須といえる。
一般に、スマホで撮った写真や動画のデータをバックアップする場合は、クラウド(オンライン)ストレージサービスを使うという人が多い。しかし、無料で使える容量は限られる。無料で保存できるのは「iCloud」なら5GBまで、「Googleフォト」なら15GBまでとなっており、それを超える場合は有料サービスの契約が必要だ。「Amazon Photos」は、Amazonプライム会員なら追加料金なしで写真を容量無制限で保存できるものの、動画は5GBまでしか保存できない。
また、クラウドストレージにはプライバシーの問題もある。ちょっと考えれば当然のことではあるが、サムネイルが生成されたり、自動的に分類されたりするということは、クラウドのシステムがそれらの画像を認識しているということである。子どもと海水浴に出かけたときの写真を「児童ポルノ」だと認識され、勝手に削除されたという“事件”も起きている。
加えて、クラウドストレージにはセキュリティの懸念も考慮しなければならない。家族や知人に写真や動画を容易に共有できるのは良いのだが、共有の設定をミスすると、リンクさえ知っていれば誰でも見ることができるようになってしまったり、特定のイベントの写真だけを共有したはずが全写真を共有してしまったりといったことが起こる。こういうミスは、案外自分では気付きにくい。
そういった問題を根本的に解決する方法の1つが、写真や動画の保存にNASを使うことだ。何よりNASは買い切りの所有物で、データを自分自身で完全にコントロールできる。クラウドサービスのように、突然値上げされたり、容量を始めとする提供条件が変更されたりといったこともない。
NASキットの場合は、NAS本体とディスク(HDD/SSD)が別売なので、容量が足りなくなってきたらディスクだけを買い増せばよい。もちろん、ディスクを増設することによって保証がなくなる心配もない。
だが、今までNASを使ったことがない人だと、選び方や設定方法などに不安があるかもしれない。しかし、今回紹介するQNAPのTS-233は写真や動画の保存や管理にNASを使いたいと考えるNAS初心者にもお勧めだ。なぜお勧めなのかは、次のページから具体的にチェックしていこう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年5月1日