さて、本機のボディーを見ていきましょう。ソリッドな見た目の“イケメン”なケースです。Wi-FiやBluetoothのアンテナも飛び出ておらず、内蔵化されています。
映像出力は、HDMIが1基とDisplayPortが3基あります。上の方(マザーボードのバックパネル)にもHDMIとDisplayPortがさらに1基ずつありますが、通常は使用しないため、分かりやすくカバーが装着されています。
内部は下から空気を吸い上げて、上に抜ける形式の冷却ファン構成になっています。伝統的なデスクトップPCは前から吸うタイプが多いですが、下から吸うとフレッシュな空気でGPUを冷やすことができるので、フルパワー動作時はGPUが熱くなりやすいイマドキのPCでは有利な設計です。
ケース内部にはNVMe対応のM.2空きスロットが1基あり、SSDを増設することができます。3.5インチ/2.5インチ共用のシャドウベイも空きが1基あり(SATAポート自体は4基装備)、HDDやSerial ATA SSDを増設することもできます。また、下面の吸気部のメッシュは手で簡単に取り外すことができるので清掃も容易です。
また、ボディーの天面にUSB Type-A端子が2基、そしてUSB Type-C端子と3.5mmのヘッドセット端子などがありますが、使わない間はカバーを閉められて美観を損なわず、ホコリの侵入も防げます。
先ほども少し書きましたが、本シリーズは標準で24時間365日の電話サポートと3年保証が付いていますが、リーズナブルにピックアップ修理やオンサイト修理(出張修理)などのオプションも選択できます。
コンパクトといってもデスクトップPCではあるので、返送時の荷造りが心配な人や忙しい人は検討しておくと良いでしょう。それ以外にも、データ復旧サービスや出張セットアップのオプションも選べて、初心者やデータの保護に不慣れな人も安心しやすいです。
今はノートPCでも高いスペックのモデルを使えば、クリエイティブ用途に使える時代です。とはいえ、デスクトップPCを選ぶべき理由もまだ大きいです。
その1つは性能です。同じコストで、CPUやGPUの似たようなモデル名を選ぶと性能が一回りか二回り優れているのがデスクトップPCです。高負荷なタスクを実行している際に、冷却ファンの風切り音がうるさくないのも大きなメリットでしょう。
例えば本機では、いまだに処理の重いゲームの代表格である「サイバーパンク2077」でも、4Kの最高設定ベースのグラフィックスで設定もきちんと行えば90fpsに迫るスコアを獲得できました。好みに応じて、もっとフレームレートを上げたり画質を重視したりと調整しやすい、余裕のある性能です。
なので、ゲームもしっかり動かしたいという思いがあるのなら、デスクトップPCが中心の選択肢になります。自分もイラスト用とは別に、ゲームと処理が重いタスク用のタワー型PCを持っています。
一方で、PCは小さく1つにまとまっていてほしいとか、持ち運びたい、PC単体で停電に備えたいといった要求がある場合には、ノートPCを優先して検討すると良いでしょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年9月25日