クラファンで注目を集めた「UGREEN NASync」がついに一般販売開始! 実際に使って分かった人気の理由(1/2 ページ)

日本でのクラウドファンディングによる先行販売で10億円を超える支援を獲得したUGREENのNAS「UGREEN NASync」の一般販売が始まった。NASyncは一体何がすごいのか――ラインアップを紹介しつつ、実際に使った上で感じたメリットを紹介したい。

PR/ITmedia
» 2025年06月16日 10時00分 公開
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 スマートフォンやPCのデータストレージの容量がいっぱいになってしまったとき、一般的には「いらないデータを消す」という対応を取ることが多い。どうしても消したくないデータは、外付けストレージやクラウドストレージに保存し、本体内からは消すといった方法も考えられる。しかし、外付けストレージには「デバイスに直接つながないと見られない」という弱点があり、クラウドストレージには「オフラインではデータを取得できないことがある」「容量を増やす際に追加料金が掛かる」といった課題がある。

 これらの弱点を緩和できる存在が「NAS(ナス)」だ。NASは「Network Attached Storage」の略で、その名の通り自宅や職場のネットワークに置くストレージ(ファイルサーバ)となる。正しく設定を行えば、自宅や職場だけでなく、外出先から保存したデータの閲覧はもちろん、データのアップロードも行える

 だが、NASにはPCやネットワークの知識がないととっつきづらいという課題がある。「NASには興味があるけど、難しいな……」と、導入を断念した経験がある人もいるはずだ。

 そんな中、スマートフォン用の充電器やモバイルバッテリーで知られるUGREEN(ユーグリーン)から、新たなNAS「UGREEN NASync(ナシンク)が登場した。NASyncは「NASは難しい」という既成観念を打ち破る設定の容易さが特徴で、NASに慣れ親しんだ人をも“うなる”高性能さも備えている。この記事では、NASyncの特徴と魅力を紹介したい。

UGREEN NASync 「UGREEN NASync」の特徴と魅力に迫る(写真は4ベイモデルの「NASync DXP4800 Plus」)

「UGREEN NASync」ってどんなNAS?

 UGREEN NASyncは、2024年の米国を皮切りに、日本を含む数カ国においてクラウドファンディング形式で先行販売された。2025年2月から行われた日本向けの先行販売では出資総額(販売額)が10億円を超え、国内のクラウドファンディングプロジェクトとしては有数の規模となった。

 これだけの支援を集めたということは、それだけ“注目されている”NASということでもある。

 NASyncには家庭向けのエントリーモデルから、個人のハイエンドユーザー(動画/映像制作)やビジネスでの利用にも耐えうる高機能(ハイエンド)モデルまで合わせて複数のモデルが展開されている。中でも人気なのがSerial ATA(SATA)規格のHDD/SSDを搭載できるドライブベイ付きの「DXP2800」「DXP4800 Plus」「DXP6800 Pro」の3モデルだ。

 どのモデルもIntel製の高性能なCPUを搭載しメモリの容量も大きめだ。また、最大で2.5Gbpsまたは10Gbpsの高速な有線ネットワークにも対応しているので、読み書きするデータ量が多かったり、アクセスするデバイスの台数が多かったりしても快適に使える。これが、クラウドファンディングで人気を集めた理由の1つである。

 NASyncは自分でHDDやSSDを用意して搭載する「NASキット」と呼ばれる製品で、必要なスペックや容量に応じて好きなHDD/SSDを搭載できるのも人気の理由だ。

ラインアップ NASyncには複数モデルがあるが、ドライブベイ付きのモデルは特に人気を集めている

DXP2800(2ベイ/エントリー)

 DXP2800は2ベイのエントリーモデルだが、2台のHDD/SSDにデータをミラーリング(二重保存)できるため、大切なデータの保存先としての安心感は抜群だ。

 本製品の参考価格は5万5800円だが、同価格帯のNASだと搭載できるHDD/SSDが1台だけというケースも珍しくない。エントリーモデルであっても「NASならではの機能を使いたい」という人にお勧めだ。

DXP2800 DXP2800は5万円台半ばという価格で2ベイ構成を実現している

DXP4800 Plus(4ベイ/ミドルレンジ)

 DXP4800 Plusは、4ベイのミドルレンジモデルだ。底面にある2基のM.2 SSDスロット(PCI Express接続)を含めると、最大で112TBのストレージを搭載可能で、7種類のRAIDモードに対応する。「とにかくたくさんのデータを保管したい」「ある程度の容量で冗長性を備えたストレージが欲しい」という人にお勧めだ。

 本製品はメモリを8GB標準搭載しているが、最大64GBまで増設することが可能だ。10Gbps対応の有線LANポート(10GBASE-T)も備えているので、高速なネットワーク環境のポテンシャルも生かしやすい。大容量の写真や動画を扱うことのあるプロシューマーやオフィスにお勧めしたい。

 参考価格は9万9800円と、スペックの割に10万円を切る価格は驚異的だ。

DXP4800 DXP4800 Plusは4ベイ構成で、10Gbps対応有線LANポートと2.5Gbps対応有線LANポートを1基ずつ備えている

DXP6800 Pro(6ベイ/ハイエンド)

 DXP6800 Proは、6ベイのハイエンドモデルだ。底面にある2基のM.2 SSDスロット(PCI Express接続)を含めると、最大で160TBのストレージを搭載可能で、7種類のRAIDモードに対応する。

 先のDXP4800 Plusから基本スペックはさらに向上しており、2基の有線LANポートはいずれも10Gbps対応(10GBASE-T)となっている。両方のポートを使って通信すると、最大で毎秒2500MBのアクセスも可能だ。また、本製品はThunderbolt 4(USB4)ポートも備えており、USB4ポートのあるWindows PC/Macと直接つなぐことで超高速ストレージとして運用することも可能だ。

 本製品はメモリを8GB標準搭載しているが、最大64GBまで増設することが可能だ。4K/8K動画など超大容量のデータを恒常的にやりとりする場合、あるいは数十台規模のデバイスが同時にアクセスしうる環境で快適に使いたい場合にお勧めだ。

 参考価格は16万9880円で、先に紹介した2製品と比べると高価だ。しかし、同等スペックを持つNASキットと比べると手頃な価格設定となっている。

DXP6800 Pro DXP6800 Proは6ベイ構成で、10Gbps対応有線LANポートを2基備えている
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