Windows 11ではデュアルディスプレイ、マルチディスプレイの使い勝手が格段に向上している。接続しているディスプレイは、それぞれ個別にテキストの大きさ、解像度、画面の向きなどを調整可能だ。メインに利用するディスプレイも自由に選べる。
マルチディスプレイの表示スタイルには、全ての画面に同じ内容を表示する「複製」と、別の画面を表示する「拡張」の2種類がある。基本的には「拡張」で使うことになるだろう。マウスでドラッグすると画面の位置関係を手軽に変更できる。
Windows 10以前は、一度マルチディスプレイを解除してしまうと設定し直すことが必要だったが、Windows 11からはこの設定を保存しておけるようになった。
さらに、最新のWindows 11(バージョン 22H2)では、「ディスプレイ間のカーソルを簡単に移動させる」という項目が追加されており、画面の解像度が異なるディスプレイを併用する場合にもスムーズにカーソル移動できるようになっている。
ここからは製品にフォーカスしてみていこう。ProLite XB2481HSU-4Dは、23.8型で1920×1080ピクセル(フルHD)の画面解像度に対応している。
14型や15.6型が一般的なノートPCの画面よりもかなり大きく、視野角が広いAMVA(Advanced Multidomain Vertical Alignment)パネルを採用しており、照明などが映り込みにくいノングレア仕様と合わせて、視認性はとても良い。
画面が大きい方が、目の疲労軽減に有利なのは明らかだ。ノートPCと併用する場合は、本機をメインに据えて、ノートPCの画面をサブとして活用することで、目の疲労をかなり軽減することができるだろう。
大画面の割にはコンパクトで、扱いやすい省スペースデザインもうれしいところだ。上下/左右のベゼル幅は実測で約13mmと狭い。フレームレスというほどではないが、無駄のないスリムなベゼルですっきりとまとまっている。
スタンドの底面積は約240(幅)×210(奥行き)mmと、しっかりとした安定感がありがら底面積は狭く、机の上を広く使えるデザインとなっている。重量もスタンド込みで約5.5kgと軽めで、机の上で移動させるのもさほど苦にならない。
AMVAパネルは、コントラスト表現の得意なVA方式をベースに視野角を大幅に改善したパネルだ。本製品も標準コントラスト比は3000:1(ACR時は1200万:1)と一般的な液晶ディスプレイ(標準で1000:1くらいが多い)よりも高く、メリハリのある表現が行える。応答速度も最大約4ms(オーバードライブ有効時)と速いため、ゲームや動画鑑賞などエンターテイメントの適性もあるスペックだ。
また、iiyamaオリジナルの「i-Style Color」機能も搭載する。標準/ゲーム/映画/風景(写真)/テキストなど、コンテンツ別にカラーモードが用意されている。ゲームなら残像を抑えた設定に、テキストは目に優しい設定にと、それぞれのコンテンツに最適な明るさや色味で利用できる。
目の負担、疲労を軽減する機能を搭載していることも見逃せない。眼精疲労や頭痛の原因の1つとされるものが、バックライトのチラつき(フリッカー)だ。本製品はこれを抑制する「フリッカーフリーLED」を採用してチラつきを最小限に抑え、目の負担を軽減している。
フリッカーと同様に疲労や不調の原因とされているのが「ブルーライト(380〜500nmの波長の光)」だ。長時間ブルーライトにさらされると、体内時計がズレたり、眼精疲労やドライアイを引き起こしたりする可能性があると指摘されている。本製品では物理的なフィルターなどを使わずに、最大58.3%低減する「Blue Light Reducer」も備えている。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年12月26日