マウスコンピューターから、クリエイター向けデスクトップPCの新モデル「DAIV KM」シリーズが登場しました。イラストレーターのrefeiaさんに早速試してもらいました!(提供:株式会社マウスコンピューター)
こんにちは! refeiaです。
今日はマウスコンピューターのクリエイターPC「DAIV KM-I7A70」を取り上げます。本機は、2年前に登場した大型ボディーのモデルを、コンセプトを守りながら設置しやすいサイズに設計し直して生まれ変わったモデルです。
それでは早速、コンパクトなボディーに凝縮された魅力と実力を見ていきましょう。
まず「DAIV」とは、国内のPCメーカーであるマウスコンピューターのクリエイター向けPCブランドです。国内メーカーらしい高度な保証とサポート体制が特徴で、初心者から業務用途まで安心して使いやすいのが特徴です。
自分は仕事用PCも自作してしまいますが、正直ちょくちょくトラブルはあり、複数台のPCなどでバックアップ体制を考える必要があります。そのため、PC自体を趣味にするのでもなければ、クリエイティブ作業も安心できるブランドのPCを利用するのが得策です。
そのような意味で、本機のような頼れる動作条件とサポート体制を最初から得られ、必要に応じて構成も選べるBTO PCはちょうど良い選択肢になります。
本機が所属するDAIV KMシリーズのラインアップも見ておきましょう。基本的にはどれも「ミニタワー」タイプのボディーで、高性能なCPUとGPUを搭載しています。よりボディーサイズが大きい「DAIV FX/FM/FW」シリーズは、さらにこだわった超高性能パーツや、極めて高い拡張性が求められる用途に適しています。
このDAIV KMシリーズは、おおまかにCPUはIntelとAMD、GPUはAMDとNVIDIAから選べます。クリエイター視点で見ればCPUはどちらでもOKです。ただ、本シリーズはIntelモデルの方がCPUパワーを生かしたラインアップが多くなっています。
今どきのPCの花形パーツはGPUに移行していて、昔ほどCPUで巨大な演算をしなければいけないケースは減っていますが、心配ならIntelのCPUを優先して選んでおくと良いでしょう。
GPUは、AMDでもさまざまなクリエイティブタスクを難なくこなすことができ、本機の構成では4K(3840×2160ピクセル)の動画編集も普通にこなすことができます。高度な3Dクリエイティブ用途や、動画製作の中でも込み入ったモーショングラフィックス/VFXが中心の場合、ローカルAIタスクなどは、NVIDIAの方が有利な場合が多いです。主にこれらが目的の場合はNVIDIAを優先して検討するのが良いでしょう。
自分が専門とするイラスト製作においては、どのモデルを選んでも基本的に性能は十分で、マンガ製作でもそれに近いです。ただ、どの用途においても、メインメモリ16GBのモデルは大きな製作や複数のクリエイティブツールを使うと速度低下のリスクが大きいです。
従って、技術を学ぶのが主目的な場合や、ゲームのプレイやイラスト製作などの1つのアプリで完結しやすい用途が主目的の場合を除いては、32GBモデルやBTOメニューでメモリを増やすのが無難でしょう。
全体として、値ごろ感やゲーム性能を求める場合はAMD寄りに、そこからクリエイティブ用途の要求に応じてIntelとNVIDIAのどちらかか両方を選ぶのがお勧めです。
さて、今回紹介するDAIV KM-I7A70は、Intel CPU+AMD GPUを採用した、DAIV KMシリーズの中では性能面で上位にあたるモデルです。
今回のモデルではIntelのCoreプロセッサ(第14世代)であるCore i7 14700F(20コア28スレッド)と、現行のAMD Radeon RXシリーズの中で上から2番目のGPUであるRadeon RX 9070(グラフィックスメモリは16GB)を搭載しています。
現行から一世代前にあたるCoreプロセッサ(第14世代)については、一部CPUで動作が不安定になるなどのニュースを目にしたことがある人がいるかもしれません。これについては、中古パーツで自作するならともかく、メーカーとして既に対策が終わって適切に設定された状態で販売されているので、心配する必要はないでしょう。
今どきはクリエイティブタスクとゲームに求められる性能は近いものがあり、本シリーズもゲームに適した性能を備えたモデルがほとんどです。
クリエイターは作ること自体はもちろんのこと、良いものを見て目を肥やし、引き出しを増やすのも仕事のうちです。映画やアニメ、スマートフォンゲームなどは誰でも見られますが、差が付きがちなのが、高いスペックのPCやデスクトップサイズのディスプレイを持っていないために見逃す、さまざまなゲーム作品の映像表現やプレイフィールでしょう。
例えば人気のスマホゲームでも、PC版でより優れた映像とスムーズな動作を見られる機会は多いです。
クリエイターにとって、長い間にわたって頼れるPCを持つのなら、ゲームが高グラフィック設定で動かせるのは損になりません。そういう意味で本機は、1世代古いものの新型よりもゲーム性能に定評のあるCPUと、ゲームで高性能が得やすいわりにリーズナブルと評価の上がった最新GPUを搭載しており、ちょうどいい選択の1つです。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年9月25日