マウスコンピューターのビジネス向けノートPC「MousePro-NB5シリーズ」は、税別で9万円台から購入できるリーズナブルなモデルだ。豊富なインタフェースを備えるだけでなく、将来的なWindows 11へのアップグレードが可能なWindows 10 Proモデルも選べるなど、ビジネスの現場に即した魅力が詰まっている。(提供:mouse)
マウスコンピューターの「MousePro-NB5シリーズ(第11世代)」は、ビジネス向けブランド「MousePro」シリーズに属する15.6型ノートPCだ。
同シリーズの特徴は、新旧ビジネスPCの良い点を取り入れたハイブリッド仕様にある。具体的には、カートリッジ式バッテリーやレガシーインタフェースの採用、光学ドライブを搭載するなど、伝統的な法人向けPCのニーズを満たす一方で、現代的なデザインの頑丈ボディー、先進運用ができるUSB Type-C端子の搭載、TPM 2.0対応、さらにはLTE通信も内蔵可能といった新しい要素をしっかりと取り入れている。
OSについても、Windows 11 Proダウングレード権を利用した64bit版Windows 10 Proが選べるので、既存の資産を生かしつつ、先進環境へと段階的に適応することができる。
MousePro-NB5シリーズ(第11世代)は、CPUの違いで4種類のバリエーションがあり、それぞれBTOでカスタマイズが可能になっている。今回はCore i5-1155G7を搭載した「MousePro-NB542H」を取り上げ、性能や使い勝手を見ていこう。
ボディーのデザインは実にシンプルだ。最近の製品らしく画面左右の非表示部を狭くしたスリムベゼルデザインを採用しており、その効果ですっきりと洗練された印象を受ける。
手に取ってみるとボディーはカッチリとタイトな剛性感があり、「簡単には壊れそうにないな」という安心感がある。米軍の調達基準である「MIL-STD-810G」に準拠した過酷な信頼性テストを第三者認証機関にて実施している裏付けもある。
ボディーサイズは約361(幅)×256(奥行き)×29.1(厚さ)mm、重量は約2.03kgだ。毎日、通勤などで持ち運ぶことを想定された製品ではないが、かさばらない形状で頑丈さの不安もない。オフィスあるいは在宅中心で会議のために別室に移動したり、気分転換に近くのカフェで使う程度であれば、苦もなく持ち出すことができるだろう。
バッテリーは、ユーザーが簡単に着脱できるカートリッジ式を採用している。バッテリーが劣化するなどしてサポートを受ける際に、本体を一緒に工場へ送る必要がなく、業務がストップするなどのダウンタイムを減らせるメリットは大きい。
バッテリーの容量は32Whで、公称のバッテリー駆動時間は約5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)だ。最近の製品としては少し短めだが、付属のACアダプターは小型軽量(ケーブル込みの実測で199gと軽量)なので、一緒に持ち出すのも楽に行える。
また、USB Power Delivery(PD)に対応したUSB Type-C端子も備えているため、USB PD対応の汎用(はんよう)ACアダプターやモバイルバッテリーも利用できる。当然ながら全てのUSB PD対応機器での動作が保証されるわけではないが、いざという時に入手しやすいUSB PDアダプターやモバイルバッテリーを使える設計になっているのは心強いところだ。
また、BTOメニューではマウスコンピューターオリジナルの100W対応USB PD対応ACアダプターや、より小型で最大65WのUSB PD対応ACアダプターに加え、かさばりがちな電源ケーブルを短くする「ノートPC用ショートタイプACケーブル」も同時購入できるオプションとして用意されている。
CPUは、Core i5-1155G7を搭載している。開発コード名「Tiger Lake-UP3」で知られる第11世代Coreプロセッサのミドルレンジモデルだ。
既により新しい世代のCPUが登場しているが、ビジネスクライアントPC向けのパフォーマンスは十分にある。Microsoft Officeはもちろん、簡易的な画像編集や動画編集まで対応可能だ。詳細は後述するベンチマークテストで触れよう。
メモリとストレージは、BTOで柔軟なカスタマイズが可能だ。標準ではメモリが8GB、ストレージが容量256GBのPCI Express SSDという内容だが、メモリは最大64GBまで、ストレージも2TBまで搭載可能で、500GB以上はPCI Express 4.0 x4対応SSDと高速になる。
予算に余裕があるなら、メモリは16GB以上に、SSDも500GB以上にしておくのがおすすめだ。その構成なら、オフィスアプリやブラウザを複数同時利用して作業しながら、ZoomやMicrosoft Teamsでバーチャル背景を使ったり、画面共有を利用したりしたビデオ会議もストレスなくできるだろう。今回の評価機もメモリは16GB、SSDは512GB(PCI Express 4.0 x4)という構成だ。
続いて、インタフェース回りを見ていこう。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年3月27日