Wi-Fi 6対応で簡単に無線エリアを拡大! TP-Linkの高速メッシュWi-Fiルーター「Deco X50」をおススメする理由(1/3 ページ)

TP-Linkの最新メッシュWi-Fiルーター「Deco X50」は、高速無線LANのWi-Fi 6への対応はもちろん、難しい知識なしで簡単にWi-Fiのエリアを広げることができる優れものだ。通信テストを交えつつ、その実力をチェックしていこう。

» 2022年05月02日 10時00分 公開
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 2019年にドラフト(暫定規格)が登場し、2021年2月に正式規格が確定した無線LANの最新規格「Wi-Fi 6」ことIEEE 802.11ax。ここ最近のiPhoneシリーズやハイエンドAndroidスマートフォン、PC向け最新無線LANチップでは、Wi-Fi 6サポートが当たり前となってきており、その高速性や高機能さを享受できる環境が整ってきた。今後は、手頃な価格帯のノートPCやタブレット、スマホでもWi-Fi 6のサポートが広がるだろう。

 そうなると当然、自宅の無線LAN環境もWi-Fi 6に対応させた方が何かと便利だ。自宅のWi-Fi 6対応を考えている人、特に複数階建ての一戸建て住宅や面積の広い住宅に住んでいる人に超おススメしたいのが、TP-Link(ティーピーリンク)のメッシュWi-Fiルーター「Deco X50」である。

 Deco X50は、最新のWi-Fi 6対応で環境構築も簡単、しかも無線LANの電波が届く範囲を自在に広げられることが特徴だ。今回はDeco X50が2台セットになっている「Deco X50 2パック」を試すことができたので、その便利過ぎる使い勝手や実際の通信速度などチェックしていこう。

Deco X50 2パック Deco X50が2台付属する「Deco X50 2パック」。単品の「1パック」や3台セットの「3パック」も用意されているが、メッシュWi-Fiのメリットを試すには2パックからスタートするのがお勧めだ

スタイリッシュな外観で置き場所に困らない

 TP-LinkのメッシュWi-Fiルーター「Decoシリーズ」には、通信スペックや対応する機能の違いから複数のモデルが用意されている。今回紹介するDeco X50は、2022年4月時点におけるメインストリーム(普及帯)モデルという位置付けだ。2パックの税込み実売価格は2万4800円程度となっている。

 Decoシリーズ全体に共通する特徴として、Wi-Fiルーターとは思えないデザインがある。一見するとBluetoothスピーカーやスマートスピーカーのような形状となっている。Decoシリーズ以外にも、TP-LinkはさまざまなWi-Fiルーター、ブロードバンドルーターやWi-Fiアダプターを販売しているが、どちらかというと角ばったデザインで「精悍(せいかん)」「無骨」「カッコイイ」という印象を受けることが多い。それに対して、Decoシリーズは「柔らかい」「丸い」「スタイリッシュ」といった言葉が似合う。

 Deco X50も例外ではなく、一見しただけでは何の製品なのかは分からない。背面に目を向けるとギガビットLAN(1000BASE-T)対応の有線LANポートが3つとACアダプター接続用の電源端子が用意されているだけだ。有線LANポートを見て「ネットワーク関連の機器なのかな?」とようやく理解できる人がいるといった感じだろう。

 Wi-Fiや有線LANといったネットワーク機器に触れたことがない人にとって、Deco X50のことを小型の空気清浄機、加湿器、あるいはスマートスピーカーだと勘違いするのは致し方ない。それぐらいに、良い意味でWi-Fiルーターには見えないのだ。

 メッシュWi-Fiルーターという特性から、最初の1台はインターネット回線のすぐ近くに置く必要がある。しかし2台目以降は家のどこに置いても違和感なくなじんでくれるはずだ。

