コンパクトでリーズナブル! 色再現性にもこだわったクリエイター向けPC「DAIV 4N」を試す(1/3 ページ)

14型で持ち運べる「DAIV 4N」は、マウスコンピューターのクリエイター向けノートPCに加わった新モデルだ。コストパフォーマンスに優れた標準構成モデルを試した。

» 2022年09月13日 10時00分 公開
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 マウスコンピューターの「DAIV 4N」は、同社のクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズに属する14型画面を搭載するクリエイターノートPCだ。

 約1.44kgのコンパクトなボディーにNVIDIAの外部GPU、sRGBカバー率100%の画面、Thunderbolt 4ポートの搭載などクリエイティブの現場でニーズの高い要素を満たす本格派の内容を備えていることが特徴のシリーズだが、8月のリニューアルで第12世代Coreプロセッサを搭載し、さらに魅力的に生まれ変わっている。

 標準構成の評価機を入手したので、実機を見ながらその魅力をじっくりと見ていこう。

DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター マウスコンピューターの「DAIV 4N」は、コンパクトながらクリエイターのニーズをきちんと押さえた装備が光るスタンダードなノートPCだ

気軽に持ち運べる約1.44kgのボディー

 DAIV 4Nのボディーは、天面とパームレストの淡いメタリックブルーが印象的だ。表面はサンドブラスト風の仕上げで、スベスベとした手触りで手の脂などが付きにくい。

 ボディーサイズは約323.9(幅)×225(奥行き)×19.2(厚さ)mm、重量は約1.44kgだ。特に薄型軽量というわけではないが、気軽に持ち運びできる重さとサイズ感だろう。

 公称のバッテリー駆動時間は約10時間(JEITAバッテリ動作測定法Ver.2.0)で、左側面のUSB Type-C端子(Thunderbolt 4対応)は、USB PD(Power Delivery)による電源入力に対応しており、USB PD対応機器による柔軟な運用が可能だ(当然ながら、全てのUSB PD機器での動作が保証されるわけではない)。

DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター ボディーは樹脂製だが、トップカバーやパームレストは淡いメタリックブルーの塗装が施され、品良く仕上がっている。スベスベとした手触りで、手の脂などが付きにくいのも好印象だ
DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター 底面に吸気口が開けられている。手前側にステレオスピーカを内蔵する。Dolby Atmosもサポートしており、対応コンテンツでは立体的なサウンドを楽しめる
DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター ACアダプターは120W仕様で、端子は丸型の独自形状だ。実測のサイズは、約67(幅)×135(奥行き)×25(厚さ)mm(突起部のぞく)あり、ACケーブルを含む実測重量は約445gだった
DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター バッテリー容量は約51Whで、公称の駆動時間は約10時間だ

クリエイティブ用途で魅力が大幅アップした第12世代Coreを採用

 本製品の魅力をグッと高めているのが、第12世代Coreプロセッサの搭載だ。本製品が備えるCore i7-1260Pは、PBP(Processor Base Power:従来のTDPに相当する熱設計の基準)が28Wのモバイル向けのモデルである。

 性能優先のPコアが4基(8スレッド)、電力効率優先のEコアを8基(8スレッド)、合計で12コア16スレッドという仕様になっている。Pコアが4コア、PBP 28Wというとどちらかといえばビジネス向けのイメージが強いかもしれないが、それでもパワフルなのが第12世代Coreプロセッサの特徴だ。もっと大柄なサイズのノートPCに搭載されていた、過去のTDP 45WのCPUを上回るほどのパフォーマンスを持つ。

 もちろん、実際に発揮できるCPUの性能は冷却機構などボディーの熱設計やチューニングによって変わってくるのだが、本製品はその点も優秀だ。CPUの純粋なパワーを見るCINEBENCH R23のCPUスコアでは、第10世代の8コア16スレッドCPUも上回るスコアをマークしている。

 とにかく、この第12世代Coreプロセッサのデキは優秀であり、CPUのパフォーマンス(特にマルチスレッド性能)が快適度を大きく左右するクリエイティブ用途のPCにとっては魅力が大きい。

DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター CPUは、第12世代のCore i7-1260Pを採用する。性能優先のPコアが4基(8スレッド)、電力効率優先Eコアを8基(8スレッド)、合計で12コア16スレッドという仕様だ
DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター CINEBENCH R23のスコア比較。第10世代Coreの8コア16スレッドCPUをも上回る、第12世代Coreの高いスコアが目を引く

クリエイティブ用途に効くGeForce GTX 1650を搭載

 外部GPUとして、NVIDIA GeForce GTX 1650(グラフィックスメモリは4GB)を搭載するのも大きい。NVIDIAのミドルレンジとしては最もベーシックなGPUではあるが、それでもCPU内蔵GPUやエントリー向けGPUとは機能的に一線を画しており、ゲームでもクリエイティブ用途でも体験の質が大きく変わってくる。

 特にクリエイティブ面においては、NVIDIAが積極的にクリエイティブにおける活用を促していることもあり、多くのアプリでプレビューやレンダリング、エンコードなどを高速に行える。

DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター 外部GPUとして、GeForce GTX 1650を搭載している。ハードウェアエンコーダーのNVENCを統合する点は、エントリー向けのGeForce MXシリーズと大きく違うところだ。
DAIV 4N マウスコンピューター クリエイター クリエイティブ分野でもGPUの活用が進んでおり、レンダリング/プレビュー/エンコードなどさまざまな処理を高速化できる
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年9月20日