ベンチマークテストの結果を見よう。MSI Center PROで選べる動作モードは「ハイパフォーマンス」に設定した。比較対象として、Core i7-9750H(6コア12スレッド、2.6GHz〜4.5GHz)とGeForce GTX 1650(グラフィックスメモリは4GB)を搭載した、2019年発売のゲーミングノートPCのスコアも掲載している。
CINEBENCH R23のCPUスコアは13000ptsを越えた。Core i7-1280Pを搭載するPCとしては最上位クラスで、より大柄なノートPC向けのHシリーズのCPUに匹敵するスコアだ。本製品の放熱設計の優秀さを示している。
PCMark 10は、日常操作(Essentials)、オフィス(Productivity)、コンテンツ制作(Digital Content Creation)それぞれの用途をシミュレートする内容だ。ここでも比較対象を圧倒する高いスコアをマークしている。
ゲーム向けの3D描画性能を測定する3DMark、FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマークのスコアからは、ゲームをフルHD(1920×1080ピクセル)解像度で快適にプレイできる性能を持つことが分かる。UL Procyon Benchmark Suitesのアドビのクリエイティブソフトを利用したコンテンツ制作のテスト、Premiere Proを利用したテストでも比較対象を大幅に上回り、ビジネスからクリエイティブ、ゲーム用途まで、スキのないオールラウンドな性能を備えることが実証されたといえるだろう。
静音性、発熱の処理もとても優秀だ。最も高い性能が発揮できるハイパフォーマンスモードや、バランスモードでは高負荷時にファンの音が大きくなるが、それでも一般的なゲーミング/クリエイター向けノートPCと比べると低いレベルであり、ハイパフォーマンスモードでの常用も十分可能だろう。サイレントモードにするとベンチマークのスコアははっきり下がるものの、高負荷時も静音で利用できる。
発熱については、排気口があるキーボード奥は熱くなるが、手がよく触れるパームレストは体温以下に収まっており、体感的に熱いという印象はなかった。
Prestige 15 A12Uシリーズの魅力は、何といってもオールラウンドで活躍できる高い性能と高機能、カジュアルに持ち運べる可搬性を見事なバランスで両立させていることだ。
このバランス感覚は、第12世代Intel Coreプロセッサを搭載したノートPCの中でも随一であり、2〜3年前の製品からの乗り換えであっても、テクノロジーの進化をはっきりと実感できる。これぞ新世代PCと呼べる仕上がりだ。
ハイブリッドワーク、ハイブリッドスクールでの生産性や作業効率を上げたい人、より良いエンターテイメント体験をしたい人、さらに、自らデジタルコンテンツを制作したり発信していったりしたいと考えている人まで、Prestige 15 A12Uシリーズは、幅広いニーズを満たしてくれる。持ち運べる高性能ノートPCを探しているならば、真っ先に検討すべき1台だ。
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