新設計でハイブリッドワークに最適化! レノボの13.3型ビジネスノートPC「ThinkPad X13 Gen 4」「ThinkPad X13 Yoga Gen 4」の魅力に迫る(2/3 ページ)

» 2023年06月21日 10時00分 公開
[笠原一輝PR/ITmedia]
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生まれ変わったXシリーズ、意識された3つのポイントは?

 ThinkPad Xシリーズの設計を刷新するにあたり、レノボでは「持ち歩きたくなるような新しいデザイン」「新しいコミュニケーションの機能」「環境負荷の軽減」の3点を特に意識したという。

 1つ目の「持ち歩きたくなるデザイン」という観点では、ボディーの内部構造やデザインの見直しなどを行ったという。

 例えばThinkPad X13 Gen 4とThinkPad X13 Yoga Gen 4では、インテルの最新CPUである「第13世代Coreプロセッサー」を採用した。先代の「第12世代Core™プロセッサー」と同じく、処理パフォーマンス重視の「Pコア」と、電力効率重視の「Eコア」を組み合わせて性能を向上する「パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャ」を採用しつつも、駆動クロックの引き上げやCPUキャッシュの増量を通して基本性能の底上げを図っている。

 パワフルなCPUの性能を引き出せるように、新モデルでは新しいCPUの性能をフルに発揮出来るような熱設計を行ったという。排熱フローを「底面吸気/右側面排気」から、ThinkPad X1シリーズと同じ「底面吸気/背面(ディスプレイ下部)排気」に改めた。このことにより、右利きのユーザーがマウスを使うと手が排熱を浴びてしまう問題も解消している。

 なお、ThinkPad X13 Gen 4とThinkPad X13 Yoga Gen 4では、企業向けのセキュリティー/管理機能を強化した「インテル vPro® テクノロジー」に対応するCPUも選択できる。先端ノートPCの認定プログラムである「インテル Evo™ プラットフォーム」に準拠する構成も用意されており、管理者が遠隔でPCの様子を見る場合など、テレワークでの利用を想定している場合は特に積極的に選びたい。

排気口 排気は背面から行うようになった。ディスプレイを開いた場合は、下方のベゼルに沿って排熱されることになる
vPro an Evo 従来モデルと同様、企業向け機能を強化したvProテクノロジー対応CPUを搭載する構成や、Evoプラットフォーム対応モデルも用意されている。写真のように、両方を満たす「インテル® vPro® プラットフォーム(インテル® Evo™ デザイン)」モデルも選択可能だ

クラムシェルと2in1で設計を共通化

説明 ThinkPad X13 Gen 4とThinkPad X13 Yoga Gen 4の設計上のポイントを解説する元嶋氏

 今回の新モデルでは、従来は別設計となっていたクラムシェル型(ThinkPad X13)とコンパーチブル式の2in1型(ThinkPad X13 Yoga)の設計が共通化されたこともトピックの1つだ。ボディーの基本デザインはもちろん、内部のマザーボードやバッテリーの設計も共通となっている。

 両者を見分けるポイントはヒンジペンホルダーにある。クラムシェル型と比べると、2in1型はコンパーチブル構造に対応するためにヒンジがやや大きく、右側面に充電式アクティブペンのホルダーが用意されている。

 こうした共通デザインは、上位モデルのThinkPad X1シリーズでも採用されていたが、それがThinkPad Xシリーズにも波及してきたことになる。共通デザイン化によって性能や機能にする差がほとんどなくなったので、ユーザーの使用目的に応じてクラムシェル型と2in1型を柔軟に選べることは歓迎すべきことだろう。

並べる ThinkPad X13 Gen 4(右)とThinkPad X13 Yoga Gen 4(左)は、設計の共通化が行われている。ヒンジとペンホルダーに着目すると識別できるが、何も知らずにパッと見すると「あれ、同じThinkPad?」と思ってしまうくらいにそっくりである
ヨガスタイルペンホルダー ThinkPad X13 Yoga Gen 4は、画面を360度回転できるヒンジと充電式アクティブペンのホルダーを備えている。充電式アクティブペンを使えば、ペンタブレットのように使うことも可能だ

コンパクト化しても変わらないバッテリー容量 駆動時間も延長

 さらに、今回の新モデルはボディーのコンパクト化と軽量化も行われている。

 クラムシェルタイプのThinkPad X13同士でサイズを比較してみると、従来モデル(Gen 3)は約305.8(幅)×217.56(奥行き)×18.1(厚さ)mmだったものが、新モデル(Gen 4)は約301.7(幅)×214.8(奥行き)×15.95(厚さ)と、底面積が減っただけでなく、厚さもスリムになっている。重量に関しても、最軽量構成が約1.19kgから約1.09kg〜(有機EL構成)または約1.12kg〜(IPS液晶構成)と、軽量化されている。従来のThinkPad Xシリーズのことを思うと、だいぶ“シェイプアップ”できている。

 それでいて、新モデルはバッテリーの容量を据え置いた上に、駆動時間も延長している。レノボの直販サイトでは「41Wh」と「54.7Wh」の2種類の容量を選択可能で、54.7Whを選択した場合の最長駆動時間(※2)は約19.8時間から約22.9時間に延びている。

 よりコンパクトになって、長時間のバッテリー駆動時間を確保している――このことがまさに「持ち歩きたくなるデザイン」を体現している。

(※2)「JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0」に基づく測定値

コンパクト化 ボディーはコンパクト化されたが、バッテリーの容量は先代から据え置いている(写真はThinkPad X13 Gen 4に54.7Whのバッテリーを搭載した構成の内部)

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提供:レノボ・ジャパン合同会社
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