「水冷BOX」でワンランク上のパフォーマンスと静音性を両立した「G-Tune H5-LC」を試す(3/3 ページ)

» 2022年07月26日 10時00分 公開
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水冷BOXの威力をベンチマークテストで検証!

 ベンチマークテストで、本製品の実力を見てみよう。今回は水冷BOXを接続した状態(水冷)と、接続しない状態(空冷)の両方のスコアを計測してみた。水冷BOXのファンは60%に指定している。

 Mouse Control Centerの動作モードは「パフォーマンス」、バッテリーのテスト以外は、NVIDIA Optimus Technologyを無効にした「ディスクリートモード」でテストしている。また、一部のテストでは、参考として、旧世代のゲーミングノートPC(Core i7-9750H、GeForce GTX 1650搭載)のスコアも掲載した。

G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター テストに利用した機材

 結果としては、ほとんど全てのテストで水冷BOX利用時の方が良い結果となった。小差のスコアが多いが、CINEBENCH R23のCPUスコアでは約7.7%とはっきりとした差がついている。

 PCMark10、3DMarkなどのスコアも優秀で、Core i9-12900HとGeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUを搭載したノートPCとしてはトップクラスといって良いだろう。

G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター CINEBENCH R23のスコア比較。マルチスレッドでレンダリングするCPUスコアでは、水冷BOX利用時の方が約7.7%スコアが良かった
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター PCMark 10のスコア比較。このテストは水冷と空冷の差があまり出なかった。わずかに空冷の方が良い項目もあるが誤差範囲だろう
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター 3DMarkのスコア比較。どのテストでも水冷の方が良いスコアだ。いずれにしてもGeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU搭載機としてはハイレベルのスコアである
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター 3DMark/Time Spy実行時のフレームレートと、CPU/GPU温度の比較。水冷時(上)と空冷時(下)の差は特に温度で顕著だ。CPU/GPUとも20度以上も低い場合が多い
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター 3DMark/Time Spyのフレームレートのログを重ねてみた。同じような傾向で推移するが、水冷時(赤色)の方が全体にフレームレートが高いことが分かる
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマーク(最高品質)のスコア比較。2560×1440ピクセル/1920×1080ピクセル、いずれも水冷の方がよい
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター Far Cry 6のスコア比較。High、Ultra、どちらの設定でも水冷の方がよいスコアだ。Ultra設定の最小フレームレートが60fpsを大幅に超えており、このような描画負荷の高いゲームでも快適にプレイできることが分かる
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター PCMark 10/Modern Office Battery Lifeでは、NVIDIA Optimus Technologyを有効にした状態で、バランスモード、画面の輝度50%で測定した。残量99%から3%まで5時間43分と十分な時間動作している

水冷BOXによる温度低下と静音効果は抜群!

 CPUとGPUの温度の違いは、性能以上に顕著だ。PCMark 10のCPU/GPU最高温度はそれぞれ14度/23度、3DMark/Time SpyのCPU/GPU温度は13度/22度、FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマーク実行中のGPU温度(GPU-Z計測)も23度、水冷BOX利用時の方が低い結果になった。GPUの冷却には特に効果てきめんという傾向だ。

G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター ベンチマークテスト実行中のCPU/GPU最高温度の比較
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター PCMark 10実行中のCPU温度とGPU温度の推移の比較。水冷時がグリーン、空冷時がオレンジ。上段のCPUは常時15度前後、下段のGPUでは常時20度前後、グリーンの水冷時の温度が低いことが分かる

 動作音については、今回は水冷BOXを本体右側面から20cmほどの距離に騒音計を設置し、本体正面中央から5cmの至近距離で測定している。水冷BOXの効果は、負荷をかけてみるとすぐに分かる。高負荷をかけた際に、空冷ではすぐに動作音が大きくなってピーク近くの音まで達するのに対し、水冷ではしばらく経ってから徐々に大きくなるというように、体感では数字以上に水冷BOX利用時の方が静かに使える印象だ。

 一方、水冷BOX利用時はアイドル時でもポンプとファンは動作しているため、アイドル時に限っては空冷の方が静音だ。水冷BOXのファン設定を40%にした場合でもテストしてみたが、アイドル時の動作音ははっきり低くなる。テストのスコアはほぼ変わらないので、バランス的には40%設定の方が良いかもしれない。

G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター ベンチマークテスト実行中の最大動作音比較。アイドル時は空冷の方が低いが、高負荷時は断然に水冷BOX利用時が低い
G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマーク(2560×1440ピクセル、最高品質)の終了直前にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー。最大でも42度と発熱はよく抑えられている

プレミアムなゲーム体験ができる貴重なゲーミングノートPC

 CPUやGPUの技術の進歩とともにゲーミングノートPCのパフォーマンスは格段に進歩したが、温度や動作音が大きいというイメージを抱いている方は多いだろう。本製品の水冷BOXは、この課題を解決することで、これまで以上に良いゲーミング体験が得られるようになっている。

 従来以上のパフォーマンス、eスポーツでも通用する画面の滑らかさ、キーボードの反応速度の良さも含めて、これまでにないプレミアムなゲーミング体験ができる製品となっている。直販価格は37万3100円(税、送料込み)だ。充実のスペック、他の製品にはない付加価値を考えると納得できる価格であり、購入を検討する価値は十分にあるだろう。

G-Tune H5-LC 水冷 マウスコンピューター 水冷BOXを取り外せば、通常のノートPCとしても利用できる「G-Tune H5-LC」
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