日本ギガバイト(GIGABYTE)が10月に発売したゲーミングディスプレイ「M27UP ICE」は、同社初となる「デュアルモード」(解像度/リフレッシュレート切り替え機能)対応モデル……なのだが、ゲーミングにとどまらない活躍を見せるナイスな1台だ。その魅力を紹介していこう。
日本ギガバイト(GIGABYTE)は10月、新型ゲーミングディスプレイ「M27UP ICE」を発売した。本製品は、2つの解像度とリフレッシュレートを切り替えられる「デュアルモード」対応の液晶パネルを搭載しており、1台で2種類のゲーミングディスプレイを用意したかのように利用できるのが最大の特徴だ。
デュアルモードは、どのような場面で役立つのか――この記事では、M27UP ICEの実力をチェックしていく。
本製品は、GIGABYTE製ディスプレイとして初のデュアルモード対応製品だ。必要に応じて「4K(3840×2160ピクセル)/160Hz」と「フルHD(1920×1080ピクセル)/320Hz」を切り替えて利用できる。
据え置き型ゲーム機にも供給されるような重量級ゲーム(AAAタイトル)は、精緻かつ美麗なグラフィックスが特徴であることが多い。そうしたタイトルは4Kの高解像度で、フレームレートは60〜120Hzが確保できれば十分にゲームプレイを堪能できるだろう。
一方で、FPS(一人称視点シューティングゲーム)のように競技性が高いゲームをプレイする場合は、グラフィックの美しさ(≒解像度の高さ)よりもフレームレートが重要となる。
M27UP ICEは、遊ぶゲームに応じて「画質重視」と「フレームレート重視」を切り替えることで、それぞれのシーンに合わせた表示を楽しめるという優れものだ。
デュアルモードは、本体の下にあるボタン「Tactical Switch 2.0」を押すだけで切り替えられる。オンスクリーンディスプレイ(OSD)メニューでも設定可能だが、OSDメニューを出して階層をたどって……という手間が不要なのは便利だ。「このゲームはこの解像度(リフレッシュレート)だな」と思ったら、迷わずボタンを押せばいい。
なお、本製品のデュアルモードでは画面表示領域を24型相当に絞る設定やアスペクト比を「4:3」「5:4」にする設定も可能で、Tactical Switch 2.0での切り替え先は標準で「24型/フルHD解像度/320Hz」となっている。切り替え先はOSDメニューで任意に設定することも可能だ。
本製品の映像入力は、HDMI 2.1端子×2、DisplayPort 1.4端子×1、USB Type-C端子(DisplayPort Alternate Mode)×1の4系統あり、いずれもVRR(可変リフレッシュレート)に対応している。
さらに、本製品はNVIDIAの表示同期技術「G-SYNC Compatible」にも対応しているので、対応するグラフィックスカード(GPU)を備えるPCと組み合わせると、高リフレッシュレート表示時のカクつきを抑制可能だ。
M27UP ICEにはゲームをより楽しむ、もっといえば"勝つ"ために便利な機能が多く搭載されている点も見逃せない。
「Smart OD」ではゲーム画面で素早く向いている方向を変えたり、ターゲットが急に動いた場合にすぐにリフレッシュレートを高速にし、ターゲットのブレを最大限抑止してくれたりする。「エイムスタビライザー・シンク」ではモーションブラーを抑制し、Smart ODと組み合わせることで残像を減らせる。
また、ディスプレイ中央に照準の目安を表示する「クロスヘア」機能も搭載し、クロスヘアの表示も4種から選ぶことが可能だ。さらに「AIブラックイコライザー」により、画面全体ではなく画面の暗い部分だけを明るく表示することで、陰に隠れた敵やアイテムを発見しやすくできる。
「ナイトビジョン」では、専用の暗視装置を通して見たときのように画面全体をグリーンで表示することで、ターゲットをより早く発見し、先制攻撃のチャンスを得ることも可能にする。
対人戦などを伴うオンラインゲームではゲーム内のルールに気を付ける必要はあるが、どの機能もゲームを快適に遊ぶのに役立つだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年12月31日