15.3型の液晶ディスプレイは映り込みの少ないノングレア仕様で、アスペクト比が16:10、2560×1600ピクセル(WQXGA)表示の高解像度に対応する。一般的な1920×1080ピクセル(フルHD)の約2倍の画素数があるため画素ピッチが狭く、ドット感のない精細な表示が楽しめる。
240Hzの高速リフレッシュレートに対応する点も見逃せない。一般的な液晶ディスプレイ(60Hz)の4倍の頻度で画面の書き換えができ、ゲームや動画の動きをよりリアルタイムに近い頻度で、少ない残像で滑らかに表示できる。
WQXGAの高解像度は、グラフィックスがウリのゲームタイトルをより精細で美しく楽しめるメリットがある。一方、eスポーツで使われるような競技性の高いFPS(ファーストパーソンシューティング)や格闘ゲームなどでは、リアルタイム性の高さや残像の少ない高速リフレッシュレート環境が有利に働く。
つまり、高精細/高解像度でプレイしたタイトルもフレームレートが重要なタイトルも、どちらもワンランク上の体験が楽しめる仕様になっている。画面に関しては以外の詳細な仕様は公表されていないが、実機を見る限り表示品質も良好だ。明るく発色が良く、普段使いの体験も快適である。
本機のキーボードは、カーソルキー周辺のレイアウトを変更した新しいタイプになっている。テンキーのサイズを小さくする一方、カーソルキーは一段下げて配置しキーのサイズを大きくすることで、快適かつ確実な入力が行えるようにしている。
また、キーの同時押しを正確に認識できるNキーロールオーバーにも対応する。同時に押したキーの組み合わせによって、入力してないキーの信号を誤検知してしまうゴーストが発生せず、FPSやTPSの複数キーの同時押し、格闘ゲームの高速コマンド入力も正確に認識して入力可能だ。
キートップはわずかにカーブが付けられており、指を置きやすく、キーのスイッチもほど良い低反発に調整されており、感触は上々だ。ゲームの入力も通常のテキスト入力も快適に行える。
ゲーミングノートPCらしく、RGB LEDで鮮やかに光るキーボードバックライトも内蔵している。発光色やパターンはユーティリティーの「Mouse Control Center」で設定可能だ。色が波のように移り変わったり、音に反応して光ったりするなど、さまざまなエフェクトを用意している。
なお、本機のBTOメニューでは、より快適なキー入力が可能な外付けキーボードを複数の選択肢から選べる。中でも「【G-Tune オリジナルキーボード】Mechanical Keyboard」(+1万450円)は、CherryMX 黒軸を採用したメカニカルキーボードで、1000MHzのボーリングレートに対応し、キーマクロ機能(最大10キー)を搭載するなど、ゲームで重宝する機能を豊富に備えている。予算に余裕があれば、こちらの導入も検討したい。
液晶ディスプレイ上部には約200万画素のWebカメラ(顔認証カメラ統合)と、デュアルアレイマイクも装備する。Webカメラは物理的にレンズを隠せるプライバシーシャッター付きで、意図せず映像が配信されてしまう不安なく利用できる。
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANに加え、高速で安定した無線LAN通信が可能なWi-Fi 6Eをサポートし、Bluetooth 5を標準で装備している。
USBについては、1基のUSB Type-Cと3基のUSB Standard-A端子を搭載する。背面にあるUSB Type-C端子はThunderbolt 4対応で、画面出力(DisplayPort Alternate Mode)、USB PD(Power Delivery)もサポートしている。
ディスプレイ出力としてはHDMI端子も備えており、外付けの液晶ディスプレイや家庭用TVに出力してマルチディスプレイ環境を構築できる。
左側面の手前側から、ヘッドセット(ヘッドフォン兼用/CTIA準拠)、USB Type-C(USB 3.2 Gen 1)、USB Standard-A(USB 3.2 Gen 1)の各端子が並んでいる。排気口を挟んだ一番奥に、盗難防止ワイヤーを取り付けるためのセキュリティロック・スロットがある
液晶ディスプレイの上部に、約200万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクを内蔵している(上)。Webカメラは物理的にレンズを隠せるプライバシーシャッター付きで、意図せず映像が配信されてしまう不安を解消できる(下)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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