ゲーミングノートPCでは、システムに高い負荷を長時間かけるため放熱設計も重要になるが、グラフィックスカードやマザーボードなどPCパーツでも高い実績がある同社の製品だけに不安はない。
本製品でも、薄型のボディーに最適化した強力なファンとシェアヒートパイプ採用のノートPC内蔵強冷クーラーを搭載しており、良いパフォーマンスを持続して発揮できるよう配慮されている。
システムにプリインストール済みの「MSI Center」では動作モード(UserScenario)の設定が可能で、性能重視や静音重視など、使い方や好みに合わせて選べる。ゲームプレイ時に自動的に「究極のパフォーマンス」に切り変えてくれる「Gaming Mode」という便利な機能も用意されている。
15.6型の液晶ディスプレイは、1920×1080ピクセル表示に対応する。パネル表面は照明や外光が映り込みにくいノングレア仕上げだ。
ゲーミングモデルだけに、一般的な60Hzより高速な144Hzのリフレッシュレートに対応する。リフレッシュレートを上回るフレームレートが出せる場合は、リフレッシュレートが高い方がゲームのアニメーションをより滑らかに、よりリアルタイムに近い状態で追うことができるため、ゲーム対戦も有利に進められる。
スピーカーは2スピーカー構成で音質も悪くない。Nahimicの音響ソフトウェアが導入されており、ビデオ会議向けやゲーミング向けの設定も用意されている。ゲームでの効果はてきめんで、爆発音や金属音などもリアルになり、臨場感のあるサウンドでゲームを楽しめる。
ボディーはすっきりとした薄型タイプで、重量も軽めで扱いやすい。具体的なボディーサイズは、約359.36(幅)×250.34(奥行き)×21.95(最薄部)〜22.9(厚さ)mm、重量は約1.98kgだ。
通信機能は1000BASE-T対応の有線LANに加えて、Wi-Fi 6E対応の無線LANとBluetooth 5.3を標準で装備する。
USB端子は、Standard-A(2基)とType-C(1基)両方のコネクターを搭載しており、変換アダプターを経由せずにさまざまなデバイス接続に対応できる。
また、ディスプレイ出力として広く普及しているHDMI端子に加え、USB Type-C端子もDisplayPort Alternate Modeによる画面出力に対応しており、マルチディスプレイ環境を構築したい場合もスマートに対応可能だ。
最後に、ベンチマークテストで本機のパフォーマンスをチェックしよう。
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