「Wi-Fi 6ルーター」に変えるなら今! 「TP-Link」なら予算や使い方に合わせて選べる!(1/3 ページ)

最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」ことIEEE 802.11axの無線LANに対応するホームルーターも増えてきた。そんな今だからこそお勧めしたいのが、予算やニーズに合わせて最適なモデルを選べるTP-Link(ティーピーリンク)のWi-Fi 6ルーターだ。

» 2022年08月09日 17時30分 公開
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 都市部を中心に、モバイル通信(携帯電話やスマートフォン)における「5G」の基地局整備が進み、対応機種もずいぶんと増えた。エリア内に在住する人であれば、自宅の固定回線を使ったWi-Fi(無線LAN)よりも高速に通信できるというケースも少なくないのではないだろうか。

 一方で、モバイル通信では、月間の高速通信容量を抑えて手頃な価格を実現した料金プランも続々と登場している。高速かつ安定した固定回線とWi-Fi環境があれば、このようなプランをうまく生かすことで、外出中はもちろん在宅中も快適なネット環境を安価に維持できるようになる。しかし、Wi-Fiルーターは同じ規格に対応するものでも価格や性能に大きな開きがある

 高速かつ快適に使えて、コストパフォーマンスにも優れたWi-Fiルーターを選ぶには、何に注目すべきなのだろうか。

ルーター Wi-Fiルーターは何に注目して選ぶべき?(写真はTP-LinkのWi-Fi 6対応ルーター)

5GがあればWi-Fiは不要?

 先述の通り、携帯キャリア各社の5Gエリアは、都市部を中心に広がりつつある。地方でも、場所によっては5Gエリアが“面”で広がっていることも珍しくなくなった。

 基地局との位置関係など物理的条件にもよるが、従来の通信規格であるLTE(4G)では下り(受信)の実効通信速度は平均で100〜200Mbps程度、良くても400Mbps程度だったのに対して、5Gなら条件が良ければ1Gbpsを超える。これだけ高速なら固定回線の代わりに使っても良さそうに思える。

 翻って家庭で使われるWi-Fiルーターを見てみると、多くの家庭ではWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)あたりの規格で止まっていると思われる。Wi-Fi 5は理論上の最大通信速度は6.9Gbpsとかなり高速であるものの、家庭用ルーターは最大433Mbpsまたは最大833Mbpsに対応するものが多く、速いものでも最大1.7Gbpsだ。これはあくまでも“理論値”であり、実効速度となると100〜200Mbps、つまりLTE通信とほぼ同じ速度になる。こうなると「5GスマホがあればWi-Fiは不要なのでは?」と思う人もいるだろう。

5Gエリア 都市部を中心に5Gエリアも広がっており、エリアによっては地方でも面で5Gエリア化された地域もある

 しかし、筆者は5G時代だからこそ、今まで以上にWi-Fiルーターが重要になると考える。理由は、主に以下の3点だ。

理由1:5G対応の格安プランは通信容量が小さい

 最近、大手携帯キャリアは、サポートをオンラインに限るなどして月額基本料金を抑えた「オンライン専用プラン(ブランド)」を用意している。オンライン専用プランは原則として5Gにも対応しており、5Gエリアならより高速な通信を期待できる。

 しかし、オンライン専用プランは「月額3000円未満で月間20GB」が相場で、Web会議を幾つかこなしたり、高画質な動画を再生/ダウンロードしたりするとあっという間に速度制限のしきい値に達してしまう。

 オンライン専用プラン“だけ”で通信を賄おうとすると、1カ月の通信料金がかえって高く付く可能性もある。通信容量の制限が緩やかな固定回線と、Wi-Fiルーターを自宅に用意することで快適な通信と手頃さを両立できる。

理由2:モバイル回線だけでは通信手段を失うリスクが大きい

 「つながって当たり前」と思われがちな通信回線だが、自然災害などによって不通になったり不安定になることもある。それはモバイル通信も例外ではなく、自然災害による基地局の破損や電源遮断によって通信障害が発生することもある。

 また、通信障害は自然災害によって起こるものだけではない。設備のメンテナンスの際に発生したトラブルによる障害も起こりうる。直近1年間でも複数の大手キャリアにおいてメンテナンスを引き金とする大規模な通信障害が発生している。

 その点、自宅に固定回線とWi-Fiルーターがあれば、少なくとも自宅では通信手段の“冗長化”を図れる。音声通話(電話)はできなくても、LINEやFacebook Messengerなどで家族や知人と連絡を取り合うことはできるようになる。

