LGエレクトロニクス・ジャパンが、「LG gram Pro 16」の新モデルを発売した。最新のIntel Core Ultra 7 258Vプロセッサを備え、16型という大画面ながらも、約1239gという軽量設計を実現したCopilot+ PCだ。その魅力をチェックしていこう。
ここ1〜2年、PCでも「AI(人工知能)」がトレンドとなっている。例えばビジネスアプリには、AIを活用して文章の作成を補助してくれたり、メールの概要をまとめてくれたりする機能が組み込まれるようになった。作業の省力化/効率化の面で、今後PCにおけるAIは必要不可欠な存在となるだろう。
Windows 11を搭載するPCのうち、特にAI性能の高いPCは「Copilot+ PC」としてOSに統合された、より高レベルのAI機能を活用できる。今回は、16型の大画面ながらも約1239gという軽量設計のLGエレクトロニクス製Copilot+ PC「LG gram Pro 16(16Z90TS-GU89J)」の魅力を紹介する。
その名の通り、LG gram Pro 16のディスプレイは16型だ。パネルはIPS方式で、上下/左右方向のいずれにおいても視野角が広い。
本製品のIPSパネルの解像度は2560×1600ピクセルとなる。アスペクト比を縦方向に広い「16:10」とすることで、Webブラウジングやビジネスアプリを快適に利用できるようにしただけでなく、パネル自体の解像度を高くすることで、写真や動画をよりきめ細かく表示できるようにしている。
このパネルは発色も良く、デジタル映画の色域規格である「DCI-P3」を99%カバーしている。写真や動画をきれいに楽しめることはもちろん、色の再現性が重要となるクリエイターの利用にも耐えうる。業務利用という観点では、パネル表面がノングレア(非光沢)加工となっていることもうれしい。
ディスプレイの上部には、フルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応するWebカメラを搭載している。OS標準のAI機能「Windows Studio エフェクト」によって、被写体のトラッキングや背景ボカシなど高度な撮影効果をリアルタイムに適用可能だ。
このカメラを活用した機能として、「LG Glance by Mirametrix」も見逃せない。席を外すと自動的にPCをロックしたり、ユーザー以外が画面をのぞき込むとアラートを出したり画面をぼかしたりしてくれる。「大画面なのはいいけど、のぞき見されるのはちょっと……」と考える人は、ぜひ活用してほしい。
高性能なSoCや大画面を備えつつ、約1239gという軽量設計を実現した秘密は、ボディーに採用されたアルミニウムとマグネシウムの複合素材だ。
アルミニウムとマグネシウムは共に軽量な割に頑丈な金属として知られている。両者の複合素材を天板に採用することで「軽いのに頑丈」という“二律背反”を実現している。この頑丈さは、米国防総省の物資調達基準「MIL-STD-810H(MIL規格)」に定める耐衝撃/耐環境テストを7項目クリアしていることが裏付けている。安心して持ち運べる。
一般的に軽量薄型のノートPCは、ポート類が少なからず省かれる傾向にある。そのため、周辺機器を接続する際に変換アダプターやドッキングステーションを別途用意しなければならないことも多い。
その点、LG gram Pro 16は拡張性の高さも魅力だ。左側面には最大40Gbpsの伝送に対応するThunderbolt 4(USB4)端子×2とHDMI出力端子を備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応しており、Thunderbolt 3/4やUSB Type-C接続のディスプレイと組み合わせると一層便利に使える。HDMI出力端子は、家庭や職場にあるTVやディスプレイとの接続を容易にする。
右側面にはUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2とイヤフォン/マイク端子を備える。これらは薄型ノートPCでは特に省かれがちな装備だ。マウスやキーボード、有線イヤフォン(ヘッドセット)を変換アダプターなしでつなげるのは“強い”。
本製品はワイヤレス接続も充実している。Wi-Fi(無線LAN)は最新規格の「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」で、Wi-Fi 7対応のルーターを用意すれば一般的な有線LAN(1000BASE-T)を超える高速通信も可能だ。最新の「Bluetooth 5.4」にも対応している。
本製品は米国英語(US)配列のテンキー付きフルキーボードを備える。日本語配列でないことが気になるかもしれないが、普段ローマ字で入力している人なら、「一部の記号の位置が異なる」「Enterキーの形状が異なる」という2点に気を付ければ意外とすぐに慣れる。
薄型軽量ということで「打ち心地が心配」という人もいるかもしれないが、キーストロークは約1.2mm確保されている他、キーのセッティングも相まって薄い割にはしっかりとしたタイプ感を得られる。白色のLEDバックライトも搭載されているため、暗所でのタイプも快適だ。
トラックパッドはクリックボタン一体型だ。表面積を大きくしているため、複数本の指でのジェスチャー操作も快適に行える。マウスを使う場所が確保できない場合でも安心だ。
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