メモリとストレージは、BTOでのカスタマイズに対応しており、メモリは最大64GBまで搭載可能だ。ストレージ容量は最大2TBまで、より高速なSSD(Samsung PM9A1、PCIe 4.0 x4対応)を指定することもできる。
標準構成でメモリは16GB、ストレージは、NVMe SSDを512GB搭載する。クリエイティブ用途を想定すると、この標準構成は最低ラインだろう。写真のRAW現像や4K動画の編集などをするなら、メモリは32GB以上、ストレージも2TBまで増やすことをお勧めしたい。
もっとも、適切なメモリとストレージ容量は用途や使い方で変わってくる。このように用途に応じてカスタマイズできるBTOに対応しているのはありがたい部分である。
通信機能としては1000BASE-T対応の有線LANと共に、Wi-Fi 6対応の無線LANとBluetooth 5を標準装備している。
USBは、Type-C端子とType-A端子を2基ずつ装備する。左側面のUSB Type-CはThunderbolt 4に対応しており、最大40Gbpsのデータ転送、ディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode)、PCへの給電(USB PD)と多用途に利用できる。
クリエイティブ分野のプロユースでは、Thunderbolt接続の高速ストレージやビデオキャプチャデバイスが普及しており、Thunderbolt 4(またはThunderbolt 3)の搭載を必須条件と考えているユーザーも存在するだけに、Thunderbolt 4の標準装備は強みの1つだろう。
液晶ディスプレイの上部に、約100万画素のWindows Hello対応Webカメラとデュアルアレイマイクを内蔵しており、ビデオ会議や配信も追加デバイスなしで行える。Windows Helloに対応しているので、1度顔を登録しておけばWindowsへのログオンもスムーズに行える。
キーボードは、6段配列のアイソレーションタイプを採用する。一部にサイズの小さいキーはあるが、主要キーのピッチは実測で約19mmゆったりと確保されていて打ちやすいキーボードだ。
画面サイズは14型で、1920×1080ピクセル表示に対応する液晶ディスプレイを搭載している。ディスプレイ表面は光を拡散するノングレア仕様で、外光や照明の映り込みがしにくく、長時間の利用でも疲れにくい。
色域は、インターネットコンテンツの基準であるsRGB100%の色域をカバーしており、色を扱う処理ではマストといえる条件を満たしている。さらに、工場出荷前にX-Riteの専用のソフトウェアと、専用のセンサーを用いたキャリブレーションを実施し、sRGBの色空間上で、色差ΔE≦2を満たす高い色再現性を備える。いわゆる「正しい色」を表現できる状態で出荷されているので、安心して制作に利用できる。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年9月20日