冒頭で述べたように、コロナ禍以前の日常に戻ったペットオーナーの毎日は忙しくなった。ペットの世話だけでなく、人間が生活するのに必要な家事、特に面倒な部屋の掃除までしなければならないからだ。
DreameBot X30 Ultraを導入することによる“時短”に期待したいところだが、実際に使ってみたところ今までのロボット掃除機と一線を画するレベルで良かった。少し細かいかもしれないが、ポイントをチェックしていこう。
DreameBot X30 Ultraは、6way全自動ベースステーションがあり、ごみの吸引と同時、または吸引後に自動でモップがけを行える。
掃除の終了後にベースステーションに戻ると、本体のダストボックスからごみを収集すると同時に、水拭きで汚れたモップの洗浄と乾燥も行う。これらの操作は、基本的にユーザーが介入する必要はなく全自動だ。
床のモップがけに、薄めた洗剤を使いたい――そう考える人もいるかもしれない。
その点、DreameBot X30 Ultraには自動洗剤投入機能が装備されている。洗剤タンクにあらかじめ床用洗剤(※1)を入れておき、専用スマートフォンアプリ(後述)で事前設定しておけば、モップをぬらす水に適量の洗剤が投入される。計量いらず、手間いらずなのが助かる。
(※1)本体に1本付属する他、別売オプションとして購入することも可能
「モップが自動で洗浄されるのはいいけど、モップを洗う機構は毎回洗わないといけないんでしょ?」と思うかもしれない。時間短縮のためにロボット掃除機を導入したのに、そのメンテナンスのために時間を取られては本末転倒だ。
その点“本気のハンズフリー”を目指して開発されたDreameBot X30 Ultraは、極力メンテナンスフリーで使えるように工夫されている。例えば、ロボット掃除機本体の汚れたモップを洗う、ベースステーション側に装備された「ウォッシュボード」は、モップ洗浄のタイミングで同時に洗浄される。乾燥まで自動で行うので、臭くなることがない。給水用タンク内に装着した「銀イオン除菌モジュール」によって、洗浄のために使う水にも除菌効果を持たせていることもポイントだ。
ロボット掃除機のメンテナンスというと、「モップはさておき、ローラーブラシやサイドブラシに絡まる髪の毛を取り除くのも大変」と思っている人もいるはずだ。これも一理あって、とりわけ、長い髪の毛やゴワゴワしたペットの毛が絡まったローラーほど、うんざりしてしまうもなかなかない。
本気のハンズフリーを目指したDreameBot X30 Ultraでは、ローラーブラシにゴム素材を採用することで、髪の毛やペットの毛がからまりづらくなっている。その上、最大8300Paの吸引力を備えているので、毛はブラシに絡まる“暇”なく吸い込まれていく。
万が一、毛が絡まってしまった場合でも、ブラシの羽根が高めに取られているため、切り取って取り除くのも簡単だ。「それでも毛が絡むのは気になる」という人には、オプション品とはなるが「毛髪カットブラシ」が用意されている。
メインのローラーブラシの代わりに毛髪カットブラシを取り付ければ、髪の毛やペットの毛が吸引しやすい長さにカットされるため、手入れの手間が一層省ける。
いくら本気のハンズフリーを目指しているとはいえ、本機でもいくらかの人手によるメンテナンスは欠かせない。しかし、汚水タンクの処理を除けば基本的なメンテナンスは2週間〜1カ月おきで済む(※2)。ほとんど手間いらずと考えてもいいレベルだろう。
(※2)メンテナンスの頻度は、部屋の汚れ具合など環境によって前後します
DreameBot X30 Ultraのハンズフリー清掃は、本体の電源ボタンを押しても行えるが、専用スマートフォンアプリ「Dreamehome」を使えば、より便利かつハンズフリーになる。
Dreamehomeアプリでは、登録済みロボット掃除機の遠隔操作、掃除レベルの設定、掃除履歴の確認、掃除禁止エリアやフロアまたは水拭きしてもらいたくないカーペットエリアの設定などを行える。曜日や時刻、掃除レベルなどをカスタマイズしたスケジューリングも可能だ。
起床前に掃除を行うようにセットすれば、爽やかな気持ちで1日を始められるし、仕事で家を空けている間に行うようにセットすれば、帰宅後すぐに床に寝そべることもできるだろう。
DreameBot X30 Ultraは、レーザーセンサーと3Dカメラを併用しつつ、インテリジェントアルゴリズムで清掃ルートを自動選定する「Pathfinderスマートナビゲーションシステム」を搭載している。この3Dカメラを活用して、本機を移動可能な「見守りカメラ」として運用するとも可能だ。
カメラの映像は、Dreamehomeアプリから確認できる。掃除中にアプリのビデオカメラアイコンをタップして、あらかじめ設定しておいたパスコードを入力すればOKだ。映像を静止画または動画で撮影する機能もあるので、DreameBot X30 Ultraからペットの様子を家族や友人、またはSNSなどでシェアすることも可能だ。
DreameBot X30 Ultraの説明が一通り終わったところで、筆者の自宅に本機を設置して実力をチェックしてみよう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年4月29日