先述の通り、10型の「Latitude 7030 Rugged Extremeタブレット」は、Latitude Ruggedシリーズの最新モデルとなる。12型のLatitude 7230 Rugged Extremeタブレットのメリットを引き継ぎつつ、よりコンパクトに、より軽量化されたことが特徴だ。
ディスプレイはタッチ操作/ペン入力対応の10型IPS液晶で、最大解像度は1920×1200ピクセル(アスペクト比16:10)となる。パネルの最大輝度は1000ニトと一般的なノートPCのディスプレイ(250〜400ニト程度)よりも明るく、炎天下の屋外でも見やすい。sRGBの色域は100%カバーしており、色再現性も良好だ。
過酷な環境で使われるということもあり、水滴が付いた状態や手袋をした状態でもタッチ操作は可能だ(要設定)。タッチ操作のために画面を拭いたり、手袋を外したりすることは、意外と面倒でストレスを覚えやすい。ストレスを軽減する観点で、非常にありがたい機能といえる。
タフネスPCということもあり、パネルはCorningの強化ガラス「Gorilla Glass(ゴリラガラス)」で保護されている。ガラスで保護された画面と聞くと反射が不安になるが、本機の画面部は非光沢(アンチグレア)加工が施されているので、反射による画面の見えづらさは無視できるレベルに抑えられている。
CPUは第12世代 インテル Core プロセッサーで、Core i3-1210U(Pコア2基4スレッド+Eコア4基4スレッド)、Core i5-1240U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド/vPro対応)、Core i7-1270U、(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド/vPro対応)の3種類から選べる。メインメモリはLPDDR5規格で、容量は8GB、16GB、32GBから選べる。
ストレージはPCI Express 3.0接続のSSDで、容量は256GB、512GB、1TB、2TBから選べる。256GBと512GBでは、自己暗号化対応のSSDを選ぶことも可能だ。
先述の通り、タフネスPC/タブレットではあえて旧世代CPUが使われることも多い。しかし、本機はほぼ最新のCPUで、大容量メモリとSSDを搭載することもできる。従来のタフネスタブレットにはない“強力な”構成を選べることは大きな魅力といえる。
ポート類は右側面にUSB4端子×2(※1)とUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子とmicroSDメモリーカードスロットを搭載している。USB4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Mode準拠の映像出力にも対応している。これらの端子類は通常、耐水/耐じんカバーで覆われている。本体の下部にはオプションのプレミアムキーボード用の端子も用意されている。
カスタマイズオプションとして、本体上部の「トップベイ」と背面の「セキュリティベイ」に以下の機能(ポート類)を追加することも可能だ。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth(※2)に対応する。オプションで5G通信モジュールを搭載することも可能だ(※3)。
(※1)バッテリー交換非対応の構成は「Thunderbolt 4」にも準拠
(※2)Bluetoothは搭載するモジュールによって「Bluetooth 5.2」または「Bluetooth 5.3」に対応
(※3)バッテリー交換可能な構成のみ追加可能
Latitude 7030 Rugged Extremeタブレットは、ユーザーニーズに応じてカスタムできる要素が他にもある。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年12月19日