マウスコンピューターのゲーミングノートPC「G-Tune E5-I9G60BK-A」は、性能だけでなく使いやすさにもこだわった1台だ。実機を入手したので、そのお勧めポイントをチェックした。
マウスコンピューターの「G-Tune E5」は、同社のゲーミングブランド「G-Tune」に属する15.3型のゲーミングノートPCだ。
ボディーの厚さは約22.1mm、重量が約2.09kgのスリムなボディーにパワフルな24コアCPU、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載する。さらにリフレッシュレート240Hz対応の高速液晶ディスプレイ、Nキーロールオーバー対応キーボードなど、プレイフィールにこだわった装備も備え、ワンランク上の快適なゲーミング体験ができるPCとなっている。評価機(型番:E5I9G60BKABCW101DEC)を入手したので、性能や使い勝手を検証していこう。
本機の15.3型という画面は、15型クラスで一般的な15.6型とは違って少し聞き慣れないサイズだが、これは画面のアスペクト比が一般的な16:9よりも縦が長い16:10(画面解像度2560×1600ピクセル)のためだ。ちなみに、ボディーサイズは約342(幅)×245(奥行き)×22.1(厚さ)mmとなっている。
16:10では16型が一般的で、従来機(G-Tune E6)も16型画面を搭載していたが、本製品では一回り小さい15.3型を採用し、ボディーも小型軽量化を果たした。ACアダプターも240Wながら比較的コンパクトに抑えており、持ち運びもできる可搬性を備えている。
バッテリー容量は80Whと大容量で、公称の駆動時間はJEITAバッテリ駆動時間測定法Ver.3.0で動画再生時が約4時間、アイドル状態が約6.5時間だ。同Ver.2.0では約6時間となっている。
本機のCPUは、IntelのCore i9-14900HXを採用する。IntelのノートPC向けCoreプロセッサ(第14世代)として最高峰のモデルで、性能優先のPコアを8基、電力効率優先のEコアを16基搭載し、合計で24コア32スレッド、最大周波数は5.8GHzというパワフルな仕様だ。
シングルスレッド/マルチスレッド性能ともに優れ、ゲームを高フレームレートでプレイ可能なだけでなく、動画エンコードなど各種クリエイティブ処理も高速で、ジャンルを問わず幅広い用途で活躍できる。
またコア数が多いので、複数のアプリを同時にり余裕をもってこなせる。ゲームと同時に配信ソフトなどを立ち上げるゲーム配信や録画などでもストレスなく使えるだろう。
こういった強力なプロセッサを搭載したシステムでは放熱性能が課題になるが、本製品ではヒートパイプとデュアルファンを備えた冷却システムに、熱伝導率が極めて高いリキッドメタル(液体金属)を採用する。プロセッサの発熱を効率良くヒートパイプに伝えることで冷却効率を高め、パフォーマンスをしっかり引き出している。
標準構成でメモリを32GB(16GB×2/DDR5-5600)、ストレージはNVMe SSD(PCI Express 4.0 x4対応)を1TB搭載しており、ゲーミングPCとして十分な内容だ。
BTOでは、さらにハイスペックな構成を実現できる。メモリを最大64GB(32GB×2)搭載できたり、ストレージも最大4TB、合計2基まで装備できたり、合計8TBの豪華構成も選べる。また、高速なWD_BLACK SN850Xや、Samsung PM9A1を指定することも可能だ。
ゲーミング体験の要となるグラフィックス機能としては、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を搭載している。
汎用(はんよう)の描画エンジンに加えて、レイトレーシング専用のRTコア、AI処理用のTensorコア、そしてハードウェアデコーダ/エンコーダを統合しており、フルHD〜2.5K解像度のゲームタイトルを高画質で快適に楽しめ、クリエイティブ処理でも高いパフォーマンスを発揮できる。
GPUについては「ディスクリートモード」を搭載していることも見逃せない。本製品含め、一般的なノートPC向けの外部GPUでは「NVIDIA Optimus Technology」によって、内蔵GPUと外部GPUを使い分けることで消費電力を最適化するが、ディスクリートモードではこの機能を利用せずに常時NVIDIA GPUを扱えるため、処理によってはさらに高いパフォーマンスを発揮可能だ。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年9月16日