本製品の特徴の1つが、豊富なインタフェースを標準で備えていることだ。
USB端子は、Type-CとType-Aを合計で4基装備する。USB Type-C端子は、USB PDと画面出力(DisplayPort Alternate Mode)に対応しており、モバイルディスプレイや外付けの液晶ディスプレイを活用した先進のワークスタイルにも対応可能だ。
画面出力としては、USB Type-Cに加えHDMI出力、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)の端子も搭載しており、本体装備の液晶ディスプレイと合わせて最大4画面の同時出力に対応している。
この他、有線LAN(1000BASE-T対応)、SDメモリーカードスロット(UHS-I対応)、そしてDVDスーパーマルチドライブも標準で内蔵している。
これらは最近のノートPCでは省かれることが多くなってきたが、長年ビジネスPCに搭載されてきたものだけにまだまだ必要な現場もあるだろう。本製品の場合は、こうした旧来のインタフェースはもちろん、先進のUSB Type-Cと両方を搭載しており、幅広い現場に対応できるのがポイントだ。
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANに加え、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応の無線LAN、Bluetooth 5を標準で装備する。
BTOで通信モジュールもカスタム可能で、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の無線LANモジュール「Intel AX201」への変更や、無線LANなしも選択可能だ。Wi-Fi 6のWi-Fi 5に対するアドバンテージは大きいため、特に事情がなければ、カスタマイズでこのIntel AX201へ変更しておくのがおすすめだ。
また、オプションとして、4G LTEに対応したSIMロックフリーのワイヤレスWAN機能も追加可能だ。SIMカードスロットはmicroSIM対応で、NTTドコモ/au/ソフトバンクモバイルなど国内主要キャリアの通信網に対応するバンドをサポートしている。
液晶ディスプレイのサイズは15.6型で、画面解像度は標準的なフルHD(1920×1080ピクセル)に対応する。表面は外光や照明が映り込みにくいノングレア仕上げだ。映り込みは眼精疲労の大きな原因になるだけに、ビジネス向けではノングレアが基本だろう。
キーボードは、6段配列のアイソレーションタイプで、数値入力に便利なテンキー付きだ。キーピッチは、一般的な外付けキーボードと同じ約19mmを確保する。主要キーとテンキーの間は間隔を広げるなど、キー入力に配慮した配列になっている。
タッチパッドは、誤操作しにくい2ボタン式を採用する。パームレストも広く確保されており、ビジネスや学習で長文入力を行うのにストレスを感じない入力環境が整っている。
液晶ディスプレイの上部に、約100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクを内蔵しており、ZoomやTeamsなどを利用したビデオ会議も追加装備なしで快適に行える。
OSの選択肢にWindows 11 Home/Windows 11 Proはもちろん、Windows 11 Proのダウングレード権を利用した64bit版Windows 10 Proのプリインストールも選べる。
これはWindows 11のライセンスを持ちながら、プリインストールのWindows 10 Proを利用し、都合が良い時にWindows 11 Proに追加費用なしでアップグレードできる権利だ。もちろん、サポート期間も通常のWindows 11 Proと同様である。
本機はWindows 11で厳しくなったセキュリティ要件にも準拠しており、Intel PPT(インテル プラットフォーム・トラスト・テクノロジー)によるTPM 2.0に対応し、強固な暗号化が可能だ。ログインとは別に、PC起動時のパスワード、ストレージパスワードにも対応している。
互換性検証などの社内事情から、当面はWindows 10 Proを使い続けたい企業にとってありがたいライセンス形態だろう。
最後に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年3月27日