ゲーミングPCは光る物が多いが、それとは異なるアプローチを取るモデルも存在する。エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Cyborg 15 A13Vシリーズ」は、見どころが多いノートPCだ。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から登場した「Cyborg 15 A13Vシリーズ」は、Intelの第13世代Core i7プロセッサとNVIDIA GeForce RTX LaptopシリーズのGPUを搭載したスリムタイプのゲーミングノートPCだ。スケルトンデザインやイルミネーション演出によるサイバーパンクな世界観、実売19万円前後から買えるコストパフォーマンスの高さも魅力だ。
日本では、GPUやSSD容量が異なる3モデルが用意されているが、今回はCore i7-13620HとNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載したSSD 1TBのモデル「Cyborg-15-A13VFK-4125JP」を評価機として入手した。実機でその魅力を見ていこう。
Cyborg 15 A13Vのデザインテーマは「サイバーパンクの世界」。近未来を彷彿とさせる半透明デザインを底面のカバーやヒンジ部などに取り入れるとともに、WASDキーも半透明で内部が見える仕様になっており、キーボードバックライトが点灯するとひときわ鮮やかに光り、気分を盛り上げてくれる。
このキーボードバックライトは、ゾーンごとに発光色を決められる4ゾーンRGB LEDバックライトなので、発光パターンもさまざま楽しめる。
ゲーミング体験を大きく左右するGPUには、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を搭載している。
2023〜2024年発売のゲーミングノートPCでの採用例がダントツに多い定番GPUで、現行のゲームタイトルをフルHD(1920×1080ピクセル)で高画質かつ快適なプレイができる描画性能とAI処理性能を備える。また、クリエイティブ用途でもGPUの活用が進んでおり、動画のプレビューやエンコード、AIを活用した超解像処理、ノイズ除去などを高速に行えるメリットがある。
本機のCPUは、Core i7-13620Hを搭載している。ノートPC向けの第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)の中でもゲーミング/クリエイティブ用途を意識した高性能モデルだ。
先代機(Cyborg 15 A12Vシリーズ)が搭載していたCore i7-12650Hから、最大周波数がPコアで200MHz、Eコアで100MHz上昇し、順当にパワーアップしている。
なお、同世代のゲーミングノートPCで採用例が多いCore i7-13700Hと比べると、電力効率優先のEコアや内蔵GPUの実行エンジンを少し省いて低コスト化している。とはいえ、性能に大きく貢献するPコアについては、Core i7-13700Hなどの上位のモデルと同じ6コア(12スレッド)あるため、性能は優秀でコストパフォーマンスに優れる。
また、メモリは16GB(DDR5 8GB×2)、ストレージはPCI Express対応SSDを1TBと、ゲーミングPCとして実用十分な内容だ。
また、同社の公認サポート店では、購入後のメモリ増設に対応しており、本製品については最大64GBまで増やすことができる。公認サポート店のリストはWebページで公開されている。このような増設サービスは他社ではあまり例がなく、同社製品ならではの強みだ。
続いて、気になる冷却システムを見ていこう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年3月21日