ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。今回の評価機は、MousePro-NB542Hの標準構成からカスタマイズされており、メモリが16GB、ストレージは512GB(PCIe 4.0 x4対応)にパワーアップ済みだ。参考として、2018年発売のビジネスPC(Core i5-8250U搭載)のスコアも掲載している。
また、本製品にはパワーセッティングとして「バランスモード」と「静音モード」の2種類が用意されている。標準のバランスモードを基本としつつ、PCMark 10と動作音については、両モードで実行した。
結果はご覧の通りだ。日常操作系、クリエイティブ用途、ゲーム系のテスト、どの項目でも比較対象に対してはっきりとリードしており、基本性能の高さを実証する結果になっている。3D描画系のテストからは、CPUとともにCPU内蔵GPUの性能も進化していることが分かる。
背景効果などを利用したビデオ会議ではグラフィックス性能も重要なので、古いPCからリプレースする意味は十分にあるだろう。動画の鑑賞、Webブラウザベースのカジュアルゲームなどのエンターテインメントも快適に楽しむことができる。
15.6型のボディーにモバイル向けのCPUを搭載しているだけあって放熱にも余裕があり、静音性も高い。標準のバランスモードでも意識しなければ気にならない程度の動作音にとどまる。静音モードでは高負荷時でもほぼ無音の状態で使い続けられる。
排気口がある左側面が中心に発熱があるが、全体的に温度は低く抑えられており、手がよく触れるパームレスト部分は最大でも32度弱と完璧に抑えられている。
冒頭でも述べたように、MousePro-NB5シリーズの魅力は、旧来のビジネスPCの王道を踏襲した上で、新しい要素も取り入れているところだ。
カートリッジ式バッテリー、光学ドライブ、D-Sub 15ピンや有線LAN、フルサイズのSDメモリーカードスロットなど、最近では薄型軽量化のために省かれがちな要素を漏れなく搭載しており、これらを必要としている企業には貴重な存在だろう。
それでいて、USB PD/画面出力対応のUSB Type-C端子やLTE通信(オプション対応)、Webカメラ、TPM 2.0対応といった近年の注目機能を装備する。ボディーの頑丈さ、キーボードやタッチパッドなどの使いやすさに配慮されているのも見逃せない。
従来の資産や周辺機器を継続利用しながら、段階的にWindows 11環境に対応していきたいと考えている企業にはぴったりの製品だろう。
なお、MousePro-NB5シリーズ(第11世代)はCore i7-1195G7搭載の「MousePro-NB542Z」、Core i5-1135G7搭載の「MousePro-NB541H」、Core i3-1115G4搭載の「MousePro-NB541F」と、CPUの違いで4種類のバリエーションがあり、それぞれBTOでカスタマイズができるので、予算や現場の事情に最適な製品を選べる。
評価機の構成で14万4760円(税/送料込み)、メモリ8GB/SSD256GBの標準構成なら12万7160円(税/送料込み)だが、最廉価モデルのMousePro-NB541Fなら、税別で9万9900円、税/送料込みでも11万2090円と手頃だ。
標準で1年の無償ピックアップ保証が付帯する他、最長5年間の延長保証が選べたり、補償内容を拡張するサービス「破損盗難保証サービス」も用意されていたりと、法人向けのメニューも充実している。
マウスコンピューターの直販ページでは、リアルタイムでBTOカスタマイズを反映した見積もりが行え、そのままオーダーできるシステムが用意されている。気になったらまずはアクセスして見るとよいだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年3月27日