Deco X50の外観 Deco X50の外観は、一見するとWi-Fiルーターとは思えないデザインだ。背面にあるLANポートと電源端子を見て初めて「あ、これは何かのネットワーク機器なのかな?」と分かる
スリムペットボトル スリムペットボトルのミネラルウォーターと並べてみる。Deco X50の高さは約114mmなので、部屋の風景で“目立つ”こともなくしっかりとなじむ

どこにいてもシームレスに高速インターネットを楽しめる

 Deco X50のつなぎ方だが、先述の通り1台はインターネット回線と直接つながる機器(光終端装置、コンバーターなど)の近くに設置する必要がある。機器との接続のために、Deco X50の有線LANポートが1つ消費される。

 すると2つの有線LANポートが残るが、ここにはWi-Fiに対応しない(有線LANポートしか備えない)ネットワーク機器の他、NAS(ネットワークストレージ)やレスポンスの良さが重要なゲーム機、ゲーミングPCをつないでおくと良いだろう。有線LANを使ったメッシュWi-Fiネットワークの構築(後述)にも使える。

 Wi-Fiは5GHz帯と2.4GHz帯の両方に対応しており、それぞれ以下の規格に対応する。

  • 5GHz帯
    • Wi-Fi 6
    • Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)
    • Wi-Fi 4(IEEE 802.11n)
    • IEEE 802.11a
  • 2.4GHz帯
    • Wi-Fi 6
    • Wi-Fi 4
    • IEEE 802.11b/g

 Wi-Fi 6を利用する際の最高通信速度(理論値)は、5GHz帯が2402Mbps(160Hz幅の場合)、2.4GHz帯が574Mbpsとなる。Wi-Fi 6には、接続デバイスが多くなった際、あるいは電波の弱い環境における実効通信速度を向上する技術も盛り込まれている。

 Wi-Fi 6対応デバイスが既にある場合、あるいはこれから購入する場合は、Deco X50を1台導入するだけでも通信の快適さがある程度向上する。どのくらい向上するかは、後ほど実際にテストを通して確認してみよう。

Wi-Fi 6 Deco X50はWi-Fi 6に対応することでより高速な無線通信を実現している

 電波の弱い環境における実効通信速度が向上するWi-Fi 6だが、電波が十分に強い環境なら通信はより快適になる。そこで注目したいのが、Deco X50のウリでもある「メッシュWi-Fi」だ。

 ご存じの通り、Wi-Fiは電波(2.4GHzと5GHz)がアクセスポイントとデバイスとの間をつなぐ。当たり前だが、電波が届かない場所では接続が切れてしまう。「じゃあ電波を強くすればいい」と思うかもしれないが、そうも行かない。日本を含む各国の規制機関が使っていいチャンネルや周波数帯、電波強度などを細かく決めているからだ。単に電波を強くして対策することは難しい。

 そこでWi-Fiのエリアを広げる際には「Wi-Fi中継器」を用いることが多い。その名の通りWi-Fiの電波を中継してくれるため、電波が届きづらかった場所でも通信できるようになる。しかし、中継器を適切に設置するには、ネットワークや無線に関する知識を要求される。「とりあえず中継器を置こう!」では、かえって通信品質を悪化させてしまうこともあるのだ。

 それに対して、Decoシリーズを含むメッシュWi-Fiに対応するルーターでは、複数台のルーターを置いて電源を入れてセットアップするだけでエリアを簡単に拡大できる。詳しい手順は後述するが、特に難しい知識も必要ない。しかも、ルーター同士が協調して動作するため、中継器にありがちな「設置したらむしろ通信品質が悪化してしまった」という事象も起こりづらい。

 Decoシリーズの最大のポイントが、このメッシュWi-Fiであるといっていいだろう。

420平方メートル Deco X50の場合、2パックであれば最大420平方メートルをエリア化できる
セットの内容 Deco X50 2パックの内容物。本体とACアダプターは2台入っているが、LANケーブルとクイック導入ガイドは1つのみとなる。1台をメインルーターとして、もう1台をメッシュネットワークの子機として利用することになる
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