ビデオ会議やオンライン授業の導入で一段と身近になったノートPC。普段から使うPCだけに、高い性能はもちろんのこと、見た目や使い勝手にもこだわりたいところだ。手頃な価格でそれらを両立させたエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Modern-14-C12M-605JP」をチェックする。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Modern 14 C12M」シリーズは、若い社会人や学生をターゲットにしたビジネス向けの14型薄型軽量ノートPCだ。Intelの第12世代Coreプロセッサを採用しており、リーズナブルなプライスと高い基本性能、実用十分な機能を両立。そしてエレガントな雰囲気、カジュアルな親しみやすさを感じる洗練されたビジュアルも特徴だ。実機を入手したので、その魅力をじっくりとみていこう。
本機のボディーのサイズは、約319.9(幅)×223(奥行き)×19.35(厚さ)mmで、重量は約1.4kgだ。特別に薄くて軽いというわけではないが、持ち運びがしやすいサイズと重量に収まっている。
バッテリー駆動時間は約7時間(公称値)となっている。極端に薄型/軽量化やバッテリー駆動時間を追い求めないことで、基本的な性能や機能を犠牲にせずにコストダウンを図っているのだろう。
ボディーの作りはしっかりしていて、頑丈さについては米軍の調達基準として知られる「MIL-STD-810G」のテストを開発段階でクリアしたという裏付けもある。
ビジュアル面の印象も良い。「アーバンシルバー」と呼ばれる明るいシルバーを軸に底面にライトグレー、液晶パネル面にブラックを組み合わせ、エレガントな雰囲気と親しみやすいカジュアルさを感じる仕上がりになっている。
また、このModern 14シリーズは、フランス人アーティストのロレイン・ソレ(Lorraine Sorlet)氏がキービジュアルを担当した。同氏がModernシリーズの世界観を書き起こしたイラストは、壁紙としても採用されている。独特な色使いとタッチのイラストとボディーとの相性はとてもよく、魅力をより引き上げている。
CPUは、Intelの第12世代Coreプロセッサを搭載する。Intel CPUの世代の進化による性能/機能の強化はその時々で差があるが、この第12世代(開発コード名:Alder Lake)の進化は強力だ。性能優先のPコアと電力効率優先のEコアのハイブリッド構造を採用し、最適に使い分ける仕組みを導入することで、電力効率を維持したまま性能を大きく飛躍させている。
本製品が装備するCore i7-1255Uは、Pコア2基とEコア8基で合計10コア12スレッド、最大周波数4.7GHzという内容だ。性能優先のPコアが2基ということで地味に感じるかもしれないが、世代の進化は大きく、第10世代以前の8コアCPUに匹敵するポテンシャルを持っている。
メモリはDDR4-3200規格を16GB(8GB×2)、ストレージはPCI Express SSD(NVMe対応)を512GBという構成だ。背景効果や画面共有機能などを活用したビデオ会議も含め、ビジネスや学習に快適に使える内容である。
通信機能としては、Wi-Fi 6対応の無線LANとBluetooth 5.2を標準装備している。
USB端子は、Type-CとType-Aを3基で合計4基搭載する。USB Type-AとType-Cどちらの周辺機器も変換アダプターなしで利用できる。またUSB Type-C端子はUSB Power Delivery(PD)に対応しており、市販のUSB PD対応のACアダプターやモバイルバッテリー(出力65W以上を推奨)を使用可能だ。
液晶ディスプレイの上部には、約92万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクも内蔵しており、ビデオ会議や配信も追加デバイスなしで行える。
ハイレゾ対応のヘッドフォン/マイク兼用端子を装備しているのも見逃せない。別途ハイレゾ対応ヘッドフォンを利用することで、CDを上回る高音質な音源コンテンツを楽しめる。
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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年12月20日