QNAPのNASは、アプリの導入でさらに多くの機能を追加できる。もちろん、TS-464も例外ではない。
まず、クラウドストレージを併用しているという人は、「Hybrid Backup Sync(HBS)」というアプリをお勧めしたい。HBSは、各種ファイル(データ)のバックアップや復元、同期を統合的に行えるツールだ。管理対象は外部のNAS、PC、各種クラウドストレージなど多岐に渡る。主な活用例は以下の通りである。
写真や動画のデータをクラウドストレージに保存しているという人もいると思うが、データが多くなれば多くなるほど、利用料金は高くなる。そんな場合は、このHBSを活用してクラウドストレージとNASをうまく併用すればいい。
今回は試しに、今回はMicrosoftのクラウドストレージ「OneDrive」に保存してきた写真データをTS-464に取り込んでみよう。HBSには「双方向同期」「一方向同期(ローカル→クラウド)」「アクティブ同期(クラウド→ローカル)」の3種類のジョブが用意されている。OneDriveの写真データを取り込むだけの場合は、アクティブ同期ジョブを実行すればよい。ウィザードに従えば簡単に設定できる。
なお、「双方向同期ジョブ」を指定した場合は、取り込み先のフォルダーからファイルを移動/削除すると、OneDriveでもファイルが移動/削除される。使い方によって選んでもらいたい。
写真を管理する目的でNASを使う場合は「QuMagie」もお勧めだ。QuMagieを使うと、保存した写真をAI(人工知能)で自動的に分別して整理してくれる。
例えば人物の場合は、同一人物が写っている写真を自動的にピックアップし、1つの項目にまとめてくれる。このまとめは結構賢く、成長もしっかりと追いかけてくれる。ある写真を選択して、そこに写っている人を他の写真から探し出す、といったことも可能だ。
人によっては、写真をフォルダーで細かく分けて管理しているということもあるだろうが、QuMagieを使えば、それをある程度肩代わりしてくれるようになるので便利だ。
これらのアプリは、TS-464を含む全てのQNAP NASで利用できる。詳細はQNAPのWebサイトで確認できるので、ぜひチェックしてみてほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年3月27日