手頃で好パフォーマンスなスマホ時代のNAS「UGREEN NASync DH」シリーズの魅力をチェック!(1/2 ページ)

クラウドファンディング形式の先行販売で10億円超の売り上げを記録した「UGREEN NASync」に、より手頃なDHシリーズが登場する。手に届きやすい価格ながら「スマホで簡単セットアップ」「好パフォーマンス」といった特徴を引き継いでいる本シリーズの4ベイモデルを試してみよう。

PR/ITmedia
» 2025年10月01日 10時00分 公開
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 スマートフォンのカメラで撮影できる写真や動画は、年々高画質になっている。5000万画素超の写真や4K/8K解像度の動画などを“普通に”保存できるようになったが、当然ながらファイルサイズはかなり巨大になる。スマホのストレージ容量には限りがあるので、「どのデータを残すか?」について悩みを抱えている人は多いだろう。

 もちろん、データを消すのではなく外付けストレージやクラウドストレージにデータを移すことで、スマホの保存容量を空けることも可能だ。しかし、今度は移し先のストレージ容量の不足に悩んだり、手元のスマホで写真/動画を見づらくなったりすることで、別の意味での不満が募りがちだ。

 そこで検討したいのが「NAS(ネットワークストレージ)」だ。同一ネットワークにつながっているPCやスマホで大容量の保存領域を共有可能で、写真/動画のバックアップ先として便利に使えるだけでなく、昨今はインターネットを介して外出先からも保存したデータにアクセスできる機能を備えることも珍しくなく、外付けストレージやクラウドストレージのメリットを両立しやすい。

 そんなNASの中で今、注目を集めているのがスマホ/PC向けアクセサリーで知られる「UGREEN(ユーグリーン)」が開発した「NASync」だ。第1弾のハイエンド製品「NASync DXPシリーズ」は、2025年2〜4月にかけてクラウドファンディング形式で先行販売したところ、国内だけで10億円超の出資を集めた。性能の高さの割に手頃な価格だったことが、人気の一因だ。

 そんなNASyncから、より手頃な価格を実現した「DHシリーズ」が登場する。DHシリーズは既に4ベイモデル「DH4300 Plus」が発売済みで、今後2ベイモデル「DH2300」が発売される予定だ。今回は、DH4300 Plusの実機レビューを交えつつ、NASync DHシリーズの魅力を紹介していく。

DH4300 Plus NASync DHシリーズの魅力とは?(写真はDH4300 Plus)

2ベイと4ベイ――用途で選べる2モデル

 NASync DHシリーズには、2ベイモデルのDH2300と、4ベイモデルのDH4300 Plusの2モデルが用意されている。

 「ベイ」とはHDDの搭載スロットのことで、2ベイモデルならHDDを最大2台、4ベイモデルは最大4台搭載可能だ。2ベイモデルよりも4ベイモデルの方が積める台数が多いため、より大容量の保存先を構築できる。4ベイモデルの場合、最大で120TB(30TB×4)の領域を確保できるため、数千万枚の写真や数万本の映画も余裕をもって保存できる。

 NASでは、保存するデータの冗長性やアクセス速度の向上のために「RAID」と呼ばれる仕組みを利用可能だ。RAIDを使う際は、複数台のストレージをまとめて1台とみなして読み書きを行うことになるが、「RAID 5(ストライピング)」に対応するのは4ベイモデルのみとなるので、2ベイモデルと4ベイモデルで悩んだ場合には、長い目で「どれだけのデータを保存するか」「データが消えることにより生じるリスク」を踏まえて検討したい。

 また、搭載メモリはDH2300が4GB、DH4300 Plusが8GB、有線LAN端子のアクセス速度(理論値)もDH2300が最大1Gbps(1000BASE-T)、DH4300 Plusが最大2.5Gbps(2.5GBASE-T)という違いもある。

 写真やオフィスドキュメントの保存を中心にするのであれば、どちらのモデルを選んでも使用感に大きな差は出ない。一方、4K/8Kの動画を頻繁に保存したり読み出したりする場合は、搭載できるHDDの台数が多く、データ転送も高速なDH4300 Plusがオススメだ。

2モデル 左がDH2300、右がDH4300 Plus

インテリアにも合わせやすい、初心者でも扱いやすいボディー

 ここからは、DH4300 Plusの本体を写真を交えてチェックしていこう。

 DH4300 Plusの本体カラーは、暗めのシルバーカラーだ。UGREENの充電器やモバイルバッテリーではおなじみのカラーであると同時に、落ち着きのあるカラーなのでどんなインテリアにも合わせやすい。

 主張の強すぎないカラーで、一般的なNASのような“業務用機器”といった見た目でもないため。Wi-Fiルーターの近くや、TVラックの中などに設置しても違和感はないだろう。

縦型 DH4300シリーズは、NASとしては珍しい縦型ボディーを採用している。これにより設置面積を節約できるので、シェルフなどにカジュアルに設置可能だ

 HDDの取り付けもかなり簡単だ。DH4300 Plusの上部を開けると、HDDを取り付けるトレイが露出する。このトレイはロックをつまんで引き上げるだけで取り外すことができる。

 HDDはトレイにネジ留めするだけで固定でき、あとはそのままトレイを元の場所に差しこんでいけばよい。

 ユーザーでHDDが交換できるNASのうち、特にエントリーモデルではNASを完全に分解しないとHDDを着脱できない構造のものが多い。ゆえに「エントリーモデルなのに機械が苦手な人には忌避される」という矛盾した事態も発生していた。

 その点、DH4300 Plusは作りがシンプルでHDDの着脱も簡単なので、機械に明るくない人でも簡単にセットアップ可能だ。

トレイ HDDトレイは本体上部を開くだけでアクセスできる
HDD HDDトレイは3.5インチHDDはもちろん、2.5インチHDD/SSDも装着可能だ。本体を分解せずに組み込めるので、手間がかからない
実際に組み込んだ 実際にHDDを取り付けたが、上から差しこむだけで簡単だ

 DH4300 Plusは、USB端子を始めとする外部接続ポートが充実している点も強みだ。USB端子は背面にUSB Standard-A×2、前面にUSB Type-Cがあり、USBフラッシュメモリやUSB接続の外付けHDDを差しこんでデータをDH4300 Plusに転送したり、カードリーダーをつないでカメラのSDメモリーカードの中身を転送したりと、スマホやPC以外のデータのバックアップも容易に行うことができる。

 さらに、背面にはHDMI出力端子もある。TVやPC用ディスプレイとつなげば、DH4300 Plusに保存した写真/動画を大画面に表示して楽しめる。

 単なるデータのバックアップ先ではなく、保存したデータを楽しむためのサーバとして活用できるのも、DH4300 Plusの強みといえる。

正面 本体正面にはUSB Type-C端子がある
背面 背面には有線LAN端子以外に、USB Standard-A端子やHDMI出力端子も備えている
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