Deco X50は、AI(人工知能)を使ってメッシュWi-Fiの通信を自動的に最適化する「AIメッシュ」に対応している。具体的には、Wi-Fiデバイスや親機/中継器の通信状況を随時解析して、つなぎ替えを行うタイミングを微調整したり、より負荷の低い(≒処理能力に余裕のある)Decoに通信を振り向けたりしてくれる。使えば使うほどより快適なWi-Fi環境へと成長していくのだ。
なお、AIによる解析はオンデバイス、つまりDeco X50で“完結”する。通信状況がクラウドにアップロードされることはないので安心してほしい。
ここまでDeco X50の特徴を紹介してきたが、「実際にどのくらい高速なの?」「というかWi-Fi 6にするとそんなに速度が変わるの?」という点が気になる。そこで、自宅のLAN内での通信速度をチェックしてみよう。あらかじめ断っておくが、このテストはインターネット回線の通信速度をチェックするものではない。あくまでも、宅内ネットワークの通信速度をチェックするものである。
まず、Wi-Fi 6対応スマホとWi-Fi 6非対応スマホに「SpeedCheckerアプリ」を導入して、普段使っているWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応ルーターとDeco X50のスループット(実効通信速度)を比べてみよう。今回使ったスマホは以下の3台。それぞれで5回ずつ速度を計測した上で、平均値に一番近い速度を結果として示す。
普段使っているルーターの計測結果は以下の通りとなった。検証の都合から、ここでは代表してarrows 5Gの結果を示す。
では、このWi-Fi 5ルーターをDeco X50に置き換えて計測するとどうなるか。結果は以下の通りとなった。
Wi-Fi 6に対応するarrows 5Gは、非対応のiPhone 8の約1.65倍、Galaxy S8の約2.8倍のスループットを実現した。Wi-Fi 6に対応するスマホを持っている場合、Wi-FiルーターをWi-Fi 6に対応するものに置き換えるだけでも相当のパフォーマンスアップにつながる。
続けて、Windows 11 Homeで稼働しているデスクトップPCにWi-Fi 6対応のTP-Link製無線LANアダプター「Archer TX3000E」を装着し、Deco X50に有線LANで接続したNASから合計28.5GBの録画データをローカルパソコンにコピーしているという高負荷状態を作り出し、改めてarrows 5Gにおけるスループットを計測してみた。5回計測したうち、平均値に一番近い速度は624.32Mbpsとなった。
負荷を掛けていない状態と比べるとスループットは低下しているものの、そこそこ高い速度を維持できている。Wi-Fi 6の効果もあるだろうが、Deco X50自身の処理パフォーマンスの高さが速度低下を最小限にとどめているのだろう。
自宅のネットワーク環境において、速度面のボトルネックがルーター(宅内LAN)にある場合は、ルーターをDeco X50にリプレースするだけでかなり快適になる。
以上のように、Deco X50はセットアップが簡単で、メッシュWi-Fi機能を使って簡単に通信エリアを広げられる。Wi-Fi 6対応デバイスと組み合わせて使えば、そのポテンシャルをより引き出すことも可能だ。
既存のWi-Fi環境のアップグレードを考えている人、最新端末を持っていて今のWi-Fi環境に不満がある人、将来的にWi-Fi 6で環境を統一したい人など、さまざまな人に適した製品といえるだろう。
ティーピーリンクジャパンは5月8日まで「新生活応援キャンペーン」を開催している。
このキャンペーンでは、Deco X50を含む税込み5000円(※1)以上のTP-Link製品を店頭、またはオンラインショップで購入した人を対象に、抽選でギフトカード(※2)を合計200人にプレゼントする。プレゼント金額と当選人数は以下の通りだ。
応募条件など、詳細は特設サイトで確認してほしい。
(※1)ポイントを併用して購入する場合、ポイント利用前の販売価格が税込み5000円以上であれば応募できます。値引きクーポンを併用して購入する場合、値引き後の価格が税込み5000円未満となる場合は応募対象外です
(※2)Amazonで購入した場合は「Amazonギフトカード」、その他の店舗/オンラインショップで購入した場合は「UCギフトカード」を贈呈します
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年5月8日