円安などが進む中で、PCの価格も値上がりしつつある。そのような中で、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Katana-GF76-11UD-671JP」は、高い性能と求めやすい価格を両立させたコストパフォーマンスに秀でた魅力的な1台だ。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Katana-GF76-11UD-671JP」は、実用に十分なゲーミングパフォーマンスとリーズナブルなプライスを両立させながら、実売価格で15万円(税込み、以下同様)を切る手頃なゲーミングノートPCだ。
144Hzの高速リフレッシュレートに対応する17.3型の大画面液晶ディスプレイの搭載や、シンプルで洗練されたビジュアルも魅力的である。実機を入手したので、その内容をじっくり見ていこう。
Katana-GF76-11UD-671JPは、17.3型の大型液晶ディスプレイを搭載する。15.6型の画面を備えたノートPCと比べて一回り大きなサイズだが、ボディーの厚さは約25.2mmとスリムで重量も約2.6kgとさほど重すぎることもなく、扱いやすい。
すっきりとしたシャープなデザインも印象的だ。このデザインは、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズや「三國志」シリーズなどを手がけた、著名なイラストレーターである長野剛氏とのコラボレーションにより誕生したものだ。
製品名の「Katana(刀)」をモチーフに、長野剛氏がコンセプトデザインを書き起こし、そこから着想を得た「竜の国に伝わる伝説の刀の強さ」をボディーにあしらいデザインしたという。
シャープにカットされた液晶ディスプレイ天面の奥(ヒンジ側)を始めとする全体の形状、底面の吸気口の処理などにコンセプトイメージがしっかりと反映されており、高コスパモデルながら、ビジュアルの印象も良い製品となっている。
CPUにはIntelのCore i7-11800Hを搭載する。第11世代と最新世代ではないが、8コア16スレッドのパワフルなモデルであり、実力は十分にある。メモリは16GB(DDR4 8GB×2)、ストレージも512GBのSSDと十分な基準といえる。
グラフィックス機能には、GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUを搭載する。フルHD(1920×1080ピクセル)解像度であれば、現行のゲームタイトルを標準以上の画質で快適にプレイできるパフォーマンスを備えている。
GeForce RTX 30シリーズの機能はクリエイティブやビジネスでも恩恵がある。クリエイティブ用途では描画やエンコード、超解像処理の高速化などが利用可能だ。また、ビジネス用途では、Zoomなどのビデオ会議で低負荷での背景効果利用、AIノイズキャンセル機能なども活用できる。
液晶ディスプレイには、ノートPCで標準的な15.6型よりワンランク大きい17.3型の大画面を搭載する。画面解像度は、1920×1080ピクセル表示対応だ。
大きな表示と十分な作業領域を兼ね備えており、ビジネスやクリエイティブ用途での作業性が高く、ゲームやエンターテイメントでも一段と迫力を感じられる。表面は非光沢のノングレア仕上げなので外光や照明が移り込みにくく、長時間の作業でも目が疲れにくい。
画面のリフレッシュレートが、一般的な液晶ディスプレイ(60Hz)の2.4倍に相当する144Hzに対応しているのも見逃せない。
高速リフレッシュレートのメリットは「表示の滑らかさ」と「リアルタイム性」だ。いずれもコンテンツのフレームレートがリフレッシュレートを上回っていることが条件だが、同じA地点からB地点までの動きを60Hzならば60コマで表示するところを、144Hzならば144コマ使って表示する。動きはより滑らかに、表示される情報は常により新しいもの(約0.01秒先)となり、反応が重要なFPSや格闘ゲームなども有利な条件でプレイできる。
続いて、インタフェース回りを見ていこう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年11月27日