ASUS Vivobook S 14X OLED S5402ZAにおいて、最大のストロングポイントといえるのが画面だ。パッと見ただけで、一般的なノートPCとは明らかに違う鮮やかさを感じられる。これは、ノートPCで一般的に使われている液晶ディスプレイではなく、ミドルレンジ以上のスマートフォンや、ハイエンドの大画面TVにも採用されている有機ELディスプレイ(OLED)を採用していることが大きい。
有機ELディスプレイは、バックライトを用いる液晶ディスプレイとは表示の仕組みが根本的に異なり、原理的に画質や表示性能を高めやすいことが特徴だ。本製品では、その優位性を最大限に生かしたハイスペックなパネルを採用している。最大輝度は600ニトで、コントラスト比100万:1(一般的な液晶ディスプレイの1000倍)、最大表示色数は約10.7億色(通常のディスプレイは1677万色)となっている。
単に明るく表示色数が多いだけではなく、色再現性も高い。Webサイトに使われる映像における基準となる色域規格「DCI-P3」を100%カバーした上で、色差(色の精度)を表す「ΔE(デルタE)値」は2未満としている。PANTONE認証も取得しており、プロユースにも耐えうるレベルだ。
また、リフレッシュレート(1秒当たりの画面描画回数)は、通常の2倍となる最大120Hz(1秒間に120回の書き換え)と、一般的なディスプレイ(最大60Hz)と比べて同じ動きを2倍のコマ数で表示できる。動画やゲームの映像が滑らかになると共に、常に少し先(約0.0083秒)の映像を表示可能だ。応答速度(画面の色が変化するのにかかる時間)も最短0.2ミリ秒と超高速なため、残像感もなく、反応が重要なFPS(1人称視点のシューティングゲーム)を始めとするeスポーツ系ゲームタイトルでは有利にプレイできる。
表示解像度は最大2880×1800ピクセル、画素密度は約234ppiと、一般的な作業姿勢より近い距離で見ても画素がほとんど見えない精細さを備えている。画面の上部と左右のベゼルを切り詰めたスリムベゼルデザインによって、画面の美しさはいっそう引き立っている。
Vivobook S 14X OLED S5402ZAは、基本性能も非常に優秀だ。
最近のノートPCに搭載されているインテルの「第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)」は、とにかく出来がよい。性能重視の「パフォーマンスコア(Pコア)」と、電力効率優先の「高効率コア(Eコア)」を使い分けるハイブリッド構造を導入した効果は大きく、前世代から性能が大幅に底上げしている。
本製品が搭載する「Core i7-12700H」は、その第12世代Coreプロセッサの中でも高性能な「Hシリーズ」の上位モデルとなる。同じくノートPC向けの「Pシリーズ」や「Uシリーズ」よりもパワフルな処理に力を注いでおり、基本的には何をしても快適な処理を期待できる。
CPUがパワフルな分だけ、発熱も大きくなるため、しっかりと熱を排出するための冷却機構も必要となる。そこで同社は「IceCool Plus冷却テクノロジー」を開発した。約8mmと約6mmのヒートパイプと、97枚の羽根を持つファンを組み合わせた冷却機構により、高い冷却性能と静音性の両立を図っている。
本機は独立GPUを搭載しておらず、CPU内蔵の「Intel Iris Xe Graphics」を利用する。Iris Xe GraphicsはCPU内蔵のグラフィックス機能としては高性能で、フルHD(1920×1080ピクセル)描画であれば設定次第でゲームを快適に楽しめる。
メインメモリは16GB(DDR4-3200規格)、ストレージは512GBのSSD(PCI Express 3.0 x4接続)を搭載している。
なお、本機はインテルのノートPC認定プログラム「Intel Evoプラットフォーム」に準拠しているのも見逃せない。この認定を取得したノートPCは、インテルが一定水準の性能を確保していると認めたモデルということになる。普段使いはもちろん、ビデオ会議など負荷のかかる処理も快適にこなせる“証”を持っているということだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年12月26日