Windows 10のサポート終了目前がまさに乗り換え時! 20万円と15万円以下のお勧め自作コースはこれだ!(3/3 ページ)

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» 2025年07月31日 10時00分 公開
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旧世代PCと最新PCを動画とグラフで比較

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G こちらは組み上げたお勧め構成のPC(左側面のカバーを外した状態)。ケース内部は広々としており、作業がしやすい。また、将来的には360mmの簡易水冷クーラーも収納できるなど、システムの強化にも十分対応可能だ

 新旧モデルの比較だが、まずは動画を見てほしい。Webブラウザで、ひたすらWebサイトを新規タブで開くといった内容だ。筆者もメモリ使用率を見る際にこういった検証方法を用いているが、この動画では、メモリ使用量の変化もそうだが、Webサイトの読み出し速度についても注目してほしい。

Webブラウザをひたすら開いているところ

 この動画を見れば、速度やレスポンスの違いは一目瞭然なのが分かる。旧世代PCで何が起きているのかを少し説明しよう。

 冒頭部分は、それぞれのPCの実際の速度だ。Windows 11にアップグレードできない旧世代PCを使っている人の中には、この比較の旧世代PCの表示速度に別段違和感がないという人もいるだろう。

 筆者の手元にある旧世代PCも、これと似た挙動をしている。しかし、次の最新PCの速度を見たら、表示速度が遅いと気付くだろう。これはインターネット回線速度の問題ではない。旧世代PCは、数タブ開いただけでCPU使用率が100%に張り付く。

 インターネット上のWebサイトもテキスト中心の時代から、CSS、そしてJavaScriptといった具合で変化しており、CPUによる負荷が高まっている。よりリッチなコア数、進化したアーキテクチャなどなどは、ここのCPUの負担を軽減し、高速なレスポンスを実現する。

 メモリ容量も同様だ。タスクマネージャーを監視していると、旧世代の8GBではタブを15個開いたあたりでメモリ使用率が90%を超え、30タブ開いたあたりで逼迫(ひっぱく)した状態を示す赤い背景に変わる。タブ50個まではテストをしたが、OSクラッシュはしていない。

 そこはWindows 10でも高度なメモリ管理、優先度の低いデータをメモリからSSDに退避させるといった手法を用いているからだ。

 ただし、タブを開くのをやめても、マウスカーソルがぐるぐると処理待ち状態になる。そしてブラウザを閉じようと「×」をクリックしても、すぐには閉じてくれない。かなり長い時間、OSが固まったかと思うほどの時間を経て、ブラウザ部分が真っ黒になるバグとも呼べる状態を経てようやく閉じることができた。

 加えてCPUもメモリもSSDも、ブラウザを閉じてしばらくは使用率が100%近い状態が続いた。

 CPU性能について、3DMarkのCPU Profileテストのスコアを確認しておきたい。

 旧世代PCのCore i5-7400Tは4コア4スレッドなので、4 Threads以上はスコアが上がらない。最新PCのCore Ultra 5 235は14コア14スレッドゆえ、16 Threads以上はスコアが上がらないわけだが、その差は実に6.7倍だ。

 そして、そもそも1-threadも2.5倍差がある。Core i5-7400Tが3GHzに対してCore Ultra 5 235が5GHzなのでクロックの要因もあるが、アーキテクチャの進化も大きい。1世代1世代は数%にすぎない進化だが、7世代も間が開けば、このように大きな差になる。

 特に数年に1度はCPUに大きな変化があるので、そこを見逃すと性能トレンドを大きく逸することになる。要チェックの部分だ。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 3DMarkの「CPU Profile」テストの結果

 次はAI関連をいくつか試してみよう。こちらも動画を用意したが、Photoshopの被写体を選択して背景を消去、ニューラルフィルターのJPEGノイズ除去を比較するという軽いAI処理で比べてみた。

Photoshopを使ったAI処理の比較(※お急ぎの場合は3分30秒までジャンプしてください)

 このあたりは旧世代PCでも動作するが、当然のように最新PCの方が速い。

 動画として紹介するのはここまでの2つだが、動画化の都合で、旧世代PC対最新PCといった2つの比較がせいぜいなので、最新PC側はグラフィックスカードを搭載した状態としている。ただし、統合GPUプランでもそれほど大きく変わらない。GPU負荷はそこまで高くなく、主にCPU/メモリ/タブ数が過剰になった時にSSDの負担となる程度だからだ。

 次は、もう少し現在のAIらしいAIベンチマークでテストした。ここではULのProcyonにある「AI Image Generation Benchmark」と「AI Text Generation Benchmark」をグラフで紹介したい。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G AI Image Generation Benchmarkのテストの結果
ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G AI Text Generation Benchmarkのテスト結果

 結論から言うと、UL ProcyonのAIベンチマークに限れば、旧世代PCは1つも完走できなかった。実際、ベンチマークを起動した時点で「統合GPUでは時間がかかる」「メモリが足りない」「ディスク(SSD)スペースが足らない」「SDXLは統合GPU非推奨である」といった、警告のオンパレードだからだ。

 そして、最新CPUで組むPCでも、NPUを搭載するCPUでも、(メインストリームクラスの)グラフィックスカードでは太刀打ちできない。ただし、1つおもしろいところがあって、例えばAI Text Generation BenchmarkのLLAMA 2は、統合GPUなら計測できてもグラフィックスカード(GeForce RTX 5060)だと完走できなかった。