 最近はモバイル回線を使ったホームルーターも人気だが、スマホや携帯電話と同じキャリアのものを使うと冗長性は確保できない。より高速かつ安定している光回線またはCATV回線を使った方が、冗長性や安定性の確保の面では有利である。

理由3:Wi-Fiデバイスの増加や「スマートホーム化」

 最近はWi-Fi通信機能を備えるゲーム機やTVも珍しくなくなった。在宅勤務用のノートPC、子どもが学校で使う学習用端末、スマートスピーカーやスマートディスプレイといった「スマート家電」もWi-Fi接続に対応している。世帯の人数よりも多くのWi-Fiデバイスが存在することも珍しくなくなった。

 自宅にWi-Fiルーターがない場合、これらのデバイスはスマホのテザリング(インターネット共有)を使って接続することになると思われる。しかし、そうなるとスマホが自宅にない間は他のWi-Fiデバイスは通信できない。自宅に常時通信できるWi-Fiルーターがあると、これらのデバイスの利便性は確実に高まる。特に、スマート家電を使った「スマートホーム化」では高い効果を得られる。

今どきのWi-Fiルーターの選び方は?

 一言で「Wi-Fiルーター」といっても、非常に多くの製品があり、価格やスペックの幅も大きい。「安い」とか「聞いたことのあるメーカーだから」という理由だけで選ぶと、固定インターネット回線やWi-Fiデバイスのポテンシャルを引き出し切れなかったり、PCやスマホを始めとするWi-Fiデバイスの性能を生かし切れなかったり、増えたWi-Fiデバイスを処理しきれずスループット(実効通信速度)が低下してしまったりすることもある。

 では、Wi-Fiルーターは何に注目して選ぶべきなのか。大きく4つのポイントがある。

ポイント1:「Wi-Fi 6」に対応していること

 利用環境や予算に関わらず、まずチェックすべきなのが「Wi-Fi 6」に対応しているかどうかだ。

 Wi-Fi 6は最新の無線LAN規格「IEEE 802.11ax」の愛称である。Wi-Fi 5から約5年ぶり、2.4GHzで通信できる規格(Wi-Fi 4/IEEE 802.11n)としては実に約10年ぶりとなる新規格で、以下の特徴を持っている。

  • 実効通信速度(実際の通信速度)が大幅に向上
  • Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までの旧規格と互換性がある
  • たくさんのデバイスを同時につないでも速度が落ちにくい

 Wi-Fi 6における理論上の最高通信速度は9.6Gbpsと、Wi-Fi 5比で約1.4倍に向上している。また、複数デバイスが同時に通信した際の実効通信速度を改善している。これらは、電波の伝送方法の改善やMU-MIMO(複数のアンテナを使って複数のデバイスが同時に通信する仕組み)の改良による成果である。

理論上速度の向上 一度に送れるデータ量の増加や最大帯域の拡大によって、Wi-Fi 6では理論上の最大通信速度が6.9Gbpsから9.6Gbpsになった。ただし、実際の理論上の最大通信速度は、ルーターのスペックによって異なるので注意しよう

 これらのメリットを生かすには、Wi-FiルーターとWi-Fiデバイスの双方がWi-Fi 6に対応している必要がある。スマートフォンなら、2019年に発売されたiPhoneの全機種やハイエンドAndroidスマホのほとんどがWi-Fi 6に対応している。ノートPCも、2021年以降に発売されたモデルなら、おおむねWi-Fi 6を利用できるモジュールを搭載している。

 しかし、ゲーム機やスマート家電にはWi-Fi 6に対応していないものも少なくない。Androidスマホも、エントリー/ミドルクラスではWi-Fi 4またはWi-Fi 5までの対応にとどまる機種がある。

 その点、Wi-Fi 6に対応するルーターやデバイスはWi-Fi 5までの規格との互換性をしっかりと確保している。性能をフルに引き出せるわけではないものの、互換性の面で不安を覚える必要はない。

互換性を確保 Wi-Fi 6対応ルーターは、過去の規格との互換性を確保している。そのため、Wi-Fi 6に対応しないWi-Fiデバイスも容易に共存できる(TP-Linkの「Archer AX73」仕様書から引用)

ポイント2:IPoEへの対応(規格のチェックも)

 固定インターネット回線でインターネットに接続する場合、Wi-Fiルーターを使っているという人も少なくないだろう。回線接続にWi-Fiルーターを使っている場合、「IPoE」に対応しているかどうかも重要なポイントとなる。

 従来の固定インターネット回線の多くは「PPPoE」という方法でインターネットに接続していた。この方法は設備面でのボトルネックが指摘されており、実効通信速度面で不利になりやすい。

