ここからは、mouse MH-I5U01のパフォーマンスを見ていこう。先にスペックをまとめておくと、以下の通りだ。
| mouse MH-I5U01の主な仕様 | |
|---|---|
| CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225(10コア10スレッド) |
| メモリ | 16GB(8GB×2枚/DDR5-5600) |
| ストレージ | 500GB M.2 SSD(PCI Express 4.0 x4対応) |
| 電源 | 550W(80PLUS BRONZE) |
| OS | Windows 11 Home |
| 付属品 | ワイヤレスキーボード/ワイヤレスマウス |
CINEBENCH 2024のスコアはMulti Coreが946ポイント、Single Coreが125ポイントだ。インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225なので、コア数的にMulti Coreのスコアが1000を超えるに至っていない。しかしトータル10コアなので普段のPC作業には必要十分で、ゲーミングでもよほどの重量級AAAタイトルでなければ推奨ハードウェア要件をクリアできる。
続いては、PC全体の性能を測るPCMark 10だ。Overallは6446ポイントと、ここだけ見るとやや低く感じるかもしれないが、その要因はGPU性能が重要なDigital Content Creationシナリオで、ここが7486ポイントにとどまるためだ。それも、写真補正なら8937ポイントとまずまずだが、3Dグラフィックス制作のRendering and Visualizationが6284ポイントと、ここがウィークポイントに挙げられる。
しかし、ホーム用途を想定したEssentialsは1万511ポイントで、ビジネス用途を想定したProductivityは9240ポイントと十分なスコアだ。標準構成でも、ホーム&ビジネス用途なら十分に問題なしのスコアになっている。
続いては、グラフィックスの性能をテストする3DMarkだ。CPU内蔵GPUモデルなので、レイトレーシングや4Kテストなどは省いているが、主なテストのスコアは以下の通りだ。
| 3DMarkのスコア | |
|---|---|
| Steel Nomad Light | 893 |
| Solar Bay | 4014 |
| Time Spy | 1282 |
| Fire Strike | 3039 |
| Wild Life | 7566 |
このように、負荷が軽いWild Lifeでも1万ポイントに達しておらず、CPU内蔵GPUでゲームを楽しむのは主に2Dのものか、3Dならライトなタイトルに限られる。
ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシーベンチマークで見てみると、デスクトップPC用で最も低い画質プリセットの「標準品質」を適用しても、フルHD(1920×1080ピクセル)時で3804ポイント(設定変更を推奨)となり、HD(1280×720ピクセル)時で7019ポイント(やや快適)だった。
やや快適というのがどのくらいかというと、平均48.41fps/最小32fpsだ。60fpsに慣れた人だと、30fps台は少しカクカク感じる。
最後にストレージの性能をCrystalDiskMarkで見ておこう。シーケンシャルリードは毎秒5449.77MB、同ライトは毎秒2767.2MBだった。コスパ重視のスタンダードPCとして、シーケンシャルリードの毎秒5GB超はなかなか魅力的だ。一方、ライトについてはそこまで高速というわけではないので、速度にこだわる人はBTOでより高速なモデルにカスタマイズしてもよいだろう。
今回はmouse MH-I5U01を例に見てきたが、一番の推しポイントは何といっても光学ドライブ対応だろう。光学ドライブを取り巻く状況は尻すぼみであり、これを逃したら次があるかも分からない。光学ドライブ内蔵にこだわる人は、まだ選択肢があるうちに選んでおくのがよいと思われる。
そしてもう1つ提案したのが、ゲーミングPC化というカスタマイズである。mouse MHシリーズが汎用(はんよう)パーツでできているオーソドックスなデスクトップPCだから可能なことだ。もちろん、それ自体はグラフィックスカード搭載で販売されているゲーミングPCを買っても同じだ。
組み込みの手間が増えるだけだが、PCとグラフィックスカードで購入タイミングをずらせば財布への負担も小さく、特に次世代GPUがいつ発表されるか分からないようなタイミングにちょうどよい。mouse MHシリーズのクラシカルな見た目でゲーミングPCというところも魅力だろう。こういったところは人それぞれ、好きなように楽しんだもの勝ちだ。
mouse MHシリーズには、インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 285やRyzen 8000G/5000Gモデルもあり、最初からグラフィックスカードを備えたモデルもある。価格も標準構成で10万9800円〜21万4800円と幅広い。Microsoft 365 Personal搭載モデルやオフィススイートの選択肢も数多く用意されている。この幅広いラインアップの中から1台を見つけ、好きなようにカスタマイズしてみるのも楽しいだろう。
もちろん、24時間365日のサポートだけでなく、3年間の無償保証も付いているのも見逃せないところだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2026年12月30日