 統合GPUを利用する場合はメインメモリを使うが、グラフィックスカードを利用する指定ではグラフィックスカードメモリしか使えず、結果的に8GBという容量では不足が生じてしまうようだ。このように、AI Image Generation Benchmarkはグラフィックスカード搭載プランでも完走しているので、実装方法次第といった感もある。

 次はPCMark 10 Extendedテストを見てみよう。アプリケーション性能を見るベンチマークだが、総合スコアでは旧世代PCに対して最新PCは3倍弱、最新PCのグラフィックスカード搭載プランは5倍弱といった結果になった。

 なお、家庭用途を想定したEssentialsシナリオでも最新PCは旧世代PCの倍、意外なところではGamingシナリオで最新PCの統合GPU利用時が、旧世代PCの3倍以上という点も注目したい。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G PCMark 10 Extendedのテスト結果

 3DMarkでも比較しておこう。グラフィックスカード搭載プランのスコアが圧倒的なのは当然として、統合GPUプランも旧世代PCの4〜5.1倍ほどと高い性能を示した。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 3DMarkのテスト結果

 3DMarkの性能を踏まえ、ゲームベンチマークでの実性能も見ておこう。グラフィックスカード搭載プランは快適で当然なので、統合GPUで動く軽量なベンチマーク2つを実施した。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G ドラゴンクエストX ベンチマークソフトのテスト結果

 1つ目の「ドラゴンクエストX ベンチマーク」ソフトは、かなり軽量なタイトルだ。そのため、旧世代PCでもフルHD/最高品質で「普通」評価くらいにはなる。ただし最新PCの統合GPUプランは「すごく快適」評価まで向上する。スコアも、おおむね4.1〜6.1倍だ。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのテスト結果

 2つ目の「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」は少し負荷が重くなる。旧世代PCはHD(1280×720ピクセル)でも「設定変更を推奨」(これ以下がない標準品質でも)評価だ。

 一方、最新PCの統合GPUプランは、これも統合GPUなのでキビシイことは事実だが、HD解像度/標準品質なら「快適」評価を得ている。性能差はおおむね4.1〜4.7倍のスコアといったところだ。

 なお、スコアでは9000ポイントあたりが「快適」評価のラインとなる。グラフィックスカード搭載プランなら4K(3840×2160ピクセル)/高品質まで「快適」評価だ。ゲームをするならグラフィックスカードを用意したい。グラフィックスカードの価格が、昔に比べて高くなってしまった現在だが、メインストリームクラスの製品なら現実的に検討できる価格ではないだろうか。

 最後に1つ、ストレージベンチマークを見てみたい。SSDは使い込むほど遅くなる。容量が小さければなおさらだ。7年前は、容量がまだ1TB未満がほとんどだったし、今回の旧世代PCのように256GB以下クラスも多かった。M.2 SSDが登場し始めて少し経ったあたりだが、PCコストを抑えようとSATA SSDを選んでいた人も多かったはずだ。

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 3DMarkのStorage Benchmarkでの「Bandwidth」を比較した

 3DMarkのStorage Benchmarkは、ゲームをメインに起動に要する時間や録画(OBS)、インストールやセーブ、移動といった操作で計測する。ここではBandwidthの転送速度をグラフ化した。

 使い込んだSATA SSDの遅さは明らかだ。これは実際のゲームプログラムを用いたテストなので、インストールや移動などが遅いだろうというイメージできるものだけでなく、PCの起動も最新PCに比べて数倍遅い。

 なお、グラフィックスカードの有無でも速度が変わったのは盲点かもしれない。統合GPUプランの方がメインメモリの消費、統合GPUによるアクセスなどで帯域をロスしていたのかもしれない。

ASUS JAPANのPCパーツ&Windows 11で高性能/セキュア/お得なPCを組もう

 冒頭述べた通り、まず価格や在庫面で落ち着いた今だからこそ、Windows 10のサポート終了を間近に控えた今、買い換えるならベストなタイミングといえる。そして今回提示したプランも、最初は「それでも15万円、20万円は高い!」と思われたかもしれないが、パフォーマンスを見てみると、やはり買い換えるべきと思うようになったのではないだろうか。ASUS JAPANのPCパーツならば、安心して使える上に各種お得なキャンペーンも展開中なのは見逃せない。

 リテラシーの高い人なら、Windows 10を使い続ける、古いCPUを使い続けるという危険性を理解しているだろう。第7世代Coreの翌年、世間を騒がせた「Meltdown」や「Spectre」に関連する騒動もあって、ここを境に業界のセキュリティ意識も大きく変わった。

 そして、Windows 10 EOSの大きな理由の1つもセキュリティにある。ローカル環境に重要な情報はない……ではなく、今使っているPCが踏み台にされる可能性があるのだ。他人に迷惑をかけずに安心して利用するためにも、最新セキュリティに対応したWindows 11で新たな、しかも快適なPCを新調してみてはいかがだろうか。

 ASUS JAPANのPCパーツと最新CPUを組み合わせた構成なら、きっと支払った金額以上の満足感を得られるはずだ。

 今回組んだモデルなら、デスクトップPCながら無線LAN機能を標準で備えており、アンテナも付属する。高い静音性もポイントだ

ASUS JAPAN マザーボード 自作 Windows 11 乗り換え TUF GAMING B860-PLUS WIFI DUAL-RTX5060-O8G 今回組んだPCはデスクトップPCながら、標準で無線LAN機能を備えているのもポイントだ
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