定番的なベンチマークテストでも、両モデルを比較してみよう。CINEBENCH R23は、CPUのパワーがダイレクトに反映されるテストだ。
CPUの全コア/全スレッドを使ってレンダリングするCPUテストでのスコアは、最新PCは旧世代PCの約5倍のスコアになった。エンコードやCGレンダリングといったCPUパワーがフル活用される処理ではこれだけの差が付きうるということだ。
あえてシングルスレッドのみでレンダリングするCPU(シングルコア)でも、最新PCは旧世代PCから85%のスコアアップを果たした。フルパワーの馬力だけでなく、ちょっとした基本操作のレスポンスもしっかりメリットがあることが分かる。
ストレージ性能を計測する定番のベンチマークテスト「CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)」でストレージ性能を計測した。
シーケンシャルリード/ライトは連続したデータの転送速度で、ある程度まとまったデータのコピーやダウンロードに効く。
4Kランダムリード/ライトは、小さいサイズのランダムなアクセス性能だ。OSやアプリの起動、アプリの操作感など、瞬発力に影響する。ライトはSSD内のキャッシュが効くため差は出にくいが、リードでは2倍近く速くなっている。
スコアをご覧の通り、6年の間にストレージ性能が大きく進化していることが改めて分かる結果だ。これまでのアプリの起動/ダウンロード/ファイルコピーといったテストでも効果はてきめんに現れている。
3DMarkはグラフィックスの描画性能を計測する定番のベンチマークテストで、Fire StrikeはDirectX 11ベース、Time SpyはDirectX 12ベースのテストだ。
結果は一目瞭然となった。Fire Strike、Time Spyともに最新PCは旧世代PCの5倍以上のスコアをマークした。グラフィックス機能の描画性能が大きく進化していることが分かる。
グラフィックス機能はゲームというイメージが強いが、クリエイティブアプリでも積極活用が進んでいるし、Office アプリでも、Web会議の背景効果、グラフや写真の描画に利用されており、描画性能の進歩は歓迎できる要素だ。
PCMark 10は、実際のアプリケーションを利用してPC作業をシミュレートし、スコアを出すプログラムだ。具体的には、Webブラウジング/オンラインショッピング/Web会議といった日常操作(Essentials)、表計算や書類編集といったOffice アプリの作業(Productivity)、写真編集や動画エンコードなどを含むコンテンツ制作(Digital Content Creation)と3種類のシナリオを実行してスコアを出す。
結果は下のグラフにまとめた通りで、最新PCは3項目の全てで旧世代を圧倒した。負荷の大きい作業が比較的多いDigital Content Creation(コンテンツ制作)では、約2.5倍のスコア差になっている。CPUやGPUパワーがアプリでの作業効率化にもしっかりと貢献していることが明らかだ。
これまで見てきたように、最新PCと旧世代PCのパフォーマンス差は大きい。Let‘s note SR3は、Let’s note伝統の軽量かつ頑丈なボディーを継承しつつ、現代のハイブリッドワークにフィットするさまざまな機能を備えている。
具体的には、セキュリティ機能が強化されたWindows 11 Pro を採用し、Microsoft Teams搭載やWeb会議を快適にする機能を充実させている。また、USB Type-C端子やHDMIなどから外部ディスプレイに接続して、PC本体と合わせて最大4画面の表示も可能で、タイムパフォーマンスが上がる。
今、PCの導入やリプレースを検討しているならば、ハイブリッドワークに最適化されたLet's noteを選んでおくことがお勧めだ。
なお、別記事では実際のWeb会議でのパフォーマンスの検証も行っている。そちらも併せて参照してほしい。ハイブリッドワークに最適化したモデルが、いかにビジネスの生産性を改善してくれるのかが分かるはずだ。
Web会議の体験が劇的に変わる! ハイブリッドワークに最適化した「Let's note SR3」と旧世代PCを比較して分かったこと
ハイブリッドワークが進む中で、ノートPC の選択基準が大きく変わっている。性能や機能はもちろん、Web会議を快適にこなすことが求められる。ハイブリッドワークに最適化された最新モデルと、旧世代のPCを比べてWeb会議での快適さの違いを見ていこう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年4月11日