液晶ディスプレイ上部に内蔵したWebカメラはWindows Hello対応のIRカメラも統合しており、ロックされた状態から画面に顔を向けるだけでスピーディなログインが可能だ。パームレストには指紋センサーも装備しており、指紋認証を使うこともできる。
セキュリティに関して、TPM 2.0対応のセキュリティチップを搭載する。Windows 11 Pro標準BitLockerなどと組み合わせて、ハードウェア暗号鍵を利用した暗号化で強固にデータ漏えいから守ることができる。
さらに、セキュリティツールとして「Tobii AWARE」をプリインストールしている。カメラの映像を検知して、盗み見やのぞき見を防止するソフトウェアベースのプライバシースクリーン機能などを利用可能だ。万が一、紛失や盗難にあった場合に音を鳴らして警告したり、場所を教えたりしてくれる機能などを利用できるデバイストラッカーの「Tile」にも標準で対応する。別途登録作業は必要だが、Tileモジュールを購入せずにTileの機能を利用可能だ。
キーボードは、テンキーレスのアイソレーションタイプを採用している。主要キーのキーピッチは縦横ともに実測で約19mmとゆったりとした間隔を確保している。
従来のSummitシリーズから、日本語キーボードを一新した。従来はEnterキーの右側にあったキーを省き、右端最上段にあった電源ボタンとDeleteキーの位置を入れ替えて、電源ボタンのミスタイプをしにくくしている。
このキー配列は、日本のユーザーの声を取り入れて新規にデザインしたものだという。日本語入力の際には、Enter、Delete、BackSpaceといったキーを多用するため、これらを右端に配置するのが伝統的なスタイルであり、なじみやすく使いやすいことは間違いないところだ。
英字入力ではEnterキーは日本語入力時ほど使わないだけに、海外メーカーではEnterキーの右側にキーを配置する製品も少なくないが、ユーザーのフィードバックを受けてしっかりと対応してきた姿勢は好感が持てる。
なお、電源ボタンは長押ししないと反応しないので、もしミスタイプしたとしてもシャットダウンやスリープに移行してしまう心配は少ない。
本製品は360度ヒンジを搭載しており、ノートPCとタブレット、その中間のスタイルへと変形して使うことが可能だ。
指で画面に直接触れて操作できるだけでなく、アクティブスタイラス「MSI Pen」も標準で付属しており、手書きでメモをとったり、イラストを描いたりと活用できる。
タブレットスタイルにすれば片手で持つことができ、MSI Penでメモをとったり、資料に注釈を入れたりといったことがいつでもどこでも行える。商談などの際にリアルタイムで資料を強調線を入れたり、図解で説明したりしたい場合などにも有効だろう。
本製品は標準で2年保証が付帯する。国内のサポート拠点を構えており、コールセンターの電話受付は修理センター内に配置した専属の日本人スタッフが対応し、全国に店舗を展開するパソコン工房を含む「公式サポート店」では持ち込み修理も受け付けているなど安心感の高い体制を整えている。高価な製品だけにこうした長期保証やサポート体制はとてもありがたい。
最新の第12世代Coreプロセッサを搭載し、快適なパフォーマンスを実現しているだけでなく、美しい画面、接続性、利便性など、ハイブリッドワークのトレンドを満たす洗練された仕様と完成度の高さが光る。さらにオフィススイートが標準で付属し、マルチなスタイルで使える付加価値を備えていることを考えれば税込み23万9770円前後という価格も十分に納得できる。
仕事、学習、エンターテインメント、クリエイティブまで、幅広い用途を1台でこなすことができるプレミアムな2in1モバイルPCに仕上がっており、生産性や生活の質が向上するのは間違いないだろう、
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