パナソニック コネクトのモバイルPC「Let's note」シリーズは、古くからビジネス向けの人気モデルとして名をはせている。しかし、その新旧モデルを比べてみると、昨今のハイブリッドワークに最適化されているのがいかに大切なのかが分かる。
コロナ禍をきっかけに社会の行動様式が大きく変わるとともに、Web会議を活用したテレワークの普及によってビジネス環境も大きく変化した。ビジネスPCにも、よりパフォーマンスが求められるようになっていることはよく聞かれるが、実際のところはどうなのだろうか。新旧のビジネスモバイルPCの性能や機能面を徹底的に比較してみた。
今回、ビジネスモバイルPCとして用意したのは、パナソニック コネクトのLet's noteシリーズだ。ビジネスパーソンならば、その名を知らぬ者はいないであろう、伝統のブランドである。Let's noteシリーズといえば、でこぼこのあるボンネット構造を取り入れたボディーを連想する人も多いだろう。
その最新モデルが「Let's note SR」シリーズだ。12.4型の液晶ディスプレイに第12世代インテル® Core™ i7プロセッサーを搭載したモデルとなる。一方で、旧世代のビジネスPCとしては、Let's note SRの前身であるLet's note SZシリーズからLet's note SZ6を選んだ。
こちらは、Let's noteシリーズの平均使用年数は6年というユーザー調査の結果から、ちょうど6年前、2017年世代のモデルを用意した。こちらも第7世代インテル® Core™ i7プロセッサーを採用した、当時としては最上級のビジネスモバイルPCである。
それでは、両モデルの詳細を見ていこう。
Let's note SR3(CF-SR3HDNCR)は、12.4型のボディーに、メインで使える高い性能と先進のハイブリッドワーク向け機能を備えたプレミアムなモバイルPCだ。
CPUは、モバイル向けの第12世代インテル® Core™プロセッサー(開発コード名:Alder Lake)の中でも高性能なCore™ i7-1260Pを採用する。12コア16スレッドで最大周波数4.7GHzと、パワフルな仕様を持つ。
メモリはLPDDR4x 16GB、ストレージにも高性能なPCIe 4.0 x4対応SSDを搭載しており、現代のビジネスPCを代表するスペックを備える。さらに、アスペクト比3:2の液晶ディスプレイ、Thunderbolt™ 4を始めとした新旧規格を網羅する豊富なインタフェースに、高速通信機能やWebカメラ、高音質マイク/スピーカーなど、Web会議を軸にハイブリッドワークをこなすための最新のビジネス事情に最適化した内容となっている。
今回検証したSR3は量販店の店頭で販売されているブラックカラーだが、法人向けモデルでは別色のカームグレイとなる(2023年3月現在)。
Let's note SR3(CF-SR3HDNCR)の主なスペック
比較対象の旧世代ビジネスPCとしては、Let's note SRの祖先となる12型台の「Let's note SZ」シリーズの中から「Let's note SZ6」を用意した。Let's noteシリーズの平均使用年数は6年という結果があることから、2017年発売モデルを選んでいる。
当時としては最上位のモデルであり、CPUは第7世代インテル® Core™ i7-7600U vProプロセッサー、メモリはLPDDR3の8GB(デュアルチャンネル)、ストレージには256GBのSATA SSDを搭載している。バッテリーは軽量のバッテリーパックSと大容量のバッテリーパックLがある。
Let's note SZ6(CF-SZ6ZDYPP)の主なスペック
続いて、新旧の両モデルを写真と各種テストで比べてみよう。
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提供:パナソニック コネクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年4月11日