液晶ディスプレイは14型で、1920×1080ピクセル表示に対応する。パネル表面は光を拡散するノングレア仕様で、外光や照明が映り込みにくく、長時間の利用でも目が疲れにくい。
色域は、インターネットコンテンツの基準であるsRGBで100%の色域をカバーし、色を扱う処理での必須条件を満たしている。
さらに、工場出荷前にはカラーサイエンス大手のX-Rite製専用ソフトウェアとセンサーを用いたキャリブレーションを実施しており、sRGBの色空間上で、Delta E≦2の色差を満たす高い色再現性を備える。
いわゆる「正しい色」を表現できる状態で出荷されているので、安心してクリエイティブワークに活用可能だ。
画面サイズは比較的大型の14型ながら、ボディーはコンパクトだ。具体的なサイズは、約323.9(幅)×225(奥行き)×22(厚さ)mm、重量は約1.78kgだ。
最近の製品としては少し厚みがあるが、かさばるというほどでもない。剛性もしっかり確保されているので、ロケ撮影などで外に持ち出す際にも不安はない。省スペースゆえスタジオ等でも場所をとらずに使えるのはメリットだろう。
ビジュアル面で派手さはないが、ほどよく洗練されている。上品な印象の淡いメタリックブルーカラーで、表面はサンドブラスト風の仕上げにより、すべすべとした手触りで手の脂などが付きにくいのも好印象だ。
バッテリー容量は約70Wh(評価機のバッテリーレポート調べ)で、公称のバッテリー駆動時間は約13.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)となる。左側面のUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)はUSB Power Delivery(PD)に対応するため、USB PD対応機器による柔軟な運用が可能だ。
マウスコンピューター独自のUSB PD対応100Wアダプターも用意しており、BTOのカスタマイズ画面で同時にオーダーできる。
通信機能としては、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6E対応の無線LANとBluetooth 5を標準装備している。
USBは、Type-CとType-Aを2基ずつ装備する。左側面のType-CはThunderbolt 4に対応し、最大40Gbpsのデータ転送/ディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode対応)/PCへの給電(USB PD)と多用途に利用できる。
クリエイティブ分野のプロユースでは、Thunderbolt接続の高速ストレージやビデオキャプチャデバイスが普及しており、Thunderbolt 4(またはThunderbolt 3)の搭載を必須条件と考えているユーザーも少なくないだけに、Thunderbolt 4の標準装備は強みの1つだ。
液晶ディスプレイの上部には約100万画素のWebカメラ、デュアルアレイマイクも内蔵しており、ビデオ会議や配信も追加デバイスなしで行える。
キーボードは6段配列のアイソレーションタイプだ。カーソルキーなど一部に小さいキーはあるが、主要キーのピッチは実測約で19.1mmとゆったり確保されている。
最後に、ベンチマークテストでパフォーマンス、温度や静音性をチェックしよう。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年6月16日