Wi-Fi 6の特徴の1つとして、より多くの機器をつないでも実効通信速度を維持しやすいことが挙げられる。見方を変えると、スマート家電による「スマートホーム化」を進めても他のWi-Fiデバイスの速度低下や接続障害などを起こしにくいということでもある。
そこで、Wi-Fi 6ルーターをさらに活用できるTP-Linkのスマートホーム機器ブランド「Tapo(タポ)」から、注目のデバイスをいくつか紹介する。
「Tapo L920-5」は、RGB調光可能なLEDテープだ。Wi-Fi接続にも対応しており、スマホの「Tapoアプリ」から発光色、エフェクトや発光スケジュールの設定を行える。「Amazon Alexa」または「Googleアシスタント」を使った音声コントロールも可能だ。
さらに「IFTTT(イフト)」にも対応しており、「Zoomのミーティングが始まったらドアの外に貼ったTapo L920-5を赤く点灯させる」といったレシピを作ることも可能だ。
以前は、ネットワークカメラといえば「防犯用」というイメージが強かったが、最近は子どもや両親、ペットを見守る目的で利用するケースも増えてきた。在宅中でも、Web会議中は部屋から出られないこともあるので、別の部屋の様子を見るために設置するという事例もあるようだ。
Tapoブランドでは、ネットワークカメラをいくつかリリースしている。同ブランドのカメラは先述のTapoアプリで管理できる。
「Tapo C210」は屋内用のネットワークカメラだ。パンチルト(首振り)で広い範囲を確認できる他、マイクとスピーカーを備えているので双方向通話も行える。スタンドは水平360度、垂直114度まで首振り可能で、部屋の中央付近に設置すれば、部屋全体をくまなく写せる。
カメラは約300万画素(2304×1296ピクセル)で、赤外線ライトを使ったナイトビジョン(最長10m)や動体検知にも対応している。それでいて、税込みの実売価格が5000円弱なのは驚きである。
「Tapo C320WS」は屋外用ネットワークカメラで、防犯用機能を多く備えているため、監視カメラとしての利用に適している。
監視機能としては動体検知の他、一定の“線”を超えて何かが入ってきた場合に通知する「ライン通過検知」、一定の“エリア”に何かが入ってきた場合に通知する「エリア侵入検知」にも対応する。カメラ本体への妨害検知も可能だ。
夜間撮影は赤外線ライトによる撮影の他、フィルライトを使ったフルカラー撮影にも対応している。税込みの実売価格は7000円程度と、こちらも比較的手頃だ。
スマートホームの基盤として、固定インターネット回線とWi-Fi 6の高速無線ネットワークの組み合わせの方は安定度は高い。今後、Wi-Fi 6に対応するスマホやPCは増えていくだろうし、さまざまなスマートホーム機器も登場することになるだろう。
高速/同時多数接続が可能で手頃なTP-LinkのWi-Fi 6ルーターで来たるべき時代に備えよう。
Wi-Fi 6の普及が進む今日この頃だが、最近「Wi-Fi 6E」という言葉を聞く機会も増えた。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6の拡張規格で、2.4GHz帯や5GHz帯に加えて6GHz帯の電波も利用できることが特徴だ。6GHz帯は従来あまり使われてこなかった帯域で、世界各国においてアンライセンスドバンド(免許なしで利用できる帯域)として利用できるようにする手続きが進められている。
日本では現在、5925MHz〜6425MHz(500MHz幅)の電波をWi-Fi 6Eで利用できるようにする手続きが進められており、160MHz幅でも3つのチャンネルを利用できるようになる予定だ。
従来のWi-Fi 6でも、規格上は最大160MHz幅のチャンネルを設定できる。しかし、日本では5GHz帯限定で、最大で2チャンネルしか設定できない。160MHz幅で3つのチャンネルを利用できるWi-Fi 6Eは、周囲の干渉を回避しつつ実効通信速度をより高められるポテンシャルを備えている。
なお、日本でWi-Fi 6Eの利用可能になることを見越して、TP-LinkではWi-Fi 6E対応製品の発売準備を進めている。ルーターが3機種(メッシュルーター1機種を含む)、Wi-Fi中継器が1機種、デスクトップPC向け拡張カードが2機種、順次登場する予定だ。
詳細な情報は、ティーザーサイトで随時公開している。発売予定のWi-Fi 6Eルーターなどが抽選でプレゼントされる「Wi-Fi 6Eがやってくる!キャンペーン」も8月31日まで開催しているので、合わせてチェックしてみてほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年9月3日