―― 先ほど販売店で「家庭用Wi-Fiルーターを勧める」という話もありましたが、中小企業や中小規模の拠点、個人事業主が法人向けVPNルーターを選ぶ利点を改めて教えてください。
田村氏 設置する拠点数によらないメリットとして分かりやすいのは、法人向け商品の方が保証期間が長く設定されていることです。当社の場合、家庭用Wi-Fiルーターの保証期間を1年としていますが、法人向け商品は最長で5年保証となります(※1)。
(※1)通常保証期間は3年で、購入日から30日以内にユーザー登録を行うと保証期間が2年延長される
田村氏 複数拠点で扱う場合、当社の法人向けVPNルーターは「リモートアクセスVPN」と「拠点間VPN」の両方に対応していることもメリットです。対地数(同時接続台数)は「VR-U300W」が最大16台、「VR-U500X」が最大30台となっています。中小企業や中小規模の事業所におけるテレワークにも安心して使っていただけます。
加えて、多くの端末が同時通信しても十分な性能が出るように、ハードウェアによるアクセラレーションも併用しているため、スループットを向上しやすいというメリットがあるのです。
自社計測した数値ではありますが、当社のルーターでリモートアクセスVPNを利用した際のスループットは以下の通りです。想像以上の差が出ていると思います。
少し細かい所まで目を向けると、「NATセッション」の最大値にも差があります。1台の端末が合計で500セッションの通信を行うと仮定した場合、接続できる端末の台数は以下の通りとなります。
「家庭用Wi-Fiルーターでも十分ではないか?」と思うかもしれませんが、特にクラウドサービスを利用する前提に立つと、セッション数が500を超える場合も珍しくありません。接続する端末が多くなるほど、法人向けVPNルーターの方が安定して快適に通信できます。
谷川昌也氏 当社の法人向けVPNルーターは、ユーザーアカウント単位の認証が行える点も利点です。MACアドレスではなくアカウントのコントロールでも不正接続を防げるようになっています。
加えて、当社が無料で提供しているリモート管理サービス「キキNavi」にも対応しています。機器の稼働状況の確認やメンテナンス用の簡易的な操作を現場へ出向くことなく遠隔で行えるので、機器管理者の負荷を大きく軽減できます。
富山氏 他にも、当社の法人向けVPNルーターには動作保証温度の範囲が広いという特長があります。「VR-U300W」であればセ氏0〜45度、「VR-U500X」であればセ氏0〜50度の環境での動作が可能です。
ネットワーク機器は、空調のない環境に置かれることもあります。そのことを想定して、保証温度の幅を広めに確保しています。
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