 その対策として、最近ではPPPoEに代わってIPoE(IP over Ethernet)という方法でインターネットに接続するサービスが増加している。IPoEによる接続に対応するインターネットプロバイダ(ISP)なら、PPPoE接続時よりも実効通信速度が改善する傾向にある上、より新しい「IPv6」のアドレスを持つインターネットサイトにもアクセスできる。

 これからWi-Fiルーターを買うならIPoE対応のものを購入するべき……なのだがISPによって採用しているIPoEの規格は異なる。そのため、購入する際にはIPoE対応の有無だけでなく、対応するIPoEの規格も合わせてチェックしたい。

 なお、後で紹介するTP-Link(ティーピーリンク)製のWi-Fi 6ルーターは、全てIPoEによるインターネット接続に対応している。

IPoEを使ったインターネット接続について

 ISPや利用回線/プランによっては、IPoEを使ったインターネット接続が有償または無償のオプションとして提供される場合があります。IPoE接続に関する詳細は、契約しているISPまたは回線事業者に問い合わせてください。


IPoE TP-Linkでは、自社製のWi-FiルーターのIPoEへの対応状況を特設サイトで公開している。Wi-Fiルーターでインターネットに接続する場合は、事前にメーカーサイトでIPoEへの対応状況を確認しておきたい

ポイント3:設置場所と通信範囲

 Wi-Fiルーターの通信範囲は、ルーターが備えるアンテナの本数、利用する周波数帯域、電波の最大出力によって大きく左右されると思われがちだ。しかし、実際はそれに加えて建物の素材(木造、鉄筋など)や障害物(壁や家具など)の状況にも左右される

 TP-Linkも含めて、最近はWi-Fiルーターの製品情報に「間取りの目安」を記載するメーカーが増えている。これは一応の参考になるのだが、基本的にこの目安は「建物(部屋)の中心に置いた場合にカバーできる広さ」を示したものだと捉えた方が良い。建物の端部に設置したりキャビネットの内側に設置したりすると、想定通りにエリアカバーできなくなる可能性は高い。

 1台のWi-Fiルーターでエリアカバーを最大化するなら、建物の中心に置くことが理想だが、現実には回線を引き込む場所などの都合で不可能、あるいはケーブル類を長くはわせる必要があって困難を極める。なので、Wi-Fiルーターを購入する際は、以下のポイントを念頭に置きながら選ぶと良いだろう。

  • Wi-Fiルーターを置く場所
    • コンセントや回線の引き込み口が近くにあることが前提する
  • 置いた場所からの電波の届き具合
    • 目安の間取りを参考に、使いたい場所まで届くかどうかを検討する

 当然、建物の材質や間取りによっては利用したい場所まで電波が届かない可能性もある。特に「縦長(横長)の間取り」「複数階建て」の家屋は、1台のWi-Fiルーターでカバーすることはかなり難しい。1台でのエリア構築が難しい場合は、複数台が協調して通信エリアを広げられる「メッシュWi-Fi」に対応するルーターの導入も視野に入れると良いだろう。

メッシュWi-Fi Wi-Fiルーターをどこに置くのか、置いた場所からどのくらいの範囲をカバーできるのかは、ある程度イメージを膨らませておいた方が良い。細長い間取りの家屋や複数階建ての家屋では「メッシュWi-Fi」に対応するWi-Fiルーターも検討したい

ポイント4:Wi-Fiデバイスの台数

 先述の通り、Wi-Fi 6では最大で8×8構成のMU-MIMOに対応している。少し言い方を変えると、最大で16本(送信/受信をまとめて1本のアンテナに収めている場合は8本)のアンテナを搭載できる。

 しかし、アンテナの本数は多いほどルーターの価格は高くなる。多くなったアンテナを処理するために高性能なプロセッサ(SoC)と、より多くのシステムメモリを搭載する必要があるからだ。そのこともあり、メインストリーム(普及帯)のWi-Fi 6ルーターは2×2構成または4×4構成となっている。

 とはいえ、アンテナの数が多ければ多いほど、同時に接続できるWi-Fiデバイスを増やせる上、1台1台の実効通信速度も向上しやすいことは事実である。多少値は張っても、つなぐデバイスが多い場合はアンテナ数の多いモデルを選ぶと快適さは増す。

 予算と設置場所の都合が許すなら、つなぐWi-Fiデバイスの台数が多い場合はアンテナの数が多めのWi-Fiルーターを選ぶと幸せになれる。

TP-Link TP-Linkは、2×2構成、3×3構成、4×4構成のWi-Fi 6ルーターを複数モデル用意している。同じアンテナ構成で複数のモデルがあるのは、主に無線通信や有線LAN部分の最大通信速度に差異があるためだ
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提供:ティーピーリンクジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年9月3日