エプソンダイレクトの超小型デスクトップPCが「小回りのきく対応力」と「高い品質」を武器に進化を続けるワケ(3/3 ページ)

» 2022年07月29日 10時00分 公開
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高品質を担保するための試験設備をフロアに用意

 エプソンダイレクトの超小型デスクトップPCを支えているのが、高い品質であり、高い信頼性だ。同社がうたう特徴の1つでもある「1日修理」や「最長6年定額保守」なども品質の裏付けがあってこそだろう。今回はその品質を支える試験設備の一部を見学し、同社の強みや姿勢について技術部課長の藤森 研太郎氏にお話を伺った。

Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 試験設備について熱弁を振るう藤森 研太郎氏(エプソンダイレクト 技術部 技術一グループ 課長)

―― 試験設備について教えてください。

藤森氏 エプソンダイレクトは、セイコーエプソンを中心とするエプソングループの一員であり、グループが保有する大規模な試験設備を利用できます。塩尻の本社以外にも、広丘事業所に大規模な施設があり、安全性やEMI、耐環境、信頼性、性能/機能など広範に渡る試験を行っています。広丘事業所以外にも半導体を製造している富士見工場の特殊装置を使ったり、ロボットを製造している豊科の工場でロボットを使ったヒンジの開閉テストなどを行ったりしています。

―― かなり大がかりですね。

藤森氏 グループの規模が大きいため、それぞれの施設にはそれぞれの知見を備えた専任のスペシャリストの方々がいます。例えば、EMC(Electromagnetic Compatibility)ならEMC専門の技術者の方がいて、PCに限らずグループ内のさまざまな製品をテストしています。そうしたスペシャリストの方と知見を共有できるのも強みです。情報を共有するため、品質担保のための定例ミーティングも開催しています。

―― 今回本社で見せていただいた設備はどのようなものですか?

藤森氏 先ほどお伝えしたグループの設備とは別に、ここ塩尻にも試験設備を導入しており、今回はその一部ご覧いただきました。試験というのは、1度行えば終わりというものではありません。近くにあっていつでも利用できればそれだけ柔軟な対応ができ、開発スピードも短縮できますので、塩尻にも用意しています。

―― 品質へのこだわりを教えてください。

藤森氏 製品の品質は当社の生命線といっても過言ではありません。強力なグローバル企業がひしめく中で、当社はコストだけの競争では勝てません。品質とお客さまに寄り添う姿勢、小回りの利く対応力を大事にしています。

 PCのトラブルはお客さまのビジネスを止めることになりかねませんので、お客さまのビジネスを止めないために、当社では数多くの性能試験や評価試験を実施しています。その中で不具合が見つかれば、徹底した原因究明と対策を実施した上で、製品開発に取り組んでいます。

 エプソングループが持つ「省・小・精」(エネルギーを「省」く、モノを「小」さくする、「精」度を追求する)のエッセンスは、エプソンダイレクトの超小型デスクトップPCにも存分に注ぎ込まれているのです。

Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 電磁波を遮断した部屋、温度を厳格に管理された部屋など多数の個室が用意されている
Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 こちらは電波を遮断する部屋だ
Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 悪条件での動作を検証するため、交流電流にあえてノイズを入れるための機材
Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 これは静電気のテストをする機材
Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 高温で管理された室内での負荷テストの様子。BTOの組み合わせに応じてテストが行われる
Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 高温や低温に温度調整できる装置内での負荷テスト。こちらもBTOの組み合わせ別にテストされる
Endeavor SG100E ST200E AT20 ST50 温度と湿度を管理した恒温槽内でのテストの様子。手動で機器を操作するための穴が用意されている
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年8月4日