Windows 10のサポート終了目前がまさに乗り換え時! 20万円と15万円以下のお勧め自作コースはこれだ!(2/3 ページ)

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» 2025年07月31日 10時00分 公開
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お勧め構成のPCパーツを選んだ理由

 キーとなるパーツをピックアップしていこう。マザーボードは「ASUS TUF GAMING B860-PLUS WIFI」をチョイスした。豪華機能の「Z890」チップセットではなく、コスパのよい「B860」チップセット搭載モデルだ。

 ゲーミングに求められる機能や品質を満たしつつ、耐久性特化のTUF GAMINGシリーズは、メインストリームPCに最適なマザーボードだ。拡張スロット3基、M.2スロット3基というのは現在のATXマザーボードとしては標準的な本数。今回、ケース内に隠れてしまうが無骨なデザインも特徴だ。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G ここでは「ASUS TUF GAMING B860-PLUS WIFI」をピックアップした
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 最新マザーボードは、グラフィックスカードの“ロック押しにくい問題”も解決されている

 AIのところでも紹介したグラフィックスカードについては「ASUS DUAL-RTX5060-O8G 」を選んだ。デュアルファン採用ながらコンパクトで、ブラック/シルバーのカラーにARGB LEDなしの非発光タイプだ。何かと話題の コネクターではなく、スタンダードなPCI Express 8ピン補助電源コネクター×1基で動作する手軽さもよい。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 搭載するGPUはGeForce RTX 5060で、ゲーミング性能としてはメインストリームゾーンをカバーする。AAAタイトルのように高負荷なゲームではフルHD〜WQHDで中〜高画質あたり。競技タイトルのように、もともとGPU負荷が高くないものなら高画質設定でWQHD〜4Kといったところだ

 AI用GPUとしては、エントリークラスに相当するだろう。生成AIのLLM(大規模言語モデル)は、グラフィックスメモリの要求が大きい。超大規模LLMを動かすとなるとGeForce RTX 5090の32GBでも足りないと言われるのがAIの世界なので、本製品はグラフィックスメモリが8GBなため。LLMでも比較的小規模のものに限られる。とはいえAIを習得するなら、まだまだ発展途上な今のうちに基本的な構築、活用を押さえておきたい。

 一方、メモリはDDR5-5600、16GB×2枚の32GBとリッチにした。Core UltraなのでDDR5一択だが、他のプラットフォームでまだ使えるDDR4も最近はスポット単価が上昇に転じたとも報じられている。メモリの主流がDDR5に移ってきたと言ってよいだろう。

 容量もDDR5は1枚あたり最低8GBとなるが、AIはメモリ要求が高いアプリケーションなので、今回の32GBもあくまでスタートラインでしかないが、逆にゲーム用途では十分で、ビデオ会議やオンライン授業を快適に使いたいのであれば16GBでは。物足りない、今PCをくむなら、ぜひとも32GBをスタートラインとして考えてほしい。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G ストレージはM.2 SSDの「Crucial T500」(容量は1TB)を選んだ。PCI Express 4.0 x4接続ゆえ、シーケンシャルリード/ライトは毎秒7GBクラスだ。より高速なPCI Express 5.0 x4世代も出ているが、この製品でも十分に高速で1万円台前半とコスパは良好だ

 今回、CPUクーラーやケースのファンについてはLED非搭載、ケースの側板は中が見えるクリアタイプではなく、あえてスチール仕様のものを選んでいる。ゲーミングデスクトップPCやショップブランドのPCでは、クリアサイドパネルでLEDを満載して見た目のインパクトを重視したPCを組まれることが多い。しかし、今回はシックにLEDの光りを見せることなく、さらに静音性を重視した構成にしている。

 さらに、ケースのフロントパネルにはウッド調の装飾があり、大人の書斎にもピッタリだ。電源ユニットはグラフィックスカード搭載プランもあって750Wの80PLUS Goldモデルとしている。

 統合GPUプランでは550Wでも十分と思われるが、550WでATX 3.1準拠のモデルはほとんど選択肢がない。あまり古いATX規格電源を組み合わせるのも、安定性に不安がある。ATX 3.1準拠が増える650Wか、将来的な余裕として、またはハイエンドグラフィックスカードを今後の視野に入れるのであれば、750W以上を選んでも損はないだろう。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 「虎徹 MARK3 SCKTT-3000」
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 容量750WのATX 3.1準拠の電源ユニット「Antec GSK750 ATX3.1」。利用するCPUやGPUによって容量は左右されるが、価格とのバランスを考えると、このクラスが手堅いだろう
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G フロントに、はやりの木目調をアクセントにしたE-ATX対応のPCケース「Antec FLUX SE」。PCの中身は見えないが、側板に吸音材が敷かれているなど静音性を重視したモデルだ
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G ケース前面(左)と背面(右)。背面はパーツを組み込んだ状態だ
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 左右側面のカバーを外したところ。裏配線モデルにも対応しているのが分かる
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 机の下にPCケースを置いた場合にアクセスしやすい天板部分に、電源ボタンやリセットボタン、USB Type-CやUSB Standard-A端子が用意されている
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 前面に3基、背面に1基、さらにグラフィックスカードを冷やすファンが1基と、冷却ファンを標準で豊富に搭載しており、買い足しの費用を抑えられる

 それでは、旧世代のCore i7搭載PCと今回組み上げたPCの性能を比較してみよう。

 比較対象のPCとして選んだのは、ギリギリWindows 11の要件を満たしていない小型のデスクトップPCを用意した。スリムで小型PCのため、CPUはCore i5-7400T(4コア4スレッド)と省電力モデルを採用している。メモリは8GB(DDR4)、SSDはSATA接続で160GBとこのあたりは当時のままだ。OSは、もちろんWindows 10 Homeとなる。

旧世代デスクトップPC
CPU Core i7-7400T(4コア4スレッド/Kaby Lake)
メモリ 8GB(DDR4 8GB×1)
SSD 160GB(Serial ATA SSD)
GPU CPU内蔵(Intel HD Graphics 630)
OS Windows 10 Home(32bit)

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提供:ASUS JAPAN株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2026年8